簡単なあらすじ
1) 高島菜見子(石橋杏奈)は、突然部屋に現れた佐田要造(加藤虎ノ介)に驚き、気を失う。為頼英介(西島秀俊)が、佐田からの電話で、菜美子の家に急行すると、そこにはビニール袋を頭から被せられ、左側腹部を刺された姿で菜見子が座らされていた。
2) 早瀬刑事は、佐田が菜見子にストーカー行為を繰り返していることを何故相談しなかったのか、と為頼を責める。だが、為頼は佐田に「犯因症(犯罪を犯す人間に現れる所見)」が現れていなかったことから、相談しなかったのだと話す。
3) 追いつめられた佐田は、菜美子を病室からさらう。その様子を見ていたサトミは、為頼に菜美子が連れて行かれたフロアを教え、救出しに向かう。為頼は、佐田に犯因症が出ていなかったことから立ち向かって行き、佐田は刺すこともできず逃げ出す。
4) 佐田は病院の外へ出ると、イバラ(中村蒼)に襲われ、無麻酔で解剖手術をされて死亡する。菜美子が病院の自分のロッカーを開けると、そこには佐田の切断された右手が入れられていた。
起:襲われた菜美子
為頼英介(西島秀俊)は、佐田要造(加藤虎ノ介)から掛かってきた電話で、高島菜見子(石橋杏奈)の身に危険が及んでいることを察して急いで向かった。そこには、ビニール袋を頭から被せられ、左側腹部を刺された姿で菜見子が座らされていた。
ビニール袋をとると、頭部に殴られたような傷と出血が見られていた。為頼はすぐさま救急車を呼び、白神メディカルセンターへと菜見子を搬送する。白神陽二(伊藤英明)が執刀し、菜見子は一命を取り留める。
早瀬順一郎(伊藤淳史)刑事は、菜見子の発見時の姿や、現場に残されたプリンの容器など、一家四人殺害事件の現場と同様だったのだ。その類似点から、早瀬は菜見子を襲った佐田が一家四人殺害事件に関与しているのではないかと疑う。
承:佐田の犯因症
早瀬刑事は、佐田が菜見子にストーカー行為を繰り返していることを何故相談しなかったのか、と為頼を責める。だが、為頼は佐田に「犯因症(犯罪を犯す人間に現れる所見)」が現れていなかったことから、相談しなかったのだと話す。
だが、菜見子のマンションに、残された佐田の足跡が、一家四人殺人事件の現場のものと一致した。さらに、同じく事件現場に落ちた毛髪が、南サトミ(浜辺美波)のものであった。早瀬刑事は、佐田と一家四人殺人事件の関連を調べようとするが、県警本部から捜査への参加を禁じられる。
転:菜美子のケータイ
サトミは、入院中の菜見子にメールで連絡をとる。だが、サトミは、菜見子からの返信が、「警察は病院にいる?」などの内容で、不思議に思う。さらに、見舞いに行っていいか訊くと、「ガキのお守りは疲れた。死んじゃえ」などと返信され、サトミは愕然として悲しむ。
だが、その様子を遠目で見ていた為頼は、菜美子がケータイを部屋に置いたままだったと知り、「誰とやり取りしていたんだ?」と不可解に思う。事件現場にもケータイがなかったということから、為頼は佐田が菜美子のケータイを持ち去ったと考える。サトミとやり取りしていたのは、佐田だったのだ。
佐田は、警察に追われ、追いつめられていた。早瀬刑事は、菜美子のケータイの位置を探れば、佐田の居場所が分かると県警本部長に話す。菜美子のケータイは、一家四人殺人事件の現場に佐田によって置かれていた。
結:佐田の末路
追いつめられた佐田は、菜美子を病室からさらう。その様子を見ていたサトミは、為頼に菜美子が連れて行かれたフロアを教え、救出しに向かう。そして、サトミは身を挺して菜美子を守ろうとする。
佐田はナイフを持って脅すが、佐田には犯因症が出ていなかった。そこで、為頼は佐田に立ち向かって行き、佐田は刺すこともできず逃げ出す。実は、佐田は菜美子を傷つけることもできず、部屋にいて驚かそうとしただけだった。菜美子は、気を失って背部と頭部を打ち付けてしまったのだった。
佐田は病院の外へ出ると、イバラ(中村蒼)に襲われる。目を覚ますと、筋弛緩薬で体の自由が聞かず、イバラに無麻酔で”手術”されてしまう。結果、佐田は死亡した。菜美子が自分のロッカーを開けると、そこには佐田の切断された右手が入れられていた。
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