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「ナオミとカナコ」あらすじ・ネタバレ

      2016/02/18

簡単なあらすじ

1) 小田直美は、大学時代からの親友である服部加奈子が、銀行員の夫・達郎から激しいDVを受けていると知る。直美は、自分の母親が父親にDVを受けていたこともあり、なんとか加奈子を助けようと考え始める。

2) 直美は、達郎にそっくりな密入国者・林竜輝との出会いや、認知症の顧客・斎藤夫人に口座の管理を任されるようになったことで、ある計画を思いつく。達郎を殺害し、林竜輝に達郎のパスポートを持たせ、中国へ失踪したとするという計画だった。

3) 斎藤夫人の口座から1千万円を達郎が横領したように見せかけ、その上で、達郎を実際に絞殺。遺体を三国峠の頂上に埋め、林竜輝に達郎として中国へと向かわせた。全ては計画通りに終わると思いきや、達郎の妹・陽子の興信所を使った執拗な調査により、直美と加奈子の殺害が警察に明らかとなってしまう。

4) 加奈子は任意同行での取り調べを受けた後、直美とともに上海へと向かう。陽子の追跡をかわし、羽田空港の出国審査を無事に通過し、2人は喜び合う。

ナオミとカナコ [ 奥田英朗 ]

感想(1件)

ドラマ版キャスト

小田直美:広末涼子

服部加奈子:内田有紀

起:直美の動揺

小田直美は、葵百貨店の外商部に勤務しているが、大学で西洋美術史を学び、キュレーターとして本店の美術館で働きたいと考えていたが、その願いは叶えることができないでいた。

直美はある日、大学時代からの親友である服部加奈子が、銀行員の夫・達郎から激しいDVを受けていると知る。直美は、自分の母親が父親にDVを受けていたこともあり、親友・加奈子が同じ状況に置かれていることに酷く動揺し、助けようと考え始める。

そんな中、都内のホテルで華僑向けの商談会が行われる。そこでパテック・フィリップの時計が紛失するという事件が起こる。犯人は中国人向けの食料品店やカラオケ店を経営する李朱美と考えられたが、陳会長の手前、窃盗事件として警察に届けることもできない。

警察に遺失届を出すに留めていたところ、朱美が複数の質屋に売ろうとしていることが判明し、直美は内密に話をして、別の時計を購入することを条件に、時計を返すことで手打ちにする。そこから、直美は朱美と食事に行く仲となった。

承:直美の決意

バイタリティに溢れ、時計を盗んだことも悪びれず”交渉”する朱美に、「DVを行う夫は、上海では仕返しされます。まず無事では済みません。自分でできなければ親兄弟がします。…こういう時に助けなくて、どうして家族ですか。家族がいなければ、近くの友人たちが助けます。それが友情です」と言われ、直美は加奈子の夫・達郎を殺害しようと考え始める。

達郎にそっくりな密入国者・林竜輝との出会いや、認知症の顧客・斎藤夫人に口座の管理を任されるようになったことで、直美はある計画を思いつく。

達郎を殺害した後、林竜輝に達郎のパスポートを持たせ、中国へと帰国させ、達郎が”失踪”したと思わせようと直美は考えた。さらに、銀行員の達郎に斎藤夫人を紹介した後、達郎が1千万円を横領したと見せかけ、失踪する原因も作り出すという計画だった。

転:陽子の追求

加奈子は最初は戸惑っていたものの、度重なるDVにより、ついに直美の計画を実行することにした。酔って帰ってきた達郎を絞殺し、遺体を三国峠の頂上に埋める。その後、林竜輝に200万円と密入国の費用で作った借金30万円を渡して、達郎のパスポートで帰国させた。

全ては順調に思われたが、達郎の同僚に、銀行員にしては杜撰過ぎる横領であると指摘され、「顧客からバレバレの1千万円の横領、しかも200万円を下ろした上で失踪するだろうか」ということを指摘される。

達郎の妹・陽子は達郎の失踪に疑問を持ち、興信所に依頼して、達郎の足取りや周辺を調査し始める。マンションの防犯カメラ映像を、刑事とともに確認し、”失踪”したという日の昼頃、達郎の姿が見当たらないことに疑問を抱く。

さらに、陽子は、加奈子が達郎の失踪に加担しているのではないかと疑い、加奈子の部屋に盗聴器を仕掛け、興信所の探偵に加奈子を尾行させる。

加奈子は、朱美の会社で働き始め、そこで林竜輝が、約束を破って再度、日本へ入国したことを知る。直美とともに「少なくとも東京を離れて」と言いに行くところ、加奈子を尾行していた興信所の探偵に林竜輝の存在を知られてしまう。

結:上海へ

次々に計画が瓦解し、加奈子と直美は追い詰められる。そんな中、加奈子は達郎の子供を妊娠していることが判明する。「絶対に捕まらない」と加奈子は決意し、警察の手が及んできそうな場合、直美とともに「逃げよう」と約束する。

陽子は、加奈子に「あなたたちが大きなスポーツバッグを深夜に運んでいる監視カメラの映像も見た。あなたたちが兄を殺したんでしょう」と指摘し、「もうすぐ警察に捕まる。その前に、死んでちょうだい」と言う。

まもなく、刑事に任意同行を求められた加奈子は、直美に事前の約束どおり、空メールを送って知らせる。取り調べが行われる中、直美は朱美に依頼して弁護士を向かわせ、翌日に出頭することを条件に帰宅させる。

翌朝、直美は加奈子とともに逃亡することを決める。だが、そこに陽子が興信所の人間とともに現れ、逃亡を阻止しようとする。直美と加奈子はタクシーで逃げ、追跡を逃れようとする。二手に分かれ、東京駅で落ち合った二人の前にも、執拗に陽子たちは追ってくる。そこで、加奈子のケータイにGPS追跡ソフトがインストールされていることに気づく。それを逆手に取り、加奈子は成田空港行きの成田エクスプレス車内のカバンにケータイを忍び込ませ、成田空港に向かったと思わせる。

直美と加奈子は、羽田空港に無事到着する。加奈子は緊張して出国審査を受け、直美とともに無事に通過して喜び合う。

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