ドラマ「火の粉 第3話」あらすじ・ネタバレ

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武内真伍(ユースケ・サンタマリア)が庭にいると、梶間雪見(優香)の娘・まどか(庄野凛)が1人で遊んでいた。左腕を痛そうにしていたため、武内はまどかに声をかける。まどかは、虫刺されで痛みが出ていたのだという。

武内は、「薬を塗ってあげるよ」と言い、お手製の果物・野菜ジュースを振る舞う。蜂蜜がたっぷり使われ、まどかはジュースを気に入る。その様子を見かけた雪見は、武内に「勝手なことしないでもらえませんか?」と迷惑そうに言う。

無理やりまどかを連れ帰ると、雪見はまどかに「武内さんには、勝手に1人で会っちゃダメ!」と叱りつける。その形相に驚いた夫・俊郎(大倉孝二)は、思わず間に入る。まどかの腕には痣のような痕があり、その痣を俊郎も見つけ、雪見は「ちゃんとまどかのことを見ていなきゃダメじゃないか」と叱る。

雪見は、武内についての情報を知るため、新聞記者の寺西と名乗る男(佐藤隆太)に話を聞く。だが、彼の正体は、かつて武内が殺害したとされた的場一家の遺族・池本亨(佐藤隆太)だった。

池本は、武内が犯人であると確信しており、「あなたのお義父さんが、裁判で下した判決は誤審だ。武内は、あなたがたの家族を、次のターゲットにしている。このままでは、家庭が滅茶苦茶にされてしまう」と言う。

池本の話を聞き、次第に武内への不信感を募らせていく。その様子を武内は、監視するかのように見ていた。

まどかは、夜になかなか寝付いてくれなくなり、言うことも聞かなくなっていた。そのため、まどかは寝不足でイライラとするようになっていた。そんな中、雪見が帰宅すると、そこには児童相談所の職員がやってきていた。

「匿名で通報がありました」と説明される。さらに、「まどかちゃんを虐待しているようなことはありませんか?」と聞かれ、見に覚えがない雪見は動揺しながらも、「そんなことは絶対にあり得ません!」と強く否定する。

だが、児童相談所の職員は、「このようなものが送られてきていまして」と、実家に置かれていたはずの、雪見の日記のコピーを見せる。雪見は、そのコピーを慌てて隠す。その日記には、自分が母親から虐待を受けていたことが記されていた。

「自分がされたことを、娘にもしたのではないか?」と疑われるが、雪見は再び「そのようなことはしていません」と否定する。夫・俊郎は、妻が虐待をしているのではないか、と疑い始める。

そんな中、自分の言いつけを守らず、武内にこっそりと会ってジュースをもらっていたまどかを、雪見は叱りつける。聞き分けのないまどかを、雪見は叩いてしまう。その様子を義母・尋恵(朝加真由美)に見られてしまい、雪見はますます虐待のことを疑われてしまう。

雪見は、実家にいる母に電話で話を聞くと、家に何者かが鍵を壊して侵入した形跡があり、警察に通報したのだという。だが、金目の物は盗まれておらず、盗られたのは雪見の日記だけのようだった。

祖母の墓参りに行くと、そこには水子地蔵が置かれていた。「明日香 0歳」と書かれており、雪見は動揺する。それは俊郎との間にできたが、流産してしまった子供のことだった。俊郎はその事実を知らず、密かに日記に書いていた自分だけの秘密だった。

そんな最中、雪見は元カレである中野に電話を受ける。別れた時もストーカーまがいのことをされており、児童相談所の通報や、実家への侵入などは中野のしわざではないか、と雪見は疑う。

中野に喫茶店で会い、雪見は問いただす。だが、中野は「そんなことはしていない」と否定する。そこに、俊郎がやってきて、「なんで元カレなんかに会いに来てるんだ」と言われて雪見は動揺する。

俊郎は、日記のコピーを読んでおり、流産してしまったことも知っていた。電話を受けた時の動揺した様子を不審に思った俊郎は、雪見のことを尾行してきたのだった。中野は、「雪見からメールをもらったから来ただけだ」と釈明する。

さらに、「夫婦仲が上手くいかず、旦那さんの働き口もなかなか見つからない。結婚したことを後悔しているとメールがありました。雪見を悲しませないでくださいよ」と中野は言い、その場を立ち去る。

先日の虐待や、元カレとの密会のことを雪見は責められる。「何者かに貶められている」と雪見は反論するが、尋恵は「そんな非現実的なこと、誰がやるっていうの?」と冷ややかに否定されてしまう。

家族の中で誰も味方がおらず、ついに勲(伊武雅刀)は、「しばらく1人になって、頭を冷やしてみてはどうか」と提案する。雪見は、家庭内での居場所を失い、ついに追い出されてしまうのだった。

一方、まどかは武内の家でジュースを振る舞われていた。まどかが飲んでいたジュースに使用していた蜂蜜は、「オオスズメバチの蜂蜜漬け」のものであり、夜に眠れなくなってしまったのは、そのせいであったようだ。

武内は、母親に向けたビデオレターを撮っていた。その傍らには、雪見の日記が置かれていた。

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前話:ドラマ「火の粉 第2話」あらすじ・ネタバレ

原作あらすじ:「火の粉」(雫井脩介 ドラマ原作)あらすじ・ネタバレ

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