「99.9 刑事専門弁護士 第4話」あらすじ・ネタバレ

スポンサーリンク

簡単なあらすじ

1) 太陽光発電に関する世界的発明者・菊池章雄(板尾創路)が、元同僚・井原宏子(ハマカワフミエ)に対する強制わいせつ罪で逮捕される。斑目法律事務所・刑事事件専門部門は、その依頼を受けることになる。

2) 菊池の上司であるウドウ光学研究所の鵜堂所長(升毅)は、示談金を用意して示談を進める。菊池は無実を証明して欲しいと言っていたが、研究のことを考え、示談を受け入れる。菊池は、鵜堂に感謝するが、所員たちや世間の目は「罪を認めた」と菊池のことを見ていた。

3) 菊池は、無実を証明して欲しい、と深山大翔(松本潤)に依頼。深山は、井原とバーの店長・根本勇が共謀し、菊池を睡眠薬で眠らせたことが判明する。さらに、井原に計画を実行させたのは、鵜堂所長だった。

4) 鵜堂所長は、菊池のもとにヘッドハンティングの話がきていたことを知り、他社へ菊池が移らないように、今回の事件を起こさせたのだった。菊池は事実を知り、鵜堂所長を詐欺罪で告訴することにした。

起:依頼人・菊池

斑目法律事務所・刑事事件専門部門に、新たな依頼がやってくる。依頼人は、太陽光発電に関する世界的発明者・菊池章雄(板尾創路)だった。

菊池は、シンポジウムに現れた元同僚・井原宏子(ハマカワフミエ)と飲みに行き、バーで飲んでいた直後にふらつき、路地裏で眠ってしまっていた。目が覚めて大通りに出ると、井原が警察官に「あの人に襲われました」と訴えていた。

菊池は、強制わいせつの罪で告訴され、弁護を依頼してきたのだった。佐田篤弘(香川照之)は、「当事者の証言以外に証拠が乏しいため、潔白を証明するのは困難です…示談を勧めます」と言う。だが、深山大翔(松本潤)は「示談は、罪を認めることになります」と言い、菊池は「無実を証明してください」と言う。

佐田は深山らに、バーの店長・根本勇らの証言を聞きに行くことや、防犯カメラの映像を入手するように指示する。根本は、菊池が「昔から君のことに興味があったんだ」などと言い、口説こうとしていた、といったことを証言する。

承:調査開始

深山は明石達也(片桐仁)を酔わせ、立花彩乃(榮倉奈々)を支えさせ、事件当夜と同じ状況を再現する。酩酊した明石を運ぶのに、45分かかっているのにも関わらず、菊池が逮捕されるまでに、30分しかかかっていなかった。そこで、菊池はタクシーなどで運ばれた可能性があった。

そんな中、菊池の勤めるウドウ光学研究所の鵜堂所長(升毅)が、会社で示談金を準備させて欲しいと提案する。鵜堂は、「菊池さんが研究を進めている特許技術が、完成間近なのに、裁判のために開発が遅延してしまっては困る。ライバル会社も開発を進めているんです。示談にしてくれれば、顧問契約させていただきます」と話す。

菊池はウドウ光学研究所で、部下たちに話を聞く。彼らは、「あんなにいい人が、そんなことをやるなんて考えられない」と口を揃えて言う。

深山は、佐田が示談にしたことに「菊池さんは示談ではなく、身の潔白の証明を望んでいます」と抗議する。だが、佐田は「ライバル会社が特許をとろうとしている。これは、鵜堂社長と菊池さんが望んだことなんです」と言い、悪びれる様子はなかった。

深山は、釈放された菊池に会う。そこで、深山は、「お酒は強い方ですよね。…それなのに、記憶を失うほど飲んだんですか?」と疑問点を口にする。菊池は、「そうなんですよね…」と、自らも疑問に思っている様子だった。

研究所に戻った菊池だったが、部下たちの目は冷ややかだった。家に帰っても、娘のエリは「なんで示談にして帰ってきたの?やってもいないことを、なんで認めたの?」と言う。

バーを訪れた深山は、店内に大音量で音楽がかかっており、「女性に対して、囁くように口説いていた」という店長・根本の証言に疑問を持つ。さらに、「海外にバカラをしに行った」という根本の代わりにいた店員に井原のことを尋ねると、「ああ、店長の彼女ね」と言われる。さらに調査すると、根本は消費者金融に多額の借金をしていることが明らかとなる。

転:反撃開始

菊池は、「裁判をして無実を証明してもらえませんか?」と申し出る。相談を受けた立花は、「示談にして訴えを取り下げた以上、それはできません」と説明する。そこで深山は、「美人局であることを立証できれば、詐欺罪で逆に訴えることができます」と提案する。

深山は改めて、事件のあったバー近くを菊池とともに歩く。そこで、菊池が海外の企業からヘッドハンティングを受けていたことを深山は知る。さらに、「緑色のタクシーが近くに停まっていた」ということを深山は思い出す。

緑色のタクシーを片っ端から停め、事件当夜に菊池を乗せたかどうか質問する。噂を聞きつけた強面のタクシードライバーが現れ、緑色のタクシーがバイクと接触事故を起こしたいう証言を得る。そのドライブレコーダー映像を、深山は手に入れる。

深山は、佐田に証言との矛盾点を説明する。ドライブレコーダーの映像に、バーの店長・根本が菊池を背負い、井原とともに移動している様子が映っていた。また、バーの店内で大音量で音楽がかかっており、「囁くように口説いていた」という根本の証言に信ぴょう性がないこと、根本や井原がカネに困っていたことなどを話す。

結:鵜堂の計画、瓦解

深山と佐田は、根本・井原を同時に呼び出し、自白させようとする。ドライブレコーダー映像を井原に見せ、矛盾点を指摘する。さらに、根本にも同様の映像を見せ、揺さぶりをかける。根本は、「頼まれたから運んだだけ」などといったことを話してしまう。

交互の部屋をメッセンジャー役を移動し、耳打ちを行ってさらに揺さぶりをかける。井原は、「アイツに頼まれて、水に睡眠薬を入れた」と自白する。詐欺罪で刑事告訴される可能性がある、と言われ、根本はついに自供を行う。

深山と佐田は、鵜堂所長を呼び出す。詐欺罪で根本・井原を訴える用意があるという言葉に、鵜堂社長は言葉を濁す。さらに、深山に「今後、特許権については佐田さんが管理することになった」と言われると、鵜堂は「ザイオプティクス社に行くつもりじゃないだろうな?」と口を滑らせる。ヘッドハンティング先を知っていたことが明らかとなり、鵜堂がこの事件を全て計画したことが露見する。

菊池は、鵜堂に対し「私はあなたを告訴します」と言う。菊池たちの研究チームは他社に移籍することになり、その特許権は佐田が管理することになった。

次話:「99.9 刑事専門弁護士 第5話」あらすじ・ネタバレ

前話:「99.9 刑事専門弁護士 第3話」あらすじ・ネタバレ

タイトルとURLをコピーしました