真田丸 第20話「前兆」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 羽柴秀吉(小日向文世)は、信長の姪・茶々(竹内結子)の側室となった。茶々は身ごもり、秀吉は、54歳にして父親になろうとしていた。裏門の白壁に、「お腹の子は秀吉の子なのか」と疑問に思っていると、秀吉を揶揄するような落書きが城下で発見される。

2) 石田三成(山本耕史)は、信繁(堺雅人)と本多正信(近藤正臣)に命じて、犯人探しをさせる。だが、犯人はなかなか見つからず、疑わしいと考えられた尾藤道休なる人物も、犯人ではなかった。

3) 門番17人が磔になってしまい、さらに町人たちも犠牲になろうとしていた。さらなる犠牲者を出さないためにも、信繁は尾藤が死亡したとの知らせを聞き、「道休の犯行であるとしましょう。既に道休は亡くなっており、好都合です」と提案する。

4) 三成は、道休の首を秀吉に差し出す。だが、秀吉はさらに「親類や近隣住民を磔にせよ」と命じる。三成はそんな秀吉を諌めようとするが、秀吉は三成に「切腹を命じる」と言い放つ。そこに寧(鈴木京香)が現れ、「いい加減にしなさい!お腹の子は、あなたの子です」と叱責する。茶々も子供は秀吉の子であると言い切り、秀吉はついに怒りをおさめるのだった。

詳細なあらすじ

薫(高畑淳子)は、長女・松(木村佳乃)の帰還に喜ぶ。一方、信幸(大泉洋)は妻・こう(長野里美)に離縁を切り出す。徳川忠勝(藤岡弘)の娘・稲(吉田羊)を妻として迎えねばならなかったのだ。

昌幸(草刈正雄)たちは、こうに別れを告げ、信幸も涙をのんで耐え忍ぶ。そんな中、稲は家康(内野聖陽)の養女となって輿入れする。忠勝は、家来の格好をして輿入れを見守るが、昌幸たちは気づいていた。こうは、薫の計らいで女中として城に残すが、信幸は傍にこうが仕えることに戸惑う。

羽柴秀吉(小日向文世)は、内大臣に任命される。天下人となりつつある秀吉であったが、徳川家康(内野聖陽)は、「秀吉には子がおらん。誰にその後を継がせるのか」と、跡目を虎視眈々と狙っていた。

羽柴秀吉(小日向文世)は、信長の姪・茶々(竹内結子)の側室となった。茶々は身ごもる。秀吉は、54歳にして父親になろうとしていた。だが、裏門の白壁に、秀吉を揶揄するような落書きが城下で発見される。石田三成(山本耕史)は、信繁(堺雅人)と本多正信(近藤正臣)に命じて、犯人探しをさせる。

犯人はハシゴや消し炭を持ち歩き、月が出ていないため、松明を持つ2人目がいたはずであると信繁は推理する。さらに、当日の門番を調べ、9人の内1人が「背中を打って、休んでいた」という事実を掴む。さらに、ハシゴが折れた木片が地面に落ちていたことから、その人物が落下して背中を打ったのではないか、と考えられた。

その門番は、尾藤道休という者であった。その人物は、本願寺に身を寄せていた。犯人は道休であると信繁は考えるが、道休は「その晩は、酒を飲んでいた。いつも飲んでいるんだ。それで、高みから落ちてしまった」と言い、落書きの犯人ではないと言う。そもそも、道休は「字が書けない」と明かす。

道休がいつも見回りをサボっていることを知っている人間であり、その隙に落書きを行ったものと考えられた。秀吉は門番の不甲斐なさを叱責し、門番たちを「今宵、皆を磔に処する」と言う。

信繁は、秀次(新納慎也)に「落書が行われたのは、殿下が慕われている証拠です」と怒りをおさめるよう言ってはもらえないか、と伝える。だが、「儂のことはなんと言われようと良い。だが、子供のことを馬鹿にされるのは我慢ならん」と言い、秀吉の怒りはおさまらず、門番17人全員が磔になる。

寧(鈴木京香)は、「人は痛いところを突かれると怒る。お腹の子が本当に自分の子なのか、疑っているのはご自身なのです」と言う。きり(長澤まさみ)は、「殿下が怖いです。変わられてしまったようで」と言う。寧は、「以前から、怖い人です。そうでなければ、天下などとれません」と言う。

犯人は分からず、秀吉は「名乗り出るまで、町人たちをくじ引きで1人ずつ殺害する」と言う。そんな中、道休が本願寺で死亡したという知らせが届く。そこで、信繁は「道休に罪をかぶってもらいませんか」と提案し、三成も渋々同意する。

道休の遺体から首をはね、三成は秀吉に差し出す。だが、秀吉は「その者の親類、隣人も磔にしろ」と言う。三成は秀吉の乱心を止めようとするが、「切腹を申し付ける」と言い放つ。そんな秀吉を、寧は「いい加減にしなさい!」と止める。

「アンタが怒れば怒るほど、お腹の子はアンタの子ではないと勘ぐる。そんなことせずとも、茶々に直接訊いてみれば良い」と寧は言う。茶々はそこに現れ、「お腹の子は、殿下の子です!」と言い切る。3ヶ月後、茶々は男児を産む。

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