簡単なあらすじ
1) 真田幸村(堺雅人)は大坂城を出て、大坂城を出て、野戦に持ち込んでいた。茶々(竹内結子)に「私が家康の首を必ずとってみせます。戦に勝った後、より良き和議を提案することができます…ただし、討ち損じた場合、千姫様を和睦の使者としてお遣わしください」と言う。
2) 幸村は翌朝、戦場に立つ。秀頼(中川大志)の出陣を待っていたのだが、家康が「幸村が寝返った」と噂を流したため、幸村を信じることができず、城外へと出ることができなかった。そんな中、毛利勝永(岡本健一)は徳川軍に攻め入り、次々に敵兵を撃破していく。
3) 豊臣側の圧倒的勝利に終わるかと思われた。家康(内野聖陽)は敗走、自害を考えるまで至るが、家臣たちに止められる。だが、大野治長は、豊臣の千成瓢箪を持ったまま城に戻り、秀頼に出馬を促そうとした。千成瓢箪が城に戻ったことで、豊臣の敗北と考えられ、牢人たちは逃げ出してしまう。さらに、城内では、秀吉に娘を手篭めにされ、自害へと追い込まれ、強い恨みをもつ台所番・大角により、火の手が上がる。
4) 戦況が変わり、家康は陣を立て直し、形勢を逆転させる。幸村は、あと一歩のところまで家康を追い詰め、銃口を向けるのだが、秀忠(星野源)によって阻止される。幸村は、安居神社に落ち延び、幸村は切腹を行おうとして、佐助に介錯を頼む。信之は、本多が「大阪から火急の知らせ」を受けて立ち去ったことで、胸騒ぎを覚える。そして、お守りの六文銭が鳴り、信之は幸村の身に起きたことを悟る。
詳細なあらすじ
豊臣と徳川の決戦が始まり、真田幸村(堺雅人)は大坂城を出て、野戦に持ち込んでいた。
一方、信幸(大泉洋)は山寺で一夜を明かそうとするが、そこに相部屋で本多正信(近藤正臣)が泊まることになる。信幸は、本多のいびきに悩まされて眠れなかった。
幸村は、翌日に家康に戦いを挑もうとしていた。「私は死ぬのが惜しい。必ずここに戻ってくる」と家臣たちに言う。台所頭の大角与左衛門が徳川側の密偵であると気づく。大角は、「太閤殿下に娘を手篭めにされ、自ら命を絶った。私はここにいる。豊臣とこの城が滅ぶまで…それも明日で終わりだ」と言い、自らの腹を刺す。
幸村は、全軍一斉に徳川に襲いかかる、と計画を立てる。そんな中、茶々(竹内結子)は「誇り高く死にたい」と言うが、幸村は「誇り高い死などございません…茶々様は、悪い夢を見ておられます。それを私が終わらせます」と言う。
さらに、幸村は「お願いがございます。…私が家康の首を必ずとってみせます。戦に勝った後、より良き和議を提案することができます」と言う。その言葉に、茶々は幸村が死ぬことを覚悟しているのを悟る。
幸村は、家康を打ち損じた際、「千姫様を和睦の使者としてお遣わしください」と言い、「望みを捨てなかった者にのみ、道は開ける」と諭す。
「私は、私がいたという証を何か遺せたのか?」と幸村は高梨内記に言う。高梨は、「大事なのは、いかに生きたでございます」と言う。
5月7日早朝、茶臼山に幸村は陣を構える。一方、きり(長澤まさみ)は茶々に幸村との間柄について問われる。「一言では言い表せません、戦にように」ときりは答える。
家康は、「幸村が寝返った」と噂を流す。その上で、和睦の提案をしようと考えていた。そんな中、松平忠直の陣からの発砲で開戦する。
秀頼(中川大志)は、城を出ようとするが、幸村が寝返ったとの噂の出処を探らせる。出陣をためらっていたため、幸村は嫡男・大助を向かわせ、出陣を促す。そんな中、大角は秀頼に「幸村が家康の密偵に会っているところを見かけ、刺された」と証言する。
毛利勝永(岡本健一)は徳川軍に攻め入り、徳川の軍勢を撃破していく。幸村は、向かってきた矢沢三十郎頼幸(迫田孝也)を脇へと追いやると、まっすぐに家康のもとへと馬を走らせる。
家康は敗走する。大野治房は、秀忠の陣へと向かい、秀忠は敗走する。家康は、「ここまでじゃ…」と言い、腹を切ろうとして止められる。戦況は豊臣の圧倒的有利に思われた。
大野治長は、豊臣の千成瓢箪を持って秀頼に出馬を促そうとする。だが、千成瓢箪が城に戻ったことで、豊臣の敗北と考えられ、牢人たちは逃げ出してしまう。城内では、大角により火の手が上がる。
家康は陣を立て直し、戦況は大きく変わる。秀頼は、大角こそが裏切り者であると知り、ついに出馬を決める。だが、茶々はそれを止め、「武士らしく、死なせてください」という秀頼を思い留まらせる。
きりは、幸村に指示されたとおり、千姫を連れ出す。足をとめた千姫に、「姫様に、大阪城の全てがかかっているのです」と言う。
内記は、城内へと侵入した徳川軍に、命をかけて戦いを挑む。彼は、死の間際で昌幸に位牌を抱いていた。
きりは、千姫と山道を歩く中、幸村が戦場を駆け抜け、家康の待つ陣へと向かう。一騎で立ち向かう幸村は、家康に向けて銃を向ける。「殺したいなら、殺せばいい。だが、儂を殺したところで何も変わらん。徳川の世は既に盤石。豊臣の天下には戻らん。戦で雌雄を決する世は終わった。お主のように、戦でしか己の生きた証を残せぬ者の生きる道はない」と言うが、幸村は「そんなことは百も承知!私は貴様を倒さねばならん。我が殿のため、我が父のため!」と言い、銃を放つ。
だが、そこに秀忠の軍が現れ、幸村は囲まれる。佐助(藤井隆)の煙幕に守られながら、幸村は秀忠軍に挑む。上杉景勝(遠藤憲一)は、幸村の戦いぶりを羨ましく思いつつ、戦場を去る。
幸村は、安居神社に落ち延びる。そこにも敵軍が現れ、「ここまでのようだな…」と幸村は言う。お守りの六文銭を置くと、幸村は切腹を行おうとして、佐助に介錯を頼む。千姫は、家康のもとへと戻り、きりはその場から立ち去る。
本多といた信之は、本多が「大阪から火急の知らせ」を受け、胸騒ぎを覚える。そして、お守りの六文銭が鳴り、信之は幸村の身に起きたことを悟る。
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前話:真田丸 第49話「前夜」あらすじ・ネタバレ