真田丸 第49話「前夜」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 真田幸村(堺雅人)からの書状を読んだ信之(大泉洋)は、幸村が死を覚悟していると考え、大坂で幸村に会う。だが、幸村の決意は揺らぐことはなかった。

2) 豊臣の策は、ことごとく裏をかかれてしまう。台所頭の大角与左衛門が、情報を全て徳川方に漏らしていたのだった。そんな中、後藤又兵衛(哀川翔)、塙団右衛門(小手伸也)、後藤重成らは討ち死にする。

3) ついに後がなくなった幸村は、春(松岡茉優)や娘たちを伊達政宗に預ける。春は、伊達に庇護され、幸村は家康の首をとるべく、敵陣へと攻め入ることを翌朝に控えていた。

4) 幸村はきり(長澤まさみ)に、戦いが始まったら豊臣秀頼の正室・千姫(永野芽郁)を連れ出し、徳川方へと渡すことを指示する。幸村は「その後は、沼田にでも帰るがよい」と言うが、きりは「戻ってきます。源次郎様のいない世にいても、意味はないから」と言う。そんなきりを幸村は抱きしめ、口づけする。幸村に、きりは「遅い…あの頃の私が一番綺麗だったんですからね」と言う。

詳細なあらすじ

真田幸村(堺雅人)からの書状を読んだ信之(大泉洋)は、幸村が死を覚悟していると考え、大坂行きを決意する。稲(吉田羊)は、「どこにも死ぬなどと書かれておりません」と言うが、信之は「あれは、敵の本陣に入り込み、大御所様の首をとるつもりだ」と、幸村の狙いについて話す。

稲は、「敵陣に向かうとなると、真田の家はお取り潰しになることも考えられます。家紋のついたものは、身につけぬよう」と言い、反対しつつも信之を行かせる。こう(長野里美)は、六文銭を渡し、「道中、どうかお気をつけくださいませ」と言う。

幸村は、「大阪を出て京を攻める。足並みが揃わぬ内に攻め入り、一気に家康の首をとる」と言う。そして、豊臣秀頼(中川大志)に伏見城入りを提案するが、大蔵卿局(峯村リエ)は反対する。

後藤又兵衛(哀川翔)、毛利勝永(岡本健一)は、広い南からやってくる可能性を指摘し、迎え撃つ案を提案。幸村は、東から攻め入られる対策として、平野川の堰を切って沼地とすることを提案する。

徳川秀忠(星野源)は、父・家康に「秀頼がいる限り、牢人は増え続ける。父上は甘すぎます!」と言い、攻め入ることを決断する。

真田信吉の陣を信之は訪れる。「幸村と話がしたい。会う手立てはないか?」と言う。叔父が幸村と会うことから、その機に乗じて説得することにする。

塙団右衛門(小手伸也)と大野治房(武田幸三)が攻撃を開始し、大阪夏の陣が始まる。だが、その中で塙団右衛門は死亡する。茶々(竹内結子)は、「いずれ、あなた方も横にならぶのですか…」とつぶやき、きり(長澤まさみ)にたしなめられる。

家康は、秀忠とともに山側から侵攻することを考える。その中で、本多正信(近藤正臣)は、後藤又兵衛(哀川翔)を調略することを提案する。又兵衛は拒否するが、それは本多の想定内であった。「又兵衛が、徳川の使者と会ったことを広めましょう。焦った大将は、勝つことはできない」と言う。

信之は、徳川につけば信濃の一国を与えられると言われるが、拒否する。信之は、「お前死ぬつもりだ。しかも、大御所様を道連れに」と、幸村の狙いを指摘する。そして、「父はもうおらぬが、また酒を酌み交わすことを実現させるつもりだ」と言う。

幸村は、「ならば、ここで飲みましょう」と言う。だが、信之は断り、「これは今生の別れではない」と言う。信尹(栗原英雄)は去り際、「生きたいように生きればいい」と言う。

家康は、「儂は、真田を滅ぼす」と上杉景勝(遠藤憲一)に話す。そのことを話す理由を、上杉は「この戦に大義がないから、そのことを知っているからではないですか」と言う。そして、幸村について「あの者は、儂の生きたい人生を生きておる」と言う。

五月五日、家康は進軍する。その中で、幸村は又兵衛に「気を悪くしないでもらいたい…悪い噂を立てられたからといって、焦るべきではない。戦は、心が乱れた方が負けだ」と忠告する。

伊達政宗の軍が又兵衛のいる道明寺、木村重成の守る陣に家康の軍が攻め入る。夜明けとともに、又兵衛は戦闘を開始するが、伊達政宗の猛反撃によって討ち死にしてしまう。一方、木村重成の陣には、予想に反して本軍が攻め入ってくる。木村は、後藤隊の敗走を知らず、迎え撃つ。その中で木村は死亡する。

策が筒抜けであることから、幸村は「我らの策が漏れている」と考える。近くで話を常に聞いていた者、密偵は台所頭の大角与左衛門だった。

負傷者多数の中、九度山からついてきた久兵衛は死亡してしまう。幸村は、春(松岡茉優)や高梨内記(中原丈雄)らに「伊達を頼って、城を出よ」と言う。幸村は、長男・大助、きり(長澤まさみ)とともに城に残る。春は、別れを覚悟するも、涙をこらえ「ご武運を」と言って立ち去る。

幸村は、翌朝に城を出て家康に戦いを挑むことをきりに告げる。そして、きりに千姫を秀忠のもとへ連れていくことを頼む。「その後、沼田にでも戻るがいい」と言うのだが、きりは「戻ってきます。源次郎様のいない世にいても、意味はないから」と言う。そんなきりを幸村は抱きしめ、口づけを行う。幸村に、きりは「遅い…あの頃の私が一番綺麗だったんですからね」と言う。

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