簡単なあらすじ
1) 芳山未羽(黒島結菜)は、深町翔平(菊池風磨)と付き合い始める。2人がデートを行う中、美羽に想いを寄せる朝倉吾郎(竹内涼真)は、やきもきとしていた。
2) 吾郎は、親から医師になることを期待されていた。だが、吾郎自身は床屋になって家業を継ぎたいと考えていた。そんな彼は父親と口論になり、家を飛び出してしまう。
3) 家出をした吾郎を心配し、美羽と翔平はタイムリープして吾郎が家出をした時間に戻る。3人は本音や将来について話し合い、吾郎は美羽のことが好きだったと明かす。そんな彼は、翔平に「美羽のことを幸せにしろよ」と言う。その言葉に、翔平は「もう未来には帰らない」と決意する。
4) だが、未来人が過去に戻って過ごすということは、急速に寿命を縮めることになるのだと、三浦浩(高橋克実)から知らされる。だが、翔平は「ずっと美羽と一緒にいる」と決意を変えようとはしない。
起:美羽と翔平
芳山未羽(黒島結菜)は、深町翔平(菊池風磨)と付き合い始める。翔平は、「どうか逃げないで欲しい。消えてなくならない恋がしたい」と言い、美羽はその告白を受けたのだった。
ピクニックで楽しんだ後、2人はタイムリープして遊園地で遊ぶ。そんな中、朝倉吾郎(竹内涼真)は、未羽への想いを打ち消すかのように、受験勉強に没頭しようとしていた。だが、吾郎は美羽が翔平とデートしていることを思い出し、勉強が手につかない。
気晴らしに、吾郎はハサミを手に、美羽の髪を切る想像をする。母親に「そんなことせずに、勉強しなさい」と言われるが、吾郎は「大学受験しない。医学部も受けない」と言う。
「店を継ぐ」と吾郎は言うが、父・努(田口浩正)は「やめとけ。先がないぞ」と止める。努は、「父さんと母さんの期待をどうすんだ」と言うが、吾郎は「床屋になる」と聞かない。そんな息子に、努は「そんなに床屋になりてぇんだな。でも、この店は継がせねぇ。なりてぇんなら、よそで勝手になれ」と言い放つ。家を出た吾郎は、海辺で思いを巡らせていた。
美羽は、翔平の住む家を訪れ、一緒に食事を行う。そこで、美羽は「翔平の子供の頃の写真、なんで一枚もないの?」と疑問を口にする。翔平は、再び催眠を用いて事なきを得る。
承:吾郎の家出
美羽は、吾郎の母親から、吾郎が家出して帰ってこないと知る。美羽と翔平は、自転車で吾郎を探しまわる。美羽は、吾郎が家出した時間にタイムリープを行おうとする。「吾郎ちゃんが気まずいかも」と言い、1人で戻ろうとするが、翔平は一緒に行こうとする。
美羽は、吾郎のいなくなった時間に戻ろうとするが、なかなか19時に戻れない。タイムリープを繰り返し、ようやく吾郎が家を出た時間に戻る。そこで、美羽は吾郎の姿をみかけ、「吾郎ちゃん!」と声をかける。
吾郎は、「タイムリープして、止めにきたわけ?」と美羽がやってきた理由を言い、彼女は頷く。
吾郎は、「大学受験をしたくないと言った。そしたら、親の期待を裏切るのかって言われたよ…期待に沿う朝倉吾郎を演じるのは疲れたよ。好きなことをしたい」と言う。そんな彼に、美羽は「好きなことをやろう」と誘う。
吾郎は、「放っておけばいいのに。俺のことなんか」と言うが、美羽は「放っておけないから来たんだよ」と言う。そんな吾郎は、「美羽がやりたいことをやろう」と提案する。そんな彼らは、カラオケに行く。
転:吾郎の本音
3人は、夜のプールで遊ぶ。ひとしきり騒いだ後、吾郎は、「悪いことしたい」と言う。学校の窓ガラスを割ろうとするが、吾郎は「意味ないよな、こんなこと」と言う。
「やりたいこと分かった。一生、今日のままでいたい…ずっと今日を繰り返すのってどう?最高じゃない?明日なんか来なくていいよ。来なくていいよね」と、吾郎はつぶやく。
親の期待を背負うことに疲れてしまった吾郎は、「本当に夢が床屋なのか、分かんなくなってきて」と、自分の夢が何なのか、分からなくなってしまっていた。
翔平は、「吾郎は、優しいし、思いやりがあるし。親は、単に模試の成績が良いから医者になれって言ってるんじゃないと思うけど。案外、周りの人間の方が分かってるってこともあるんじゃないかな」と言う。
美羽は、「私、大学でも写真をやりたい。だから、大学は東京に行きたい」と言う。自分の夢をまっすぐに語る美羽に、吾郎は「なんか悔しい…」と言う。
結:翔平の決意
吾郎は、「一つ、悪いことやっていいですか?…俺も美羽が大好きだったんだぞ!」と本音を口にする。
さらに、「でも、目の前で翔平をとられて、悔しくてさ。翔平、絶対に美羽のことを幸せにしろよ」という言葉に、翔平は「22世紀には戻らないって決めた。美羽を幸せにするって決めた」とつぶやく。
吾郎は家に帰ると、努に「床屋はやめた。受験勉強、するよ。で、自分の能力と向き合ってみる」と言う。翔平は家に戻ると、深町奈緒子(高畑淳子)が泣き出す。翔平が、急にいなくなってしまったことを心配していたのだった。
三浦浩(高橋克実)は、翔平に「未来人が過去にやってくると、寿命が短くなる。だから、早く帰れ。それがお互いのためだ」とアドバイスする。だが、翔平はそのアドバイスを聞こうとはせず、美羽に「何があっても美羽と一緒にいたい。…いや、いる」と宣言する。
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