「殺人者は後悔する」(世にも奇妙な物語 第11話)あらすじ・ネタバレ

嵐の夜、杉田時雄(阿藤海)は、激しい雷鳴の後、急に停電となって驚く。すぐに電灯は元に戻り、妻・小菊(大場久美子)と食卓で3回目の結婚記念日を祝う。

見慣れないシャンパングラスを見て、時雄は「どうしたの?」と訊ねる。すると、小菊は「あなたの同僚の近藤さんの贈り物」と言う。他人の結婚記念日まで覚えているような、如才ない近藤に時雄は半ば呆れるようにして驚く。

シャンパンの蓋を抜くと、その蓋が小菊の顔に当たる。「事故だ」と言う時雄に、小菊は「ごめんの一言も言えないの?」などと言う。その後、聖書とカセットテープを売りにきた女性がインターホンを鳴らす。「神様は常に見ておられます」などというその女性を追い返し、信心のない時雄は、「あんな他人頼み」などと言う。

その後、花屋に注文して、「結婚してから36ヶ月。だから36本」と用意した分のバラの花が、なぜか菊の花になっていたりと、散々な記念日となってしまう。口論となった後、やっと乾杯できるかと思いきや、課長に昇進した同僚の近藤が「お礼を言いにお宅へ行きたい」と電話で連絡してきた。

「なんでアイツが来るんだ?」「どうせ、俺は出世できないよ」などと苛立つ時雄は、再び小菊と口論となる。小菊は、リビングにかけられた時雄の母の肖像画を指差し、「こんなものを飾って。気持ち悪いのよ!」などと言う。

ついに激怒した時雄は、シャンパンのボトルを持ち、小菊を殴ってしまう。だが、彼女の服のポケットからは、「愛するあなたへ」とカードの添えられたプレゼントがあり、自分のしてしまったことを後悔する。

そんな杉田家に、近藤がやってきてインターホンを鳴らす。時雄は「助けて、神様!母さん!」と叫ぶ。すると、なぜか時間が停電直後に遡り、妻が生きているのだった。

時雄は、同じ轍は踏むまいと、シャンパンのコルクの向きを変えて抜く。だが、棚に当たって角度が変わり、再び小菊に当たってしまう。時雄は、素直に「ごめん」と小菊に謝る。

さらに、聖書を売りにきた女性にも素直に応じ、聖書を購入して「神様はいる。神様は常に僕たちを見ているんだ」などと言い出すのだった。

花屋がきて、「バラを頼んだはずだけど」と確認をするのだが、店員は「たしかに、菊で注文されました」と言われ、仕方なく菊を受け取り、時雄は、「小菊っていう名前に合ってるし、いいだろ?」などとフォローする。その後も、なんとか口論にならないように時雄は心がけるのだった。

ようやく乾杯に漕ぎ着け、時雄はやり直せたことにホッとしてシャンパンを飲む。すると、時雄は苦しみだして倒れる。ちょうどそこに、近藤がやってくる。

近藤は、グラスに塗った毒が効いて時雄が死んだことに満足そうな笑みを浮かべる。近藤と小菊は、不倫関係にあり、結託して時雄を殺害しようとしていたのだった。

小菊は、菊の花束を時雄の遺体に供える。そして、用意していた「愛するあなたへ」というメッセージ付きのプレゼントを、時雄にではなく近藤へと贈る。

小菊は、近藤に「時雄さんからもプレゼントがあるの。それは、わ・た・し」と言って抱きつく。雷鳴が響き、激しい雨が降る晩、時雄の遺体のそばにあるソファで2人は愛し合う。その様子を、肖像画の母親がじっと見ているのだった。

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1990年6月7日放送 脚本:信本敬子



世にも奇妙な物語

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