簡単なあらすじ
1) 山田(岡田将生)は、警察署から横沢裕一(井上芳雄)を連れて逃げ出していた。山田と横沢は、香坂(長谷川博己)の自宅を訪れ、早明学園の裏帳簿のコピーを見せるのだった。香坂と山田は、今後どう動くかについて話し合いを行い、元警視庁捜査一課の刑事で、冨永専務(梅沢富美男)などにも関係が深い、香坂の父親に話を聞きに行くことにする。香坂の父親は認知症であったが、裏帳簿のコピーを見て、「山田さんとの絆」とつぶやくのだった(のちに、早明学園・金崎理事長の旧姓が山田であると判明する)。
2) 香坂は、捜査一課ではなく捜査二課の刑事を動かし、早明学園・金崎理事長(和田アキ子)を不正献金によって任意同行をかけさせる。あとは、裏帳簿の原本を手にいれれば立件できると考えられた。
3) 香坂は、渡部刑事に依頼し、横沢とともに裏帳簿のあるコンテナへと向かわせる。裏帳簿を手に入れたところで、捜査一課の刑事が現れ、横沢は逮捕されるのだった。小野田一課長は、渡部刑事がきっと自分を裏切り、香坂に味方をすると考え、マークさせていたのだった。
4) 香坂は、裏帳簿を奪われ、小野田一課長のもとへと呼び出される。そこで、小野田一課長は裏帳簿を見せ、その上で「金庫の中に、裏帳簿の破れた部分が保管されている」と言う。その破れた部分には、金崎理事長から賄賂を受け取っていた、警察組織の裏切り者の名前が書かれているという。小野田一課長は、金庫を開けてその帳簿の一部を香坂に見せる。その帳簿には、父親の名前が書かれており、香坂は愕然とする。
詳細なあらすじ
山田(岡田将生)は、警察署から横沢裕一(井上芳雄)を連れて逃げ出していた。そんな中、香坂(長谷川博己)は度重なる命令無視で、自宅謹慎を命じられる。香坂が自宅に戻ると、そこに横沢とともに山田がいて驚く。
山田は、横沢が持っていた早明学園の裏帳簿のコピーを見せる。その裏帳簿は、一部が破れていた。早明学園の違法な献金を暴くためには、原本が必要であると香坂は言い、山田は「コンテナに隠してあります」と言い、それを開ける鍵を見せるのだった。
香坂と山田は、今後どう動くかについて話し合いを行い、元警視庁捜査一課の刑事で、冨永専務(梅沢富美男)などにも関係が深い、香坂の父親に話を聞きに行くことにする。香坂の父親は認知症であったが、裏帳簿のコピーを見て、「山田さんとの絆」とつぶやくのだった(のちに、早明学園・金崎理事長の旧姓が山田であると判明する)。
山田は、裏帳簿のコピーを見せて、内閣副官房長官である父親に不正な献金が行われたことを問いただす。だが、父親は「それがどうした」と居直り、単なる献金であって、違法であると立件はできない、と言われる。父親に、息子としての縁を切られた山田は、小野田一課長(香川照之)に逮捕される。
横沢は、「江口刑事(ユースケ・サンタマリア)と落ち合うために、現場に向かった。だが、そこで江口刑事は倒れており、身を隠すとその場に冨永専務がやってきた。冨永専務は、だれかと電話をして話していた」と明かす。
香坂は、現場を含めた学園の見取り図を見て、あることに気づく。そして、早明学園・金崎理事長(和田アキ子)のもとを訪れるのだった。金崎理事長は、「事件当夜、変わったことはなく、何も気づかなかった」と言う。だが、香坂は部下に指示して、事件当夜と同じく、実際に鉄筋を落としてすさまじい音を生じさせる。驚いた金崎理事長に、「こんな音がしているのに、何も気づかないわけがない」と指摘する。
その場に現れ、冨永専務は香坂に抗議を行う。立ち去ろうとする香坂だったが、その場に警視庁捜査二課の刑事たちが現れる。そして、金崎理事長に対して不正献金により任意同行を求めるのだった。ところが、二課の刑事も「原本がなければ立件できない」と言い、香坂は裏帳簿を手に入れるしかなかった。
一方、小野田一課長(香川照之)は山田を自室に呼び、事情聴取を行う。そこで、「17年前、お前の父親と早明学園の間に何があったのかを示す資料を見せる。その代わり、裏帳簿の原本がどこにあるのか教えろ」と迫る。ところが、山田は口を割ることはなかった。
香坂は、渡部刑事に依頼し、横沢とともに裏帳簿のあるコンテナへと向かわせる。裏帳簿を手に入れたところで、捜査一課の刑事が現れ、横沢は逮捕されるのだった。小野田一課長は、渡部刑事がきっと自分を裏切り、香坂に味方をすると考え、マークさせていたのだった。
香坂は、裏帳簿を奪われ、小野田一課長のもとへと呼び出される。そこで、小野田一課長は裏帳簿を見せ、そのうえで「金庫の中に、裏帳簿の破れた部分が保管されている」と言う。その破れた部分には、金崎理事長から賄賂を受け取っていた、警察組織の裏切り者の名前が書かれているという。
小野田一課長は、金庫を開けてその帳簿の一部を香坂に見せる。その帳簿には、父親の名前が書かれており、香坂は愕然とする。