ドラマ「小さな巨人 第5話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 香坂真一郎(長谷川博己)は、山本アリサ(佐々木希)が中田隆一(加藤晴彦)から預かったUSBを手に入れる。そのUSBは、屋上から落下して死亡した風見京子(富永沙織)のものと判明する。

2) USBは落下した衝撃で歪んでおり、なおかつ欠けていた。USB自体は隆一が持ち去ったと考えられるが、破片は三笠洋平(春風亭昇太)署長が持ち去ったと香坂は推理する。香坂たちは、三笠署長を徹底的にマークし、所長室にUSBの破片を隠し持っていると考える。

3) 警察幹部の懇親会に出席するため、三笠署長は証拠品を証拠品保管庫に隠す。5,000もの証拠品の中から、所轄・警視庁の刑事たちは総出で証拠品を探す。タイムリミットである朝の5時を迎え、ようやく証拠品を発見する。

4) 隆一は逮捕され、香坂は証拠品を突きつける。そして、三笠署長に対しても「あなたはもう警察官ではない、犯罪者だ!」と断罪する。香坂は、情報をリークしたことから、豊洲署へと異動となる。そして、三笠署長はお咎めなしだった。三笠署長は、警察幹部を天下り斡旋させており、そのような裁定となったのだった。

詳細なあらすじ

香坂真一郎(長谷川博己)は、小野田義信(香川照之)に犯人扱いしたことを謝罪する。小野田は、「中田隆一の捜査は、捜査一課が全て執り行う。内通者が署長である以上、所轄に捜査させることができない」と言う。

山田春彦(岡田将生)は、「99%の疑いがあっても、証拠がなければ、100%にならない」と悔しさをにじませる。そんな中、香坂は山本アリサ(佐々木希)が、隆一(加藤晴彦)から預かったUSBを手に入れる。

USBは京子のものであり、歪んでいたため、京子とともに落下した可能性がある、と香坂は言う。それを隆一が持ち去ったのだとしたら、京子が殺害された証拠になる、と香坂は考える。さらに、三笠署長はUSBの破片を持ち去ったのではないか、と推理する。

三笠署長は、中田親子に「私も部下に目をつけられており、それ相応の見返りが欲しい…こちらは証拠を握っている」と言う。香坂たちは、三笠の周囲を徹底して探り始める。一方、捜査一課も隆一たちをマークしていた。

三笠署長は、香坂に「お前たちの負け。勝ち目はない。すでに手を打ってある」と言うが、香坂は諦めずに対決姿勢を強める。

三笠署長が幹部との懇親会があり、香坂は「その間に署長室を探す…奇襲だ」と言う。警務係の大島は、署長に「署長室の鍵をお持ち帰りになられましたか?」と電話をする。そのことで、三笠署長は署に戻る。そんな中、香坂は鍵のかかった引き出しを発見するが、三笠署長が戻ってきたということで、必死になって片付け始める。

だがそこで、三笠署長に小野田が「相談したいことが」と声をかける。そこで香坂は、鍵のかかった引き出しの上部に傷をつける。

山田は、「中田隆一が明日、海外に発つ予定になっている」と言い、時間がないと言う。三笠署長は、引き出しの上部が傷ついていたことに気づく。

香坂は、小野田に「早急に逮捕令状をお願いできませんか」と願い出る。山田は、「三笠署長は、元捜査一課長の名を汚した。私は許せない」と言う。

香坂は、「逮捕令状の請求のタイムリミットは、明日の朝5時。それまでに証拠を上げろ」と言う。

香坂たちは、三笠署長が証拠品を持ち出したのを確認する。三笠署長は、証拠品を「証拠品保管庫」に隠して幹部懇親会に向かったのだった。

5,000以上の証拠が保管されており、総出で探し始める。小野田もまた、捜査員に隆一の監視を命じる。捜査一課の刑事たちもまた、小野田の命令で証拠品探しを手伝うことになった。

渡部久志(安田顕)は、捜査一課までを動かす香坂の熱意を賞賛し、「こう言ってはなんですが、あなたが所轄に飛ばされてきたことを嬉しく思いますよ」と言う。

タイムリミットの5時を迎えようとする中、5,000もの証拠を見終わろうとする中、山田が証拠品であるUSBの破片を発見する。破片は見事にUSBにはまり込んだ。

隆一は、京子殺害の罪で逮捕される。三笠署長は、「見切り逮捕だ。証拠などあるはずがない」と狼狽する。

香坂は、隆一の取り調べを行う。そこで、監視カメラシステムの特許を返すように、と京子は主張した。池沢菜穂(吉田羊)は、屋上でUSBを取り合って揉み合いになり、隆一が京子を落としたのだと証言したのだった。そして、隆一は監視カメラ映像を書き換えるよう指示した、ということも明かした。

隆一は、「証拠がない。想像だけでそんなことを話して。挙句に、殺人などといいがかりを…警察は傲慢だ」などと言う。だが、香坂は「傲慢なのはあなただ。池沢菜穂に罪をなすりつけ、山本アリサにアリバイ工作を強要した。あなたは何も一人ではできない…証拠ならあるんですよ」と言い、USBの破片を見せる。

そして、取調室をマジックミラー越しに見ていた三笠署長に「証拠である破片を持ち去ったのはあなただ、三笠署長」と言う。

破片からは、京子の血液が付着し、40 mの高さからUSBが落下していたものと思われた。そのUSBを持っていたのは隆一であり、京子を殺害した証拠となりうる、と香坂は言う。

「どうやって見つけたんだ!」と三笠署長は訊ね、香坂は「警視庁のプライドです。所轄・捜査一課総出で見つけ出した。…あなたはもう警察官ではない、犯罪者だ!」と三笠署長を断罪する。

香坂は、山田に手を差し出し、握手を求める。2人は固く握手するのだった。隆一は、父親・和正に見放され、「あなた一人でやったことだ」と弁護士に言われる。

風見康夫(長江英和)は昏睡状態から目覚め、渡部から「京子さんの事件が解決しました」と告げられる。

香坂は、事件情報のリークにより、豊洲署へと異動処分が下される。一方、三笠署長は何のお咎めもなく他の所轄に横滑りするだけとなり、香坂は小野田に抗議する。小野田は、警察幹部の多くを天下り先に斡旋しており、守られることになったのだった。

小野田は、「正義だけでは、市民を守ることができない。捜査一課長という立場は、そういうものなんだよ」と笑う。だが、香坂は「それでも、私なりの正義を突き通します」と言う。

三笠署長は香坂に、「本当に恐ろしいのはアイツなんだ。アイツがなぜ捜査一課長になれたのか…それは、アイツが仲間を裏切ったからだ」と言う。

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