ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 第10話 最終回」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 自衛隊員・結城雅(金子ノブアキ)は、恋人を爆破事故で亡くしていた。だが、その爆破は事故ではなかった。岸部正臣(竜雷太)総理大臣の息子・大介は、過激派に所属しており、爆破テロを起こすよう唆されたのだった。

2) 東京駅の構内で爆破を起こす予定であったが、大介は怖気づいてセントラルホテルのカフェに爆弾を置き去りにした。結果、結城の恋人は死亡したのだった。だが、その事件は「ガス爆発による事故」として処理された。そのことを知った結城は、大介に復讐を果たそうとしていたのだった。

3) 特捜班は、鍛冶大輝(長塚京三)から大介の警護を命じられる。稲見朗(小栗旬)たちは結城を捕らえるが、連行する前に結城は何者かに狙撃される。鍛冶は、岸部総理から「息子をおとりに差し出す代わりに、あの男を排除しろ」と命じられていたのだった。

4) 特捜班は、田丸は、「俺たちはこのためにおとりに使われたんだ」と気づく。稲見たちもまた、自分たちの無力感を覚える。国のために、と働いてきたにも関わらず、結局は国家にいいように使われるだけの存在であることに気づいたメンバーたちは、それぞれにやりきれなさを感じていた。

詳細なあらすじ

自衛隊員・結城雅(金子ノブアキ)は、特捜班のオフィスに爆弾を仕掛け、メンバー全員を閉じ込める。稲見朗(小栗旬)は、その爆弾を取調室に入れ、難を逃れる。爆弾に使われていたのが黒色火薬であったことから樫井勇輔(野間口徹)は、本当に命を狙ったものではなく、脅しであると指摘する。

結城のUSBに、大山玲(新木優子)が脅されて閣僚全員のデータを入れた際、大山はウィルスを仕込んでいた。そのウィルスにより、結城のいる場所が判明する。また、結城が天気を気にしていたことから、稲見は「狙撃するつもりなのではないか」と予測する。

結城のいたキャンプ施設に向かうと、稲見は思わず結城の乗る自動車の前に立ちはだかる。田丸三郎(西島秀俊)は、稲見を守り、自分を罰するために死のうとするな、と言う。

翌朝、結城は総理大臣・岸部正臣(竜雷太)を弓矢で狙撃する。負傷したものの、命は無事であったため、稲見は「わざと殺害しなかった」と指摘する。一方、大山は結城のPCデータを見ている中で、結城の彼女と思しき人物の写真が含まれていることに気づく。

その人物に見覚えがあるという田丸は、東京駅セントラルホテルで起こった爆破事故の記事を呼び出すように大山に言う。そこで、彼女がその事故の被害者であることが判明する。結城は、彼女の死をきっかけに変わったのだ、と稲見たちは考える。

爆破事故の背景に、何があるのかと特捜班のメンバーは鍛冶大輝(長塚京三)に問いただす。鍛冶は、爆破が起きたのは事故ではなく、岸部総理の息子・大介が過激派のメンバーに唆されて起こした爆破テロであると明かす。

大介は、駅構内で爆破を起こす予定であったが、犯行時に怖気づいて、セントラルホテルのカフェで爆弾を置き去りにしたのだった。結果、結城の恋人は爆破に巻き込まれて死亡した。そのことを知った結城は、大介を殺害するために動き出したのだった。

爆破が起きた際、「ガス爆発」と発表され、テロであることは隠された。その証拠隠滅に結城たちの部隊は向かわされたのだった。そこで恋人の遺体と対面し、結城は深い悲しみに打ちひしがれた。その後、結城は先輩隊員を手荒い方法で脅し、真相を聞き出した。

鍛冶は、大介の警護を特捜班に命じる。大介がアメリカから帰国し、すぐさま結城は襲撃する。まず爆風に巻き込まれ、田丸は気を失って倒れる。その後、樫井、吉永も結城に倒されるのだった。

稲見と結城の激しい肉弾戦の後、結城は大介に拳銃を向ける。だが、稲見は「そんな奴、殺す価値もない」と言ってやめさせるのだった。特捜班は、結城を捕らえ、連行しようとする。だが車に乗り込む直前に、何者かに結城は狙撃される。結城や特捜班を遠くから、鍛冶が見つめていた。

鍛冶は、岸部総理に「君に、折り入って頼みがある。息子をおとりに貸そう。そこで、あの男を排除してもらいたい。あの男は、この国にとっての脅威だ」と言われ、殺害するよう依頼されていたのだった。

田丸は、「俺たちはこのためにおとりに使われたんだ」と気づく。稲見たちもまた、自分たちの無力感ややりきれなさを覚える。

樫井は、警視庁を狙う爆弾の設計図を描いていた。大山は、かつての仲間である平成維新軍のチャットでのやりとりを眺めていた。吉永は、鍛冶ではない公安の上司から、「君を評価している」などと言われる。田丸は、リクルートされていた国外の組織の人物とひそかに会い、稲見は茫然として部屋にいた。

ニュースキャスターは、緊急ニュースの原稿が差し込まれ、読み上げていた。

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