キャスト
ベッカ・ミッチェル:アナ・ケンドリック
パトリシア・”ファット・エイミー”:レベル・ウィルソン
オーブリー・ポセン:アンナ・キャンプ
クロエ・ベル:ブリタニー・スノウ
エミリー・ジャンク:ヘイリー・スタインフェルド
ステイシー・コンラッド:アレクシス・ナップ
シンシア=ローズ・アダムス:エスター・ディーン
リリー・オナクラマ:ハナ・メイ・リー
フロレンシア・”フロ”・フエンテス:クリッシー・フィット
ジェシカ:ケリー・ジェイクル
アシュリー:シェリー・リグナー
ジョン・スミス:ジョン・マイケル・ヒギンズ
ゲイル・アバーナシー=マッカデン=フェインバーガー:エリザベス・バンクス
簡単なあらすじ
1) アカペラの世界大会で優勝を果たし、ベラーズのメンバーはバーデン大学を卒業する。だが、彼女たちは卒業後に彼女たちを待ち受けていた現実は厳しく、辛い日々を過ごしており、それぞれ連絡もとっていなかった。
2) 在学生のエミリーの誘いにより、ベラーズのメンバーは再び顔を合わせる。そこで彼女たちは、USOのコンペにベラーズとして参加することを決め、スペインへと招待されるのだった。
3) コンペでは、ベッカがDJキャレドの目に留まり、彼女は前座として歌い、ベラーズのメンバーは祝福する。その後、ベラーズのメンバーたちは、それぞれ本当に自分たちが進みたい道へと歩んでいく。だが、今度はみんな交流を続けるのだった。
あらすじ
アカペラの世界大会で優勝を果たし、バーデン大学を卒業したベッカ・ミッチェル(アナ・ケンドリック)、ファット・エイミー(レベル・ウィルソン)、オーブリー・ポセン(アンナ・キャンプ)、クロエ・ベル(ブリタニー・スノウ)たちベラーズのメンバーは、それぞれの道を歩みだす。
だが、卒業後に彼女たちを待ち受けていた現実は厳しく、辛い日々を過ごしていた。そんな中、在学生のエミリーは、ベッカたちにニューヨークの水族館のイベントへと招待する。ベッカたちはてっきり自分たちが歌うのかと思っていたが、エミリーたち在学生が歌うのを見守るだけであった。
ベッカたちは落ち込んでバーで飲んでいると、エミリーは「こうでもしないと、みんなで集まることはできないと思って」と言い、謝罪する。そこで突然オーブリーは父親が陸軍将校であることもあり、USO(軍隊慰問活動を行なう民間の非営利組織)のコンペにベラーズとして参加し、パフォーマンスを行おうと提案する。
彼女たちは喜んで受け入れ、妊娠8ヶ月のステイシー・コンラッド(アレクシス・ナップ)を除き、みんなでコンペに参加することになる。コンペに優勝すると、DJキャレドの前座になれ、ツアーに参加できるチャンスがあるという。
他に3グループが参加していたが、彼らはアカペラのベラーズとは異なり、楽器を使っていた。ベラーズはバカにされるも、「リフ-オフ」で歌での戦いを挑む。
ベラーズはスペインのホテルへと招待される。そのホテルで、ファット・エイミーは父親のファーガスと再会する。ファーガスは、国際的な犯罪組織のボスだった。ファーガスは、エイミーに「俺のもとへ戻ってこい」と言うのだが、エイミーは拒否する。ファーガスは、どれほど自分が変わったかについて語り、それでようやくエイミーは受け入れるのだった。一方、ベッカは、DJキャレドのプロデューサー・テオと知り合い、そこでテオに楽曲のミックスの腕を認められる。
コンペで、他の出場者たちのレベルの高さに、ベラーズのメンバーたちは弱気になる。だが、ステイシーが出産し、「ベラ」と名付けたと知らされ、奮起してUSOのコンペに臨む。そんな中、ファット・エイミーは父ファーガスが全く彼女たちのパフォーマンスを見ていないことが明らかになり、さらにはエイミーの母親の財産を狙っているだけであると判明し、エイミーは再びファーガスを拒絶する。
ベッカは、一人だけDJキャレドに目をかけられ、前座となるようオファーされる。だが、ベッカは一人だけということもあり、やんわりとそのオファーを断る。
その後、ベラーズはヨットに乗る招待を受けるのだが、そのヨットの所有者はファーガスのものだった。エイミーを誘拐する口実であると判明する。
ベラーズは「Toxic」を歌って気を逸らし、その隙にエイミーはヨットを爆破し、ベラーズは逃げ出す。ファーガスも生き延びるが、過去の罪によって逮捕されるのだった。
エイミーは、ベッカにDJキャレドのオファーを受けてチャンスを掴むよう促すのだった。その後、彼女たちは自分たちの希望する道を歩みだす。ベッカはプロデューサーとして成功し、オーブリーは出産コーチになろうとし、フロ(クリッシー・フィット)はジュース販売で成功する。クロエは獣医学校に入学し、シンシア=ローズ・アダムス(エスター・ディーン)は航空学校に入学する。道は違うが、彼女たちは家族のように交流を続けていくのだった。
解説
『ピッチ・パーフェクト』の3作目であり、シリーズ最終作となっている。元々のラストシーンでは、ベッカがテオと結ばれ、キスをして終わるはずであったが、それはキャラクターとしてふさわしくないというアナ・ケンドリックの意見を踏まえ、自立した女性として描かれている。
大学を卒業して望みに反した進路を進む中、ベラーズの仲間たちに再会し、彼女たちは再びそれぞれが本当に望んだ道を進もうとする。
トリッシュ・シー監督は続編の可能性について、未定であるとしつつも、「女性の生き方としては、無数の道がある」と語っている。