キャスト
オリヴィア・バロン:ルーシー・ヘイル
ルーカス・モレノ:タイラー・ポージー
マーキー・キャメロン:ヴァイオレット・ビーン
ブラッド・チャン:ヘイデン・セットー
カーター/サム:ランドン・リブロン
タイソン・カラン:ノーラン・ジェラード・ファンク
ペネロープ・アマリ:ソフィア・テイラー・アリ
ロニー:サム・ラーナー
ジゼル・ハモンド:オーロラ・ペリノー
ハン・チャン:トム・チョイ
カラックス:ゲイリー・アンソニー・ウィリアムズ
簡単なあらすじ
1) 大学生のオリヴィア・バロンは、友人たちとメキシコ旅行に出かける。そこで、カーターと名乗る男性と知り合い、廃墟となった教会へと連れて行かれる。そこで、「真実か挑戦か」というゲームを行い、オリヴィアたちは恐怖のゲームへと引きずり込まれてしまう。
2) 「真実」を選べば仲間や自分の秘密を暴露しなくてはならず、「挑戦」を選べば死の危険のあるゲームを行わなければならない。さらには、その選択を拒否すればすぐに殺されてしまうのだった。
3) カーターの本名は「サム」であり、彼が壺を割って悪魔を封印から解いてしまったのだった。そして、自分のターンを減らすべく、彼はオリヴィアたちを引きずり込んだのだった。
4) オリヴィアは、親友のマーキーと2人だけになり、ゲームを終わらせることができないと悟り、彼女はゲームのプレイヤーを増やすべく、YouTubeに自分で撮った動画をアップロードするのだった。
あらすじ
大学生のオリヴィア・バロン(ルーシー・ヘイル)は、大学の友人たちとメキシコ旅行へと出かける。オリヴィアはバーで同級生の男子学生ロニーと偶然出会い、ケンカとなる。
そこで、カーターと名乗る男性が仲裁に入り、彼と知り合いになる。カーターは、オリヴィアと友人、ロニーたちを廃墟となった教会へと連れて行き、そこで「真実か挑戦か(Truth or Dare)」というゲームをやろうと提案される。「真実か挑戦か」とは、「真実」を選んだ場合は答えにくい質問に対して正直に答えなければならず、「挑戦」を選んだ場合は「全裸になる」といった挑戦にチャレンジし、クリアしなければならないというゲームだった。
酔っていることもあり、ゲームで盛り上がる一行だったが、その中でカーターは、「『真実』を選んで嘘を言ったり、『挑戦』に失敗すれば死ぬ」と言い出し、立ち去ってしまう。
メキシコから帰国し、ロニーはバーで女性に「真実か挑戦か」と言われる。彼は「挑戦」を選び、失敗してしまう。結果、彼はその直後、死亡してしまうのだった。オリヴィアは、カーターの言っていたことが本当であると分かり、友人たちに忠告する。
ブラッド・チャン(ヘイデン・セットー)は、自分がゲイであると打ち明け、死を免れる。だが、疑っていたタイソン・カラン(ノーラン・ジェラード・ファンク)は死亡してしまう。ペネロープ・アマリ(ソフィア・テイラー・アリ)は、「挑戦」で、ウォッカを一瓶飲み干した後に屋根の上を一回りするよう強制される。彼女は屋根から落ちてしまうのだが、ブラッドやオリヴィアたちによって助けられる。
そんな中、同じく「真実か挑戦か」に巻き込まれていると考えられるジゼル・ハモンド(オーロラ・ペリノー)という女性に、オリヴィアは接触する。ジゼルもまた、友人たちと「真実か挑戦か」をしていたと判明し、生き残っているのはサムと自分だけであると明かす。
廃墟で「カーター」と名乗っていたのはサムであり、彼は自分たちのターンを減らすためにオリヴィアを巻き込んだのだった。さらに、サムが廃墟にあった壺を割ってしまったため、封印していた悪魔「カラックス」がよみがえってしまっていたのだった。
ジゼルは、「真実」は2回しか選べず、そのあとは「挑戦」しか選ぶことができないと明かす。そんな中、再び「挑戦」を強いられたジゼルは、オリヴィアを殺害しようとする。だが、その挑戦に失敗したジゼルは、自分の頭を撃ちぬいて死亡する。
オリヴィアと、親友マーキー・キャメロン(ヴァイオレット・ビーン)の彼氏ルーカス・モレノ(タイラー・ポージー)は、以前、悪魔を封印したという修道女に会いに行く。悪魔を封印するには、「壺を割った人物の舌を入れて封印するしかない」と明かす。彼女自身も、舌を切って封印していたのだった。
オリヴィア、親友マーキー、その彼氏ルーカスたちは、サムを発見して彼を廃墟となった教会へと連れて行く。そこで呪文を唱えさせ、彼に舌を切り取らせるのだった。だが、そこでルーカスは「挑戦」させられ、オリヴィアとマーキーのいずれかを殺害させようとする。だが、ルーカスは挑戦を拒否し、悪魔に憑りつかれてサムを殺害した上で、自らも死亡する。
生き残ったのはオリヴィアとマーキーだけとなり、オリヴィアはあえてマーキーに悪魔を憑りつかせた上で、「ゲームを終わらせる方法はなに?」と訊ねるが、悪魔は「そんな方法はない」と明かす。
そこでオリヴィアは、より多くの人々をゲームに引きずり込むことで、自分たちに回ってくるターンを少なくしようと考える。そこでオリヴィアは、YouTubeに動画をアップし、視聴している数百万の人々を巻き込むのだった。
解説
批評家の評判は「ホラー映画にも関わらず恐怖感に乏しい」と芳しいものではなかったが、10代を中心とした指示を集め、興行的に成功している。「トゥルース・オア・デア」を題材とした映画としては、他に『トゥルースorデア 密室デスゲーム』(2012)がある。
監督のジェフ・ワドロウは、『フライト・ゲーム』『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』を手掛けたことでも知られている。
「トゥルース・オア・デア」は、日本ではなじみがないが、アメリカでは昔からよく行われているゲームであり、本作では本来のルールから以下のような「特別ルール」に変更されている。
1) 「真実」を選べるのは2回だけ。それ以降は「挑戦」のみ。
2) ゲームは、新たなグループを巻き込んでいく。
3) 「真実」では、回答者にグループ内の相手に対して秘密にしているようなことを正直に話させる内容となっている。
4) 「挑戦」は、死に至るような危険な内容である。
5) 「真実」か「挑戦」かの選択を拒否すると、死を招く。
一般的なホラー映画では、主人公を含む登場人物が「呪い」に悪戦苦闘し、ついには全滅した後に「呪い」は残り続ける、といったパターンが多いように思うが、本作では「YouTube」により視聴者を巻き込んで解決を図るといった点が目新しい。