「メア・オブ・イーストタウン」あらすじ解説[ネタバレあり・最終回・結末まで]

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第1話 レディ・ホーク

ペンシルベニア州イーストタウン。メア・シーアン部長刑事は、カーター署長から失踪した女性ケイティ・ベイリーの再捜査を命じられる。メアは母ヘレン、10代の娘シボーン、4歳の孫ドリューと暮らしており、その家の裏には元夫・フランクが婚約して家族と暮らしていた。

一方、10代のシングルマザーであるエリンは、元恋人のディランと息子DJのことをめぐって対立していた。DJは耳の手術を受ける必要があったが、ディランは1800ドルという大金を用意することはできないと言う。

エリンは、ネットで知り合った男性に会いに、森へと向かう。だが、そこに現れたのはディランの新恋人ブリアンナだった。ブリアナは実在しない男性を騙ってエリンを呼び出し、恥をかかせたのだった。さらにエリンを殴りつけ、その様子をスマホで撮影させる。その様子を見たシボーンはエリンを助けに入るが、エリンは一人森の中へと消えていく。

翌朝、地元の小川で、ほぼ全裸で頭に大きな傷を負ったエリンの死体が発見される。

第2話 父親

エリン殺害に関する通報を受けたメアは、エリンの父ケニーに連絡する。ケニーは、ディランが犯人であると決めつけていた。署長は、エリンとケイティの事件捜査のため、郡刑事コリン・ゼイベルに協力を仰ぎ、メアに2人で捜査をするよう命じる。

尋問を受けたディランは、エリン殺害を否定する。その後、ブリアンナがエリンを殴る携帯電話の映像が公開され、メアはブリアンナを暴行容疑で逮捕する。そのことに抗議するブリアンナの父トニーは、メアにつきまとい始める。

メアの息子ケビンは、トゥレット症候群を8歳の時に発症し、その後、ドラッグに走った末、自殺した。メアとフランクは、孫のドリューがケビンと同様の病気を発症するのではと心配していた。一方、ドリューの母キャリーは、ドラッグの依存から立ち直ろうとしていた。メアは、キャリーにドリューの親権が渡るのではと心配していた。

エリンの親友ジェスは、「エリンがディランはDJの本当の父親ではないと打ち明けた」と明かす。ジェスは、DJの本当の息子がフランクと考えており、そのことを聞いたメアは、「エリンとほとんど面識がない」とウソをついたフランクに激怒する。

娘エリンを殺害されたケニーは、ディランを拉致して拳銃で撃つ。

このドラマは、「ケイティ失踪事件」「エリン殺害事件」の2つの事件が軸となって進んでいきます。また、それぞれが抱える家族の問題が濃密に描かれていきます。

第3話 新たな事実

ディランは一命を取り留めていた。ケニーは出頭し、そこで殺害したと思い込んでいたディランが生きていることをメアに知らされる。

フランクは、エリンとの性的関係や殺害を否定する。そこでフランクは、メアの提案したDJとのDNA親子鑑定を受けることに同意する。この一件で、フランクは婚約者との間に亀裂を生じさせてしまう。

検死官は、エリンの指は銃で撃たれて欠損していたことを指摘する。また、性的暴行を受けた形跡はなかったと報告する。指は地元の公園で見つかり、さらに公園内で弾丸を発見する。エリンは公園で殺され、その後遺体は移動されていたことが分かる。

エリンの通話記録から、最後の電話はブリアンナとの喧嘩の後、助祭マーク・バートンにかけたことが判明する。だが、彼は「彼女に助言を与えただけだ」と主張し、殺害を否定する。だが、マーク助祭はエリンの自転車を車に積んでおり、こっそりと川へ投げ捨てる。

メアは、キャリーがドリューの親権を持つのを阻止しようと、証拠保管室から証拠品であるドラッグをキャリーの車に仕掛ける。だが、すぐに露見し、カーター署長はメアを休職とし、カウンセリングを受けるよう命じる。

第4話 終わりなき苦悩

コリン刑事は、メアが休職するも捜査を続ける。父子鑑定の結果、フランクもディランもエリンの父親ではないと判明する。そんな中、新たな少女ミッシー・セイガーが行方不明になる。

メアは、休職を命じられるも、捜査を続ける。エリンのドレッサーを捜索していたメアは、日付が刻まれたハート型のネックレスを発見する。コリンは、マーク助祭が未成年の少女に不適切な行為をした疑いで、前の教区から異動になったことを知る。

キャリーは、ドリューと一晩一緒にいることを許されるが、「ペットの亀と一緒じゃないと眠れない」というドリューをメアのもとへと渋々返す。

酒場の屋根裏に監禁されたミッシー・セイガーは、そこで同じく1年間監禁されているケイティ・ベイリーと会うのだった。

エリンの息子であるDJの「父親が誰なのか?」というポイントは、エリン殺害事件においてキーとなっています。一方、ケイティは生存しており、監禁されていたことが明らかとなります。

第5話 幻想

メアは、エリンが母の死後、父のいとこであるビリー・ロスの家に数ヶ月間滞在していたことを突き止める。ブリアンナは、エリンが殺害された夜、深夜に家から出ていたディランに疑いを抱くようになる。

ディランは、エリンの親友ジェスとともに、エリンの隠されていた日記を回収し、燃やす。だがジェスは、その日記に挟まれていた一枚の写真をこっそりと持ち帰る。

メアとコリンは、青いバンに乗った男による誘拐から辛うじて逃れた少女に聴取を行う。結果、ナンバーの一部と犯人が白人男性であること、吸っていたタバコの銘柄が判明する。

メアとコリンは、ナンバーの一致する青いバンを持つ所有者をしらみ潰しに回っていく。その中のウェイン・ポッツは、ケイティたちを監禁していた犯人だった。ケイティたちは、パイプを叩いて自分たちの存在を知らせる。ポッツは拳銃でコリンを撃ち、丸腰のエリンも負傷させる。

エリンは防犯カメラを逆手に取ってポッツの裏をかき、最終的にコリンの銃でポッツを射殺するのだった。

第6話 告白

ケイティとミッシーは、無事に家に戻ることができた。一方で、ポッツにはエリン殺害時のアリバイがあった。カーター署長はメアの停職処分を解き、再びメアはエリンの事件を担当することになる。

メアは、エリンがハート型のペンダントに刻まれた日付の湖で行われたロス家の親族会に出席し、エリンとその父ケニーがビリーと同じキャビンに宿泊したことを知る。

ポップ・ロスは、息子のジョン(メアの親友であるロリー・ロスの夫)に、エリンが殺された夜、ビリーが血まみれで帰宅したことを話す。ジョンは、そのことをビリーに伝えると、ビリーは「出頭する」と言う。だが、ジョンはビリーに「その前に、思い出の湖で釣りでもしないか」と誘う。

メアはビリーを容疑者として話を聞こうとし、ロリーに「ビリーはどこに行ったの?」と質問する。そこでロリーは、「ビリーが犯人で、エリンと関係を持っていた。…ビリーはジョンと一緒に湖にいる」と打ち明ける。

メアは湖に向かうが、そこでジョンはビリーを射殺しようとしていた。メアはその光景に驚きつつ、ジョンを止めようとする。一方、ジェスからエリンの隠し持っていた写真を見せられたカーター署長は驚き、メアを急いで呼び出そうとする。

エリン殺害の最有力容疑者としてビリーが急浮上してくるわけですが、ドラマ上では「叙述トリック」のように上手く編集されています。

第7話(最終話) 祈り

エリンの隠し持っていた写真には、眠っているジョンの隣にいるエリンの姿が写っていた。ジョンは、ビリーを殺害して自殺に見せかけ、エリン殺害の罪をかぶせようとしていたのだった。そこにメアが現れ、ジョンを取り押さえる。

ジョンは、エリンと関係を持って彼女が子供を産んだこと、エリンがフランクの婚約パーティの途中に電話をかけてきて呼び出されたこと。そして、「銃で自殺する」と言い出したエリンを止めようとしたが、誤って揉み合う内に彼女を撃ってしまったことなどを打ち明ける。

公園から森へと遺体を移動させたのは、容疑者を絞り込ませないためであり、ビリーには運搬を手伝ってもらったのだという。ジョンは裁判にかけられるが、その途中で、ロリーに「DJは俺の子供なんだ。引き取って育てて欲しい」と懇願する。

ドリューの親権を争う調停が行われるが、そこでキャリーはメアに「私には育てられない」と言う。キャリーは再びドラッグを使用するようになってしまい、リハビリ施設に戻るのだという。

グレン・キャロルは最近、納屋に保管してあった拳銃がいつの間にか消え、再び戻ってきたこと、さらには2発の弾丸がなくなっていたことをメアに伝える。その拳銃は、エリン殺害に使われたのと同じヴィンテージ拳銃だった。

物置に出入りできるのは、芝刈りを手伝っていたジョンの13歳の息子ライアンだけだった。防犯カメラを調べると、拳銃を盗み、そして再び元に戻したライアンの姿が映っていた。

メアはライアンを逮捕し、ライアンは父・ジョンではなく自分が公園でエリンと出会い、グレンの銃を使って彼女を脅し、「家族に近づかせないようにする」つもりだったと告白する。ジョンの不倫で家族が崩壊しかけた経験から、ライアンはそのような行動に出てしまったのだった。

ライアンは脅迫のつもりが、エリンとの揉み合いになり、結果彼女を殺してしまった。父・ジョンにそのことを告げると、ジョンはビリーは彼を守るため、それを隠蔽したのだった。

ライアンは少年院に送られ、ロリーはメアに「どうして見逃してくれなかったの。ライアンは私の息子なのよ」と抗議する。だがその後、ロリーとメアは和解し、メアは事件が解決したことにより、息子ケビンが首を吊った屋根裏部屋に行く気になるのだった。

エリンとの不倫の末、子供を産ませてさらにはディランに押し付けたジョン。その報いが、「息子ライアンがエリンを殺害してしまう」という結果として返ってきた形です。ライアンをかばって、その罪を自ら背負うことにしましたが、結局はメアに見破られたということになりました。

ケビンとの親子関係が上手く行かなかったメアは、難事件を解決したこと、そしてドリューを育てることで前に進めるのか…そんな希望を感じさせるラストでした。

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