映画「ブレイン・ゲーム」あらすじ[ネタバレあり・結末まで]

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「ブレイン・ゲーム」前半部分(ネタバレなし)

「頸髄を金属棒で一突き」して殺害するという連続殺人事件が起こっていた。手口は同じであるが、そのターゲットとなる人々の性別、年齢、人種などはバラバラで、共通点は見当たらなかった。

この奇妙な事件を担当しているFBI特別捜査官ジョー・メリウェザーは、友人で卓越した超能力を持つ医師であるジョン・クランシーに会いに行く。ジョンは2年前、娘を白血病で亡くしてから妻とも疎遠となり、隠遁生活を送っていた。

メリウェザー捜査官とその相棒キャサリン・カウルス捜査官は、ジョンに事件の調書を渡す。ジョンはその事件に興味を持ち、新たな事件の現場へと赴く。ジョンは、その人物に触れることで、過去や将来をイメージとして見ることができた。

遺体に触れたり、事件現場を訪れることでジョンは、「被害者たちは不治の病に冒されている」ことに気づく。また、事件現場に残されたメッセージから、犯人は自分と同じく予知能力があり、自分よりも卓越した能力を持っていると気付かされる。

奇妙な事件を実行する犯人の狙いとは…ジョンと犯人の息詰まるような応酬がここから始まっていきます。

「ブレイン・ゲーム」後半部分(ネタバレあり、結末まで)

別の猟奇殺人事件を追っている中で、メリウェザー捜査官は犯人に打たれて救急搬送される。彼は末期癌を患っていることをジョンに打ち明けるが、ジョンはそのことを知っており、これは予知能力を持つ犯人が仕組んだことであった。

ジョンが飲食店にいると、チャールズ・アンブローズという男が向かいの席に座る。チャールズこそが犯人であり、彼は「不治の病に冒され、余生を辛い思いをしながら送る」苦痛から解放してやっているのだと打ち明ける。

チャールズの新たなターゲットのもとへ、ジョンは先回りして向かう。ジョンは「それでも残された時間を奪う権利は君にはない」と言い、チャールズの殺害を防ぐ。

ジョンはチャールズに導かれるように、地下鉄の車内へと向かう。そこへカウルス捜査官が現れるのだが、ジョンはそこで顔面を血だらけにする彼女の未来の姿をイメージとして見ていた。

チャールズは、ジョンに「俺を撃て」と言う。「俺を撃って、俺と同じ能力を持つあなたにこの仕事を引き継いで欲しい」と言う。ジョンはその依頼を断り、チャールズを射殺する。ジョンは、チャールズの撃った弾に当たり、負傷する。カウルス捜査官は、チャールズの血を浴びたのだが無事だった。

ジョンは再び亡くなった娘のことを思い出す。ジョンは、病床で苦しみ続けた娘に注射を行い、実は安楽死させていたのだった。事件を解決したジョンは妻に再会するのだった。

結局のところジョンは、娘を苦しみから解放させるために、安楽死させていたと判明します。しかし、ジョンはチャールズと同じ道を歩むことはなさそうですね。

トリビア・制作情報

・本作の脚本は、は映画『セブン』の続編として執筆されたものだった。主人公はウィリアム・サマセット刑事(モーガン・フリーマン)であり、超能力を身につけるという設定だった。だが、そのストーリーをデヴィッド・フィンチャー監督が拒否し、続編は実現しなかった。

・原題は、「Solace」であり、これは慰めの意味。

・監督:アフォンソ・ポヤルト

・脚本 テッド・グリフィン、ショーン・ベイリー

・製作:ボー・フリン、トーマス・アウグスバーガー、トリップ・ヴィンソン、マシアス・エムケ、クローディア・ブリュームフーバー

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