映画「スーパー・マグナム」(原題 Death Wish 3)あらすじ・ネタバレ・解説

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設計士のポール・カージー(チャールズ・ブロンソン)は、度重なる強盗被害で妻と娘を失った。そんな彼は、犯罪者を処刑する「アマチュア刑事」となったのだった。

ポールは、ニューヨークに戻り、朝鮮戦争以来の戦友チャーリー(フランシス・ドレイク)を訪れようとしていた。だが、彼はギャングに襲撃されてしまい、ポールが到着したところで死亡してしまう。

警察はポールを逮捕する。シュライカー署長(エド・ローター)は、カージーが「アマチュア刑事」であると知っていた。シュライカー署長は、釈放する代わりに、カージーへギャング団を一掃することを依頼する。ギャング団のリーダーであるフレイカー(ギャヴァン・オハーリー)が、チャーリーを殺害した犯人だった。

ポールは、チャーリーのアパートへと向かう。そこは、ギャングの抗争がたびたび起こっている地域だった。チャーリーの隣人たちは、ポールに加勢することになる。退役軍人のベネット(マーティン・バルサム)、ユダヤ系夫婦のカプロフ、ヒスパニック系のカップルであるロドリゲスとマリアたちがポールに協力するのだった。

中古車をエサとして放置し、ギャングのメンバーが車を盗もうとしたところで、彼らを射殺する。その後、新たな猟銃を手に入れ、次々にギャングを倒していく。だが、そのギャングによってマリアは暴行され、死亡してしまう。また、街を守ろうとするキャサリン・デイビス弁護士(デボラ・ラフィン)と知り合い、ディナーに誘うのだが、フレイカーによって殺害されてしまうのだった。

抗争が激しくなり、シュライカー署長はポールを保護下に置こうとする。病院へと隔離しようとするのだが、ポールはベネットのマシンガンを手に入れ、ロドリゲスはギャングを倒していく。

ポールは、弾薬を集めにアパートへと戻るのだが、そこにフレイカーが現れる。シュライカー署長も加勢し、フレイカーを撃つのだが、防弾チョッキを着用していてダメージを与えることはできなかった。

シュライカー署長が注意を逸らし、ポールはロケットランチャーを用いてフレイカーを倒す。残りのギャングもまた、隣人たちの勢いに恐れをなして逃げ出すのだった。シュライカー署長に見送られ、ポールはその場を立ち去るのだった。

解説

本作は、『狼よさらば』(Death Wish)『ロサンゼルス』(Death Wish 2)の続編となっている。なお、Death Wishシリーズは、全5作である。

チャールズ・ブロンソンが、64歳ながら『ランボー』のごとくギャングと戦う姿に無理を感じざるを得ない部分があるとの指摘はあるが、爽快感のある戦闘シーンが数多く存在し、カルト的な評価も受けている。

なお、パート2までの「家族のために戦う」といったテーマと本作は異なっている。

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