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「ヒガンバナ 警視庁捜査七課 第5話」あらすじ・ネタバレ

      2016/02/18

薫子(知英)の妹・透子(尾中琴美)は、名門バレエ団の附属高校に通っていた。そんな透子は、1年生ながら主役に抜擢される。親友の美月(田原可南子)やまどか(秋月成美)も大喜びする。

薫子は、「バレエを観に行かない?」と、警視庁捜査七課の面々を誘う。「妹が主役に抜擢されたの」と大喜びしていたが、渚(堀北真希)たちは「本当に妹?」と疑う。

透子が校内のレッスンスタジオで練習に励んでいると、突然、明かりが消える。ほぼ同時に、透子は呼吸が苦しくなっていた。スタジオには外側からは鍵がかけられており、透子は外に出ることができなくなっていた。

発表会当日の朝、レッスンスタジオで透子が倒れているところを、教務員・小野寺(ミスターちん)が発見。透子は、意識不明の重体となっていた。通報があり、七課の瀬川すみれ(大地真央)課長は、刑事部長・神藤勇蔵(佐野史郎)に話をつけ、七課単独での調査を行うことにする。

透子は救急搬送され、薫子はパニックになる。教務員・小野寺は、「昨晩21時に話をして、22時にスタジオの電気が消えていたので、寮に帰ったのかと思いました。ですが、今朝、スタジオに清掃に来たら、彼女が倒れているのを発見しました」と言う。鍵は、盗まれていたのだという。現場は、選抜クラス15名しか使うことを許されない特別な部屋であった。

渚はスタジオに足を踏み入れ、そこに残留した”声”を聞く。そして、「私がプリマ…」とつぶやき、渚は倒れる。

薫子は、病室で透子の様子を見守っていた。透子が倒れた原因は、アナフィラキシーショックだった。彼女は小麦アレルギーであり、小麦を摂取したことで呼吸困難に陥ったのだった。だが、雪乃(檀れい)はスタジオには小麦が持ち込まれた形跡はなかった、と疑問に思う。

伊東凛(高梨臨)は、透子が「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」であると七課の捜査員たちに告げる。透子は、小麦を摂取した後、運動したためにアレルギー症状を呈したのだという。小麦摂取から2時間ほどで症状が出るため、19時から21時の間に透子は小麦を摂取したのだと考えられた。

柳幸子(YOU)は、「容疑者の条件は3つ。プリマになった彼女を妬んでいた人物。透子が小麦アレルギーであると知っていた人物、21時から22時の間に鍵をかけられた人物」であると指摘する。

渚と雪乃は、再び高校を訪れる。彼女たちは、発表会のプリマを毎年務めていた教師で、バレエ団のトップダンサー・香坂英里子(マイコ)に事情を聞く。「透子をプリマに選んだのは、私です。彼女には、確かな才能がありました」と英里子は言う。

渚が、犯人は学園内にいると考えていたが、英里子は「悔しい思いは誰しもがしているけども、この学園には妬んでそのようなことをする子は1人もいません」と反発する。

渚は、「近い友達ほど妬む気持ちは強い。一緒に暮らしていれば、アレルギーであることも知っているはず」と考え、親友たちである美月やまどかに話を聞く。美月たちは、透子と一緒に、先輩の身の回りの世話などを行っていたが、透子が選抜入りを果たし、待遇や環境が変わりつつあったことを話す。

美月たちは、犯行時刻と考えられた19時から22時の間、他の寮生とともにテレビを観ていたと証言する。彼女を恨んでいる人物の心当たりについて、美月たちは岩井奈央の名前を挙げる。奈央は透子の先輩だが、プリマに選ばれなかった人物だった。彼女は、19時から22時までのアリバイを聞かれ、「21時までは英里子さんとビデオを観ていて、その後は部屋にいました」と証言する。凛は、スタジオの床や透子の衣服から微量の小麦が検出されたと報告する。

渚は、ジャーナリスト・菊池謙人(DAIGO)に話を聞き、英里子に脅迫状が送られていたと判明する。その脅迫状が届いたため、プリマを他の人物が行うこととなり、透子が抜擢されたのだった。犯人が内部にいる可能性があったため、英里子は通報しなかったのだという。

小麦は、松脂に混入されていたことが判明する。松脂は、バレエシューズにつける滑り止めだった。だが、現場には松脂がなかった。渚は、松脂は1年生が準備することになっていたことに着目し、調べることにするが、選抜クラス用の松脂が準備室から紛失していた。

美月とまどかは、透子を見舞う。薫子は、アレルギーのせいで塞ぎがちの妹と親友でいてくれる彼女たちに感謝する。そんな中、渚が病室へとやってくる。事件当日、松脂の片付けを行っていたのは、美月とまどかであり、彼女たちを渚は詰問する。

「選抜クラスの箱、本当に返したの?」などと尋問する渚に、薫子は「いいかげんにして!」と言って、美月たちを帰らせる。「何がシンクロ能力よ!肝心なことは分からないくせに」と、薫子は感情的になって渚を責める。渚は、薫子の言葉に落ち込む。

脅迫状が解析され、殺意が感じられないことや、顔が汚されていないこと、社会的地位が高く、自己顕示欲の強い人物であるとプロファイリングされる。筆跡鑑定の結果、英里子自身が送りつけたのだと判明する。

プリマは奪われたくない、かといって競い合って負けたくないと考えた英里子は、自ら脅迫状を送り、プリマを降板することにしたのだった。だが、小麦によってアナフィラキシーショックを起こさせたことについては、英里子は否定する。英里子は、犯行時刻に菊池から取材を受けており、アリバイが成立していた。

小野寺は、詰まっていたトイレを掃除しており、「ただでさえ忙しいのに…」とボヤく。小麦粉がトイレに流され、詰まってしまっていたのだった。落ちていた小麦粉のパッケージの一部から、小麦粉の製品を特定。さらに、販売を行っている近隣のスーパーに向かい、渚と雪乃は防犯カメラをチェックし、岩井奈央が小麦粉を購入していたと判明する。

岩井奈央は、「透子に嫌がらせしてやろうと思って買いました。ですけど、盗まれてしまったんです」と、実行については否定する。だが、事件が起こった後、突如としてロッカーの中に小麦粉が入れられているのを発見した奈央は、焦ってトイレに小麦粉を流したのだった。

渚は、「随分、都合の良い話」と信じようとしない。だが、奈央は「私がやったのは、これくらい。スタジオに閉じ込めて、怖がらせようとしただけ。発作を起こして倒れていたなんか知らなかった」と、鍵を盗んでスタジオを施錠しただけだと言う。

小麦粉を盗んだ犯人の心当たりとして、奈央は「美月とまどか」と言う。だが、そうなると小麦粉入りの松脂の箱を回収することができない。

渚と雪乃は、現場を再び訪れる。渚は、「私がプリマになったから…守りたかったんだ」とつぶやき、真相に辿り着く。

まどかは、渚と雪乃に事情聴取を受け、松脂箱に小麦粉を混入したのは自分たちであると自供する。いつも一緒だった透子がプリマに選ばれ、「自分たちとは違う世界に住んでるんだ」と思い知らされたまどかと美月は、犯行に至ったのだという。

単に困らせたかっただけだというまどかだったが、「透子ちゃんは、死の淵に立たされている」と、事の重大さについて話す。そして、選抜クラス用の松脂箱が、レッスンスタジオのピアノの中から見つかったのだと明かす。

松脂箱を隠したのは、透子自身だった。自らの体の異変を察知した透子は、親友である美月とまどかを庇うため、松脂箱を咄嗟に隠そうとしたのだった。「私がプリマになったから…」と、透子は親友を救うため、そのような行動に出たのだった。

透子は、意識を取り戻した。美月とまどかは病室へと連れられ、泣き出しそうな表情で立ちすくんでいた。そんな2人に、透子は笑いかけ、「いつ行く?遊園地」と、遊園地に行く約束について話す。美月とまどかは泣き出し、謝り続けるのだった。

薫子は、渚に「ごめんね」と謝罪する。渚はぎこちないながら微笑み、許す。

菊池は、渚行きつけの店で顔を合わせる。いつになく神妙な面持ちの菊池は、「ケリをつけなきゃな…」とつぶやく。

民家の火災現場で、身元不明の遺体(渚の父親を殺害した犯人)が発見される。そして、40代女性が、意識不明で搬送されていた。その現場に、七課が現れる。そこで渚は再びシンクロし、苦しみだす。渚は、かつて自身が巻き込まれた父親の殺害された事件を思い出し、「ママのところに行かなきゃ…」とつぶやいて意識を失う。彼女の手には、現場にあった幼い男児の写真が握られていた。

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