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「家族ノカタチ 第9話」あらすじ・ネタバレ

      2016/03/20

大介たちが開発に関わった商品が、ベストデザイン賞 金賞を受賞する。社内報で取り上げるため、広報部に取材を受け、大介は内心の悩みや葛藤を抱えながらも、笑顔で写真に応じる。

永里大介(香取慎吾)は、父・陽三(西田敏行)と浩太(髙田彪我)の送別会で、「それで…いつ焼津に帰るんだ?」と訊いた。すると、そこで、陽三は「もう少しここに居させてくれねぇか?…俺、死ぬんだわ」と、自分が末期癌であると告白する。

医師の友人・シゲ(森本レオ)もそれを認め、末期の肺癌、特に進行の早い小細胞肺癌であると説明する。手術は不能であり、抗癌剤治療を行っていたが、あまり効果がなかったという。全身への転移がみられ、「夏まで、生きられるか…」とのことだった。

突然の告白に、葉菜子(上野樹里)や律子(風吹ジュン)たちも絶句する。大介は、動揺してその場から立ち去る。
 
…取材に来ていた広報部の女性社員・有吉加絵(我妻三輪子)が、佐々木彰一(荒川良々)に「私のことを覚えていますか?」とに声をかける。だが、佐々木は覚えがなく戸惑う。

葉菜子も動揺し、仕事に集中できず、ミスを連発していた。突然の告白に大介が戸惑っており、気遣ったのだが、大介は「親父のやり方には慣れた」と無理に笑顔を作っていた。高瀬和弥(田中圭)は、そんな葉菜子のことを心配する。

葉菜子は、ジム帰りの大介のもとを訪れる。「陽三さんと話した?」と訊くが、大介は「この後、約束があるから」と話し合うことも避ける。

一方、陽三は恵(水野美紀)に「治療を諦めないで」と説得されていた。だが、陽三は「あらゆる治療を試したんだ…もう俺の寿命なんだ」と言う。

大介は、シゲと話をする。「去年の夏に打ち明けられて…病気のことを言わないでと頼まれて、あなたに言うことができなかった」と、シゲは明かす。さらに、「春までもつかと思われたけど、でも、息子さんと暮らすことができたのが嬉しかったのか、生きることができた」と言う。

大介は、シゲに「陽ちゃんは、『今まで、一度もまともに父親として、大介と向き合って話し合うことができなかった』と言ってたんですよ。子供の頃から、凄く恥ずかしがり屋で。だから、残りの時間、向き合ってくれませんか?」と言われる。

葉菜子は、母・律子に「よくない癖だよね。言いたいことがあったり、悩んでることがあっても人に言わずに溜め込んで」と、大介を心配していると話す。一方、大介は、恵との話の後、「ウソの言葉と笑顔で自分を守る」と思っていた。

加絵は、佐々木が参加したお見合いパーティーに参加していたと明かす。さらに、「私、佐々木さんの番号に丸つけてたんですけど、ライバルがあんな可愛い子じゃ無理だと思って」と身を引いたと言う。佐々木は慌てて、加絵に連絡先を訊く。

陽三は、律子に「死ぬのは怖いよ。助かりたい一心で色々やったけど、その時に分かったんだよ。これは俺の寿命なんだなぁって。人間、一度は死ぬんだから、俺の順番が来たんだって思って。そう思ったら、楽になった。…そうなったら、家族と一緒に居たいなぁって思ったんだ」と話す。

和弥は、葉菜子から「陽三さん、重い病気なんだって。私だったら、どうしようかなって思って。…(大介は)作り笑いとかしちゃって、もう見てらんなくて」と言う。そのことから、葉菜子は大介のことが好きなんだと悟る。

陽三は、浩太(髙田彪我)に「死ぬっていうことは、意味あることなんだ。生き物は土に還って、みんなのためになる。死んだ後もそばにいる」と言う。浩太は「でも、寂しい」と言い、陽三は「家族みんなで写真を撮ろう。それがあれば寂しくないだろう」と提案する。大介も誘われるが、「ふざけんなよ。勝手過ぎるだろ、急に『死ぬ』からとか…受け入れる側にも、心構えが必要だろ」と反発する。

大介は、行きつけのビアバーで和弥に話しかけられる。和弥は、ドイツにいた際、父親が病気にも関わらず見舞いに行けず、死に目にもあえなかったことを明かす。会いに行かなかった理由を、「会って、何を話していいか分からなかったんです」と言う。

和弥は、「葉菜子に心配かけないでください」と言う。大介が平静を装っていることで、逆に心配させてしまっているのだと指摘する。さらに、「葉菜子のことをよろしくお願いします」と、大介に葉菜子のことを任せることにしたと告げる。

和弥は、葉菜子にも「好きなんだろ?」と、大介のことが心配でたまらないのは、大介のことが好きだからだと言う。葉菜子は、ようやく自分の気持ちに気づいたように、ビアバーへと向かう。だが、大介は帰ってしまっていた。

帰り道、葉菜子はマンション前の川辺りで大介を見かける。「私は前に、しんどくなった時に話を聞いてもらったでしょ?次はそっちの番。これで貸し借りなし」と言い、話を聞くと大介に言う。

大介は、「俺は今、スゲェ頭にきてる。親父がやらかしたこと知ってるよな?」と言い、燻製を作って火災報知機を鳴らすなど、陽三がしてきた数々の迷惑行為について話す。「文句言ってやろうと思ったけど、それも相手が病人ならできなくてさ」と言う。

葉菜子に「無理して作り笑いしないで」と言われ、「俺は分かんなくなっちゃってさ。どうしていいか分からない。死を待つまで見守ることも、素直に泣くこともできない。…ふざけんなって思って。急に死ぬだなんて。今は、怖い。親父が死んで1人になるのが、そんな日が来ると思うと、怖い」と本音を打ち明ける。

葉菜子は、「1人が辛くなったら、来ればいいよ。エレベーターに乗って、1つ上。来ればいい。似たような人が、そこにいるからさ」と1人ではないと言う。そんな彼女を、大介は抱きしめる。

翌朝、大介のもとへ佐々木がやってきていた。加絵との交際が順調であると報告しに来ていたのだった。そこで佐々木は、初めて陽三が病気なのだと知らされて驚く。大介は、陽三に「もうしばらくここにいて良い」と言う。さらに、「もう1つ、わがままを聞いてやるか」と言い、家族写真を撮ることを了承する。

陽三、恵、大介、浩太、そして陽三の亡くなった母親の遺影を持って写真を撮ることになった。

次話:「家族ノカタチ 第10話 最終回」あらすじ・ネタバレ

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