「ドクターX 外科医・大門未知子 第2話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 東帝大学病院に、全国市町村幸福度ランキング1位に輝いた虹川村の長で、「日本で一番貧しい村長」として知られる二岡日出夫(山本圭)村長、そして政治資金をめぐる黒い噂のある金本洋二(西岡德馬)国会議員が入院してくる。

2) 蛭間重勝(西田敏行)院長は、二岡を治療することでイメージ戦略に活かそうとする一方、金本を追い出そうとする。だが、両者とも大腸癌を患っており、治療を行うこととなる。

3) 二岡は、横行結腸および直腸の多発性大腸癌がみられていた。フリーランス外科医・大門未知子(米倉涼子)は、リンパ節郭清を伴う横行結腸を切除するが、直腸癌は残しておく。失敗したのか、と思いきや、未知子は「失敗していない」と主張する。直腸の方は早期癌であり、一緒に手術を行うと高齢の二岡には体に負担が大き過ぎると判断したためだった。さらに、二岡は娘の結婚式に出席したいという希望があり、その願いを叶えようと未知子はしたのだった。ところが、二岡のその娘は愛人の子であり、妻・千代子(星由里子)は、「入院を長引かせようと思ったのに…余計なことをして」と恨む。

4) 金本議員は、大腸癌および肝転移を起こしていた。北野亨(滝藤賢一)が執刀するが、肝内胆管にまで浸潤がみられ、手術途中に出血が止まらなくなってしまう。そこで未知子が代わりに執刀し、手術を成功させるのだった。

詳細なあらすじ

フリーランス外科医・大門未知子(米倉涼子)は、神原晶(岸部一徳)と利き焼肉をして楽しんでいた。

一方、東帝大学病院の病院長・蛭間重勝(西田敏行)は、病院上層部に「私達が欲しいのは品格」と言われていた。蛭間はカネを配ろうとしたが、裏目に出てしまう。

焼肉屋で、未知子は多くのメニューを注文し、「何でも欲しがるのは、バカな証拠だ」などと二岡日出夫(山本圭)に言われてしまう。妻・千代子(星由里子)は、「お若いですもんね。たくさんお肉をお食べください」と言われ、未知子は「若いって言われちゃった」と喜ぶ。

翌日、二岡は紹介状と腹部-骨盤造影CTを持参し、内科部長・黄川田高之(生瀬勝久)を訪れる。貧しそうな二岡に、黄川田は「第三分院を紹介します」と紹介する。

一方、国会議員の金本洋二(西岡德馬)が検査入院してくる。黄川田は、二岡を置いて慌てて出迎えに行く。未知子は、病院のエントランスで二岡に会う。そこで、二岡の腹部-骨盤造影CTを診る。

広報部・南幾子(草刈民代)部長は、蛭間に「今週発売の週刊誌に、金本議員のスキャンダルが発覚しました」と言う。金本は、政治資金をめぐる黒い噂があり、雲隠れするために入院したのだという。蛭間は、黄川田に命じて出て行かせるよう命じる。

未知子は、多発大腸癌 stageIIIBと診断する。「すぐに腹腔鏡手術を実施しましょう」と言う。だが、二岡は帰ると言い出す。そんな二岡を久保東子(泉ピン子)は引き止める。二岡は、全国市町村幸福度ランキング1位に輝いた虹川村の長で、「日本で一番貧しい村長」として知られる人物だった。

金本は、特別個室で気楽に過ごしていた。そんな金本に、黄川田は「少々手違いがございまして…部屋が改装予定ですので、第三分院に特別個室を用意しました」と説得しようとする。だが、金本は断固拒否する。

久保は、二岡村長が入院したのだと記者会見で発表する。だがそこで、金本議員が入院したことを追求され、久保は「それは院長が入院させたので、私の預かり知れぬことです」と言う。

西園寺猛司(吉田鋼太郎)は、「私が金本議員を追い出せてみせます。検査で問題がなければ、入院させておく道義はありません」と言う。

二岡は、「入院している時間はない」と言うが、村民たちは心配して治療してもらいたい、と言う。二岡は、妻・千代子に一喝させて入院することになる。二岡と金本は、同部屋になる。金本は、「大部屋でもいいと言ったが、相部屋でも良いと言った覚えはない!」と言うが、二岡は「いい年して腹を立てるな。心貧しき者」と言って黙らせる。

カンファレンスで、二岡についての治療の検討が行われる。同時性多発大腸癌であり、未知子は「私が切る」と言うが、黄川田は、「5-FU/LVおよびベバシズマブによる化学療法が望ましい」と言い、化学療法による治療を行うと言う。

金本は検査の結果、大腸癌 stageIVであると判明する。多発性肝転移もみられていた。未知子は、「私が手術を担当する」と言う。未知子は金本に告知を行い、「今手術すれば助かる」と言う。金本は、「君以外の医者は切れないのか?」と言うが、未知子は「私、失敗しないから」と宣言する。

二岡は、化学療法の治療費が110万円であると聞き、「私は受けない」と言い出す。だがそこで、久保は「治療費は我が病院で持ちます」と言い、説得する。

二岡は、こっそり病院を抜け出す。それを未知子が見つけ、追いかける。二岡は、「治療を受けていたら間に合わない。やるべきことがあるんだ」と言う。だが未知子は、「じいさんがいなくても、世の中は意外と回っていくんだよ」と言う。二岡は、「私は生き残れるのか?最後の望みを聞いてくれ」と言う。

二岡が病室に戻ると、金本は「お宅も癌ですか?私も癌と言われちゃいましてね。参りましたよ」と話しかける。だが、二岡は「癌と言われたら、誰でもジタバタする。それで良い」と励ます。

二岡は、批判を受けることは避けられない金本に、「悪さをしたら、ただひたすらに頭を下げる。それが一番だ。ヘタなウソはすぐバレる。民の心を逆撫でするだけだ」とアドバイスする。

未知子は、二岡の腹腔鏡下大腸癌摘出術を黄川田に無断で実施する。二岡たっての希望であり、黄川田は止めようとするが、未知子は手術を行う。未知子は、リンパ節郭清を伴う横行結腸切除を実施する。だが、直腸には癌が残っていた。にも関わらず未知子は手術を終えてしまう。

未知子が癌を取り残し、失敗したとの噂を聞き、金本は未知子の手術を受けることを拒否する。西園寺は、北野亨(滝藤賢一)に手術を行うよう命じる。

北野は、金本の結腸部分切除および肝部分切除を開始する。だが、腫瘍が肝内胆管肝まで浸潤しており、部分切除は不可能であると判明する。そのため、北野は拡大肝右葉切除に術式を変える。西園寺はやめるよう指示するが、北野は手術を続ける。

だが、門脈分枝から出血し、止めることができない。そこに未知子が現れ、「これじゃ切り過ぎなの」と言う。未知子は、出血を速やかに止め、肝中央ニ区域切除術に切り替えて手術を行う。

蛭間は、「金本議員は、様々な疑惑がある議員ですが、自らの言葉で語っていただくため、治療を万全に行いました」と会見で述べる。久保は、二岡の治療が中途半端に終わったことで悔しがる。

未知子は、二岡の希望で癌をわざと全て取り除かなかったのだった。横行結腸はリンパ節転移を起こしており、腸閉塞を起こしていた。そのために手術で切除手術を行った。だが、直腸癌は早期癌で、大腸内視鏡で切除が可能だったのだ。二岡は高齢であり、一度に手術すると体への負担が大きすぎると判断したためだった。

二岡は、「娘の結婚式に出席したい。それが私の最後の願いだ」と希望しており、未知子はその約束を果たせたと喜ぶ。だが、千代子は「娘は、愛人の娘なの。だから、私は入院を長引かせて出席させないようにしたのに」と怒っていた。

次話:「ドクターX 外科医・大門未知子 第3話」あらすじ・ネタバレ

前話:「ドクターX 外科医・大門未知子 第1話」あらすじ・ネタバレ

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