「ドクターX 外科医・大門未知子 第1話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) フリーランスの外科医・大門未知子(米倉涼子)は、ニューヨークで急逝胆道炎を起こした妊婦を無事に手術成功する。その手腕を買った東帝大学病院の副院長・久保東子(泉ピン子)は、彼女を東帝大学病院に雇う。

2) 28歳のIT会社・ワンウッドクラウドの社長である一木淳(渡辺大知)は、脊索腫と診断され、手術を控えていた。第一頚椎まで浸潤しており、東帝大学病院に招聘された北野亨(滝藤賢一)は、日本初の3Dプリントパーツによる手術を施行すると宣言する。

3) 手術直前、頭部MRIで第二頚椎まで腫瘍が浸潤していることが判明し、北野は手術を拒否する。そこで、未知子が手術を行うと名乗り出る。北野の手術をも凌駕する手腕で、未知子は手術を成功させる。

4) 北野が執刀したと記者会見では発表されていたが、一木は、未知子が執刀していたと知っていた。彼は未知子に「あんたが手術したんでしょ…ありがとうございました」と感謝するのだった。

詳細なあらすじ

フリーランスの外科医・大門未知子(米倉涼子)は、ニューヨークを訪れていた。街を颯爽と歩く未知子は、「私、決めたので」と言い、中華料理屋へと向かう。

空腹の未知子は、餃子の大盛りを注文する。未知子は、餃子を食べようとするが、突如現れた見知らぬ女性に奪われてしまう。

東帝大学病院は、隠ぺい行為や医療ミス、派閥争いなどが原因となり、評判がガタ落ちしてしまった。院長の久保茂(竜雷太)や、蛭間重勝(西田敏行)は槍玉に挙げられ、蛭間は「潔く退任しましょう」と言う。

未知子は、中華料理屋で倒れた妊婦を診察する。マーフィー徴候があらわれており、急性胆道炎と診断する。救急車を呼ぼうとするが、発砲事件で閉鎖されていた。餃子を奪った女性・久保東子(泉ピン子)は、「私の働いている病院へ運んで」と言う。未知子は執刀し、子宮と胆嚢の癒着が見られたものの、緊急開腹胆嚢摘出術を成功させる。妊婦も胎児も無事だった。

未知子は、再び中華料理屋で餃子に舌鼓を打つ。東子は、「見事なオペだったね」と言って褒める。東子は「掃除婦」であると明かし、意気投合する。

神原晶(岸部一徳)は、未知子に電話をする。彼女がニューヨークにいると知り、驚く。神原は、未知子を雇いたいという病院があると告げ、すぐに帰国するよう言う。

東帝大学病院では、院長が「私達は退陣します。…ですが、東帝大は永久に不滅です」と言う。そこで、蛭間は「当病院を去るにあたって、置き土産として海外からスーパードクターを招聘しました」と言う。そこに、海外で外科医をしていた北野亨(滝藤賢一)が現れる。

北野は「蛭間副院長の辞職を撤回してください」と言う。結果、院長は退職し、蛭間は残留、院長就任することとなった。そんな中、未知子は東帝大学病院に現れる。新体制では、南幾子(草刈民代)が広報部長として就任する。南は、政界にも太いパイプを持っているのだという。

新体制発足と院長就任の挨拶が行われる中、未知子が登場する。未知子は、その場にいる理由を問われ、「呼ばれたから来た」と答える。さらに、そこへ東子が現れる。東子は、副院長だったのだ。元院長である久保茂は、東子の兄であった。未知子は、東子によって雇われたのだった。

東子は、「この腐りきった病院で、患者様の命を本当に救いたいと思っている。そのためには、大門未知子さんのお力をお貸しください」と頭を下げる。東子は、東帝大婦人科部長まで登り詰めたが、蛭間との派閥争いに破れ、渡米していた。

術前カンファレンスが行われ、28歳のIT会社・ワンウッドクラウドの社長である一木淳(渡辺大知)の症例について検討される。

脊索腫(胎児のときに残った脊索の組織が原因となる腫瘍であり、頭蓋骨や脊椎などに好発する腫瘍)という診断であり、腫瘍に動脈が複雑に絡みつき、第一頚椎にも浸潤しており、骨移植も必要だった。未知子は、「私にやらせて」と言う。だが、北野は、日本初の3Dプリントパーツを使った脊椎手術を提案し、必ず成功させると宣言する。

一木は、蛭間らが校歌を歌っている姿をSNSに配信する。その様子を見て、「大丈夫かよ…」と一木は心配になる。彼が屋上にいると、そこに未知子がいた。心配になった一木は、「ここの医者、大丈夫なのかよ…」とつぶやく。そんな彼に、未知子は「私に切らせてくれない?」と言う。

記者会見の場で、北野は「必ず私が3Dプリントパーツを使った手術を成功させてみせます」と断言する。その場で一木は、「私の手術を、ワンウッドクラウド上で生配信します。ネットを使った公開オペです。私は、はっきり言って、ここの病院を信頼していません。…絶対に失敗されたくないから、生配信します。医者の好きにしないため、公開します。僕の希望が叶えられないなら、手術は拒否します」と発表する。

蛭間院長は、「一木社長の希望は叶えます」と言う。北野は、頭部MRIを見て愕然とする。第二頸椎まで浸潤が広がっており、製作した3Dプリントのパーツだけでは足りなかったのだった。

東子は、「今日の手術、絶対に手伝うんじゃないわよ」と未知子に言う。「今日、手術しなければ、あの患者は死ぬ」と言うが、東子は「だから?バイトのあんたには関係ない」と言う。

北野は、蛭間院長に「パーツを新たに製作するため、2週間ください」と言う。蛭間は、記者会見をしてしまった手前もあり、「手術をしてくれ」と懇願する。だが、北野は「完璧を期さねば、手術をしない」と言い、手術を拒否するのだった。

麻酔科医・城之内博美(内田有紀)により、一木の麻酔がかけられる。そこで、北野が匙を投げたことを加地秀樹(藤村正信)は城之内に耳打ちする。蛭間院長が会見で、「手術は中止する」と明かそうとするが、手術室に未知子が現れる。

経鼻・経口による内視鏡下腫瘍摘出術および、3Dプリントパーツによる脊椎置換術が開始される。公開用のカメラを持つスタッフを、「邪魔」と言って未知子は追い出す。

未知子は、鼻腔が狭い日本人に適した術式を選択し、内視鏡下に腫瘍を摘出する。さらに、3Dプリントパーツだけでは足りない部分は、自家腸骨により補う。手術開始から9時間、未知子は無事に成功させる。その手術を、北野は複雑な心境で見つめていた。SNS・ワンウッドクラウド上では、手術成功を喜ぶコメントが溢れる。

東子は、再び未知子に取り入ろうとするが、「もう騙されない」と言う。すると東子は、「あんたなんか、簡単に消せるのよ」と脅す。

記者会見では、執刀したのは北野であると発表されていた。東帝大の人気ランキングは、一気にランクアップする。

神原は、蛭間に手術代1千万円を請求する。「ボッタクリだ」と言う蛭間に、北野は「私の契約金を大門さんに渡してください」と言う。さらに、「私がここに来たのは、お金が目的ではない」と言うのだった。

一木は、未知子に「あんたが手術したんでしょ…ありがとうございました」と感謝するのだった。

次話:「ドクターX 外科医・大門未知子 第2話」あらすじ・ネタバレ

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