ドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子 第4話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 河野悦子(石原さとみ)は、人気女優・杉本あすかの自叙伝の校閲を担当する。あすかの生い立ちなどを知るため、実家周辺を訪れた悦子は、そこで山ノ内隆というパパラッチに出会う。

2) 山ノ内は、あすかに隠し子がいることをスクープする。その騒動により、自叙伝が出版中止の危機に見舞われる。あすかは、隠し子騒動について釈明会見を開く。引退も噂される中、悦子はなんとかしようと、会見の場に乗り込む。

3) あすかを、山ノ内は「あなたは、父親のいない家庭で育った。それにも関わらず、シングルマザーを選んだ。その理由は、男遊びに走って、誰の子か分からない子供を妊娠したのでは?」などと言って追求する。あすかはそのショックで倒れてしまう。この会見により、マスコミは批判され、あすか擁護の声が高まった。

4) 折原幸人(菅田将暉)は、悦子に「作家とモデル、文武両道っぽい」と言われ、覆面作家を卒業することを森尾登代子(本田翼)に言う。不倫相手との恋愛が行き詰まっていた森尾は、悦子を褒める幸人に、キスをして「恩、返して…」と言って迫る。

詳細なあらすじ

河野悦子(石原さとみ)は、大作家・夏木夏子のグルメ本の校閲を担当し、指摘に対しクレームを言われる。だが、悦子はたまらず反論してしまう。

疲労困憊の悦子は、折原幸人(菅田将暉)の小説に「つまんなかったです!」と言い放ってしまったことを後悔していた。だが、そこに幸人から電話がかかってくる。「急なんですけど、今日、何してます?」とデートに誘われ、悦子は喜ぶ。

悦子は、住んでいる部屋の階下にあるおでん屋で、幸人と飲む。「つまんなかったって言って、すみません」と謝るが、幸人は「いつか、河野さんに面白いと言ってもらえる小説を書きたいな」と言う。

そんな中、貝塚八郎(青木崇高)が悦子に「三色ボールペンをどこにやった?」と電話をかけてくる。また、幸人には、森尾登代子(本田翼)から「帰りにトイレットペーパー買ってきて」と頼まれ、尾田大将(田口浩正)は「女と暮らしているのか…」と疑う。一方、悦子は「初デート、大成功」と喜んでいた。

森尾は、「『Lassy』専属モデルに選ばれるため、是永是之の名で小説を書いていることを公表した方がいい」と説得する。だが、幸人は断る。

悦子は、人気女優・杉本あすかの自叙伝の校閲を担当する。あすかは、大作映画に出演し、数々の賞を受賞していた。「ネットの情報を鵜呑みするのは危険なので、たしかめに行ってきます」と言い、あすかの実家のある八王子へと向かう。

あすかは、公園で「女優ごっこ遊び」をしていたと自叙伝に記していた。その後、あすかがプレゼントしたという、杉本の豪華な実家を見に行く。そこで、あすかの姿を隠し撮りしようとする男・山ノ内隆を発見する。

悦子は、その男を咎めるが、その中でクルマから転げ落ちた山ノ内は、「過失傷害だ。名刺を出せ」と要求する。悦子が校閲部員と知り、「人のあら探しをして稼ぐ、嫌われ者だ。俺らと一緒だな」とあざ笑う。

悦子は、茸原渚音(岸谷五朗)部長に報告し、「景凡社の一員であることを忘れないように」と注意を受ける。その後、悦子は、山ノ内の週刊誌記事を読み、数々のスクープをものにしていることを知り、驚く。

森尾は、部長から「彼を説得しなさい。できなければ、あなたはこれまでね。読モ上がりで、ふわふわやってこれたのはこれまでよ。がむしゃらにやってる人には絶対に敵わない」と言われる。森尾は、貝塚に、幸人を説得するよう依頼するが、貝塚は作家として作品で有名になってもらいたい、と拒否する。

山ノ内は、あすかの乗っていたクルマの後部に、子供が乗っている写真を撮影する。そのことをもとに、あすかに隠し子がいるのだという記事を発表する。そのスキャンダルにより、自叙伝が出版中止の危機に陥ってしまう。

悦子は、あすかの自叙伝を再び読み返す。すると、「猫のユリカ」として記述されていた部分を読み、悦子は涙する。

あすかは、隠し子騒動について、釈明会見を行うという。そこで、引退するのではないか、と噂されていると知った悦子は、「引退なんか絶対にダメだから」と思い、会見が行われるテレビ日本のスタジオへと向かう。

悦子は、会見の場にやってきた山ノ内に、「あなたは、杉本あすかに子供がいた、そんな一文しか見つけていない。たった一行の事実と、それ以外は単なる妄想。そんなことで、人の人生を壊していいの?」と詰め寄る。

悦子は、あすかがどんな人生を送ってきたのか、自叙伝の内容を伝える。「猫のユリカ」のこととしてあすかは記していたが、「その小さな温もりを抱いた時、全てを手放してもいいと思った。でも、それは間違いだった。その温もりを守るためにも、頑張らなければならないと思った」というのは、「子供のことなの」と悦子は指摘する。

話の出処を訊かれた悦子は、「ウチで出版する予定の自叙伝」と明かしてしまう。会見の中で、渡米したのは「語学留学ではなく、出産のためだった」と明かし、あすかは謝罪する。

山ノ内は、「あなたは、父親のいない家庭で育った。それにも関わらず、シングルマザーを選んだ。その理由は、男遊びに走って、誰の子か分からない子供を妊娠したのでは?」と指摘する。あすかは否定するが、「猫のユリカとして産んだ。子供はペットじゃねぇ。責任はとれるのか?」とさらに追求する。

追い詰められたあすかは、倒れてしまう。悦子は、「救急車呼んでよ!」と叫ぶ。会見の場に残った山ノ内に、悦子は「アンタって、最低」と言う。山ノ内は、「ああ、最低だよな…」とつぶやき、立ち去る。

会見により、マスコミへの批判が高まり、あすか擁護の声が多かった。そこで、自叙伝は予定通り出版されることになり、貝塚は「予定通り仕上げろ」と言う。

あすかはかつて、山ノ内に「人気者は、みんな興味があるんだ。イヤなら、女優、辞めちまえ。そこまでの女優だったってことだ」と言われていた。病室でそのことを思い出したあすかは、「ここで私は終わりませんよ」とつぶやく。結果的に、あすかは子供と外を歩けるようになったと喜ぶ。

茸原部長は、夏木夏子の本を見せ、悦子の指摘通り直したのだと言う。「作家と校閲は、ぶつかりあうことがあります。でも、結果的に良い本ができれば良いんです」と言う。

悦子は、疲労と空腹の状態でおでん屋に辿り着くと、そこに幸人がいた。なぜ幸人が覆面作家なのかという話題になり、悦子は「作家でモデルなんて、文武両道って感じがする」と言う。

森尾は、不倫している交際相手と電話でケンカして落ち込んでいた。幸人は、「どうしたの?」と森尾の話を訊く。だが、森尾は話さない。沈黙の後、幸人は「俺が作家だってこと、公表してみようかなって。覆面作家は卒業しようかなって思って」と言う。

幸人は、悦子が「文武両道でいいね」と言ったことが理由であると明かす。そして、「あそこまでトコトン真っ直ぐな人は珍しいね」と褒める。そこで森尾は幸人にキスをして、「恩、返して…」と言う。

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