「結婚式の前日に 第5話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 芹沢ひとみ(香里奈)は、初めてリーダーとして携わったマンションのモデルルームが、オープンするまで2週間となった。上司の鈴木清彦(矢柴俊博)に脳腫瘍のことを心配されるも、ひとみは「オープンまで担当させてください」と頼み込む。

2) 進捗会議で工期が遅れていることが明らかになる。「間に合いそうにない、オープンを遅らせるしかない」という意見に、ひとみは「何がなんでもオープンさせる」と言い、上司・鈴木に「個人的感情を仕事場に持ち込むな!」と一喝されてしまう。

3) 鈴木の叱責や、病気のこともあり、ひとみは仕事を辞めることを考え始める。だが、ひだまり園で何故自分が家を作る仕事に携わるのか、その初心を取り戻し、仕事を続けることを決意する。

4) 会議の場でひとみは脳腫瘍であることを明かし、リーダーを降りる。今までの自分よがりな態度を謝罪し、「仕事を続けさせてください」と言うことで、上司や同僚の理解を得るのだった。

起:モデルルーム

芹沢ひとみ(香里奈)は、初めてリーダーとして携わったマンションのモデルルームが、オープンするまで2週間となった。ひとみは、より一層気合いが入り、施工業者たちに細かな指示を行う。一方、「黙っていて欲しい」と言っていたにも関わらず、脳腫瘍であることを小倉信也(中野裕太)は、上司の鈴木清彦(矢柴俊博)に話してしまう。

ひとみは、鈴木に「脳腫瘍というのは本当なのか?」と訊かれ、正直に答える。「リーダーを、小倉に代わってもらった方が良いんじゃないか?」と鈴木に言われるが、「オープンまで、担当させてください」と頼み込む。

ひとみの婚約者である園田悠一(鈴木亮平)は、留学を断り、ひとみと結婚することを決意する。だが、結婚を反対する悠一の母・響子(江波杏子)は、「後悔するわよ」と、留学するべきだと言う。

承:上司からの叱責

可奈子(原田美枝子)は、ひとみの担当したモデルルームについて、匿名で応援メッセージを送り続ける。だが、メールアドレスが同一であり、「嬉しいけど、広告には使えないね」とひとみは苦笑する。

可奈子は、ひだまり園の島崎耕平(犬飼貴丈)に、勤め先として健介(遠藤憲一)の店を紹介する。健介は、可奈子の行動に困惑する。

ひとみは、「園田君に、ボストンへの留学の話がきている」という主治医・寺本真理子(戸田菜穂)の話を聞いてしまったが、動揺を隠して悠一と話をする。悠一は、「隠すつもりはなかった。言わなかったのは、どうせ断るつもりだったから」と言う。ひとみと一緒にいるという悠一に、ひとみは申し訳ないと思う一方、安心する。

可奈子は、ひとみの上司・鈴木と飲んでいる中、「病気だからどうせすぐ辞める」「女だから企画通してやったようなもんだ」というような鈴木の言葉に激昂し、ネクタイを掴んでしまう。そんな可奈子を、ひとみは制して「どこまで迷惑かければ気が済むんですか」と呆れる。

翌朝、進捗会議で工期が遅れていることが明らかになる。「間に合いそうにない、オープンを遅らせるしかない」という意見に、ひとみは「何がなんでもオープンさせる」と言い、鈴木は「こうなったのは、なんでもかんでもこだわり過ぎたお前のせいだ。必死になっているのは、リーダーとしての責任だけか?個人的感情を仕事場に持ち込むな!」と一喝されてしまう。

転:仕事を辞める迷い

ひとみは、鈴木の言葉に「リーダー失格。仕事を辞めようかと思う…頑張ったって、意味ないじゃん」と前原翔太(山本裕典)に愚痴をこぼす。そんな中、突然、ひとみは一時的に意識を失ってしまう。

ひとみが会社を辞めると聞き、健介はひとみに結婚式のことを話して勇気づける。健介は、ひとみに何がしてやれるか、と考え始める。

ひとみは寺本医師を受診し、仕事を辞めることを告げる。そして、「少し、疲れました。踏ん張ってたものが一つ崩れたら、ドミノ倒しのように崩れていってしまって…病気って人を変えちゃうんですね」と話す。寺本医師は「病気で挫けちゃうこともある。そんな時は、今まで頑張ってきた体をねぎらってあげて」とアドバイスする。

結:仕事を続ける決意

悠一は、ひとみを誘ってドライブに行く。クルマはひだまり園へと向かい、落ち込んだひとみを、悠一は可奈子に会わせて励まそうとする。

ひとみは、子供たちのペンキ塗りを見学する。そこで、子供たちに「なんでお姉ちゃんは、お家を作ってるの?」と訊かれ、「お姉ちゃんは、みんなが笑顔になれるような家を作りたくて」と、初心を思い出す。

「ひとみがどんな道を選んでも、僕は応援するよ」という悠一の言葉に、ひとみは仕事を続けようと決意する。そして、会議の場でひとみは、脳腫瘍となったことを公表し、リーダーを降りることを告げる。

そして、「初めて通った企画で、そして病気になったこともあって、思いが強くなり過ぎたんです。そんな状態では、リーダーになれません。でも、どうしても仕事を続けたい理由を思い出したんです。どんなことでもしますから、この場に残らせてください、この仕事を続けさせてください」と言って、上司や同僚の理解を得る。

悠一の母・響子(江波杏子)が倒れ、救急搬送される。一方、ひとみは翔太との口論の後、頭痛と意識が遠のくのを感じた。

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