簡単なあらすじ
1) 芹沢ひとみ(香里奈)は、園田悠一(鈴木亮平)の勧めで、悠一の研修医時代に指導医だった脳神経外科医・寺本真理子(戸田菜穂)にセカンドオピニオンを依頼する。
2) 精密検査の結果、ひとみの脳腫瘍は悪性であり、部位から手術は困難で、放射線治療・化学療法を行う方針だと寺本医師に伝えられる。そして、「5年生存率は約20%」との説明に、ひとみは愕然とする。そして、前途有望な悠一のため、結婚を諦めようとする。
3) 悠一の母・響子(江波杏子)は、悠一にひとみではなく、政治家の娘・広瀬真菜(真野恵里奈)との結婚を望み、2人を結婚させようとする。
4) ひとみは、母・可奈子(原田美枝子)に「本心を言い合うべき。格好つけたって仕方ない。人生は楽しむためにあるんだ」と言われ、悠一に「別れたくない」と本心を伝え、悠一もまた「これからどうなるのか怖いけど、こんな僕で良かったら結婚して欲しい」と言い、お互いに改めて結婚することを決意する。
起:セカンドオピニオン
両家の顔合わせ当日に、芹沢ひとみ(香里奈)は自分が「脳腫瘍と診断された」と、婚約者の園田悠一(鈴木亮平)に告白する。顔合わせも、母・可奈子(原田美枝子)の乱入で滅茶苦茶なまま終わった。
悠一は、研修医時代に指導医だった脳神経外科医・寺本真理子(戸田菜穂)に、ひとみのセカンドオピニオンを依頼する。寺本もまた、前医同様に「手術は難しい位置に腫瘍があり、手術は勧められず、放射線治療が望ましい」と診断する。
精密検査は出ておらず、悠一は「まだ悪性だと決まったわけではない」と励ますが、ひとみは「やっぱり結婚は無理だよ。悠一さんの負担になるなら、結婚したくない」と、悠一との婚約を破棄しようとする。
そして、ひとみは父・健介(遠藤憲一)には、まだ自分の病気のことを打ち明けられずにいた。健介は、悠一の実家に謝罪をしに行こうとする。
ひとみは、可奈子の会社に突然やってくる。セカンドオピニオンを受けるよう勧め、さらに縁結びで有名な神社に祈ってきたと可奈子は報告する。
承:真菜の登場
顔合わせに、「亡くなった」とされていた可奈子(原田美枝子)が乱入し、「ひとみさんは、ウチにはふさわしくない」と響子(江波杏子)は結婚をやめるよう悠一に仄めかすようになる。
響子は、悠一の妻になって欲しいと希望する、政治家の娘で悠一の幼なじみである広瀬真菜(真野恵里奈)とともに、健介の切り盛りする「祝鮨」を尋ねてくる。そして、響子は健介に「ウチに嫁ぐとなれば、苦労をするかもしれません。…まだ何か隠しているとなれば、その時は結婚をさせるわけにはいきません」と言う。
可奈子は、ひとみに「関わらないで」と釘を刺したのだが、ひとみは悠一に突然会いにやってくる。2人で食事に行った悠一は、ひとみが「結婚をやめたい」と言い出していると明かす。ひとみは、悠一に可奈子と結婚して欲しいと願いを伝える。
プライベートや病気のことを引きずり、仕事も上手くいかない。プロジェクトリーダーを初めて任されたのだが、部下の小倉信也(中野裕太)がミスしたことで激昂してしまう。その様子を上司に「部下のミスはお前の責任だ」と注意されてしまう。
可奈子の登場で、ひとみの結婚に暗雲が立ち込めていることから、健介は「今後、ひとみには関わらないで欲しい」と可奈子に頼む。だが、可奈子は「今、忙しいから」と取り合わない。
転:5年生存率
ひとみは悠一とともに、精密検査の結果を聞く。寺本医師は、「悪性は間違いなく、手術するのは困難。放射線と化学療法を行います」と治療方針について説明する。ひとみは、「私が助かる確率は?」と質問し、寺本医師は「5年生存率は約20%」と説明する。
可奈子は、健介の頼みも聞かず、精密検査の結果を聞いて落ち込むひとみを元気づけようとする。結婚を諦めるというひとみに、「潔いね。でも、恋愛とは、愚かで浅はかで不格好なもの。…でも、美味しい」と、そんなに割り切れるものではないと告げる。
寺本医師は、悠一に「ひとみさんと結婚するなら、覚悟を持つ必要がある」と、事態の深刻さを伝える。一方、結果を聞かされたひとみは、死の恐怖に悲観し、落ち込む。
可奈子は、前原翔太(山本裕典)とともに、ひとみを競艇場に無理矢理連れて行く。可奈子に渡された券が当たり、「奇跡は起こる」と思い、諦めていたひとみは元気になり、ようやく笑顔を取り戻す。
結:ひとみの本心
可奈子は、ひとみを浅草寺に連れていく。「1日、ひとみを思いっきり笑わせてあげたい」と、可奈子はひとみを連れ回し、屋形船などを満喫する。
可奈子は、ひとみにメル友・リカちゃんを名乗ってた際、やりとりしていたメールの内容を諳んじる。そして、「悠一さんの前でも本心を明かさず、猫をかぶってたんじゃないの?」と指摘する。ひとみは「あんたに、結婚を諦めようとする私の気持ちなんか分からない」と、可奈子に反発する。
打ち上がる花火を眺め、可奈子はひとみに「格好つけたって仕方ない。人生は楽しむためにあるんだ」と告げる。ひとみは、悠一とともに以前の花火デートの際、悠一に「ひとみさんとは、(鼻緒が痛いと言い合って)痛いなら痛いと言い合える仲になりたい」と言われたことを思い出す。
悠一を呼び出したひとみは、彼に「後悔したくないから思い切って言います。私、あなたに負担を掛けたくないから結婚をやめると言いましたが、本心ではありませんでした」と、告げる。そして、「この状況で、あなたを幸せにするなんて言えません。あなたといるべきじゃないと分かってるけど、やっぱりあなたがいてくれたら、明日も生きて頑張ろうと思える…私は、やっぱりあなたと結婚したいです」と、別れたくないという本心を伝える。
悠一もまた、「君には『僕が付いてるから大丈夫』と言ったけども、病気の君や、病気の苦しみが見えるから怖い。正直、君を支えることができるか不安だった。…情けないけど、これが本当の僕なんです」と本心を明かす。そして、「そんな僕で良かったら、結婚してください。ひとみさん、生きてください」と、再びお互いに結婚することを決意する。
響子は、悠一の外来診療を行う部屋で、ひとみの頭部MRI画像が入ったCD-Rを発見してしまう。
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