悪事を働く人に制裁を加える集団「ウロボロス」が台頭し、都知事・藤堂健一郎(北村有起哉)は、マスコミの前で取り締まりを行うと誓う。
勝村英男(成宮寛貴)は、山猫(亀梨和也)との勝負に負け、「奴隷」として言いつけを全て守らなければならなかった。
侠武会組長の中岡太一(笹野高史)は、藤堂都知事に「カジノ計画のお手伝いをさせて頂きたい」と申し出る。だが、藤堂都知事はその申し出を断る。その帰り、中岡はウロボロスを名乗る集団に酷い暴行を受ける。
中岡は、「芸能事務所での悪事について天誅を下す」というウロボロスからのメッセージを受けとっていた。山猫は、中岡から「ウロボロスの正体を、突き止めて欲しい」と依頼される。
中岡は、襲撃した男たちが片言の日本語を話していたと明かす。サーペントは、侠武会と勢力争いを行っており、サーペントこそがウロボロスであると中岡は睨んでいた。山猫は、中岡の100円玉を手にし、「報酬はこれで良いか?」と、依頼を引き受ける。
山猫は、勝村をウロボロスに潜入させ、情報収集を行うことにする。勝村は拒否するが、「ご主人様の命令は絶対だ」と山猫に言われ、仕方なく入団させられてしまう。だが、面接を行っている人間は流暢な日本語を話していた。
勝村は、施設内部の会議室に潜入。出納帳には、制裁を受けた人間の名前が記載されており、中岡の名前もそこにはあった。そんな中、山猫に杏里(中村静香)から電話がかかってくる。「耳寄りの情報を教えようと思って」と言い、「ウロボロスの正体はサーペントではない、侠武会とウロボロスを抗争を起こさせようとしている組織なの」と明かす。
山猫は、杏里の正体を尋ねる。杏里は、「私は、姉の復讐のために動いている。誰の指図も受けない。あんたと同じく、”ユウキテンメイ”に向かって走ってる。でも、私のターゲットは、姉を殺害したカメレオン(ユウキテンメイの消し屋)」と答える。
山猫は、関本修吾(佐々木蔵之介)が藤堂都知事の都知事就任の手助けを行っていたことや、ユウキテンメイと接触していることを指摘。その理由や目的を問うが、関本は答えない。
杏里が、空港でウロボロスに捕えられてしまう。勝村は、杏里を助けようとするが、スパイと発覚して一緒に捕らえられてしまう。
犬井克明刑事(池内博之)は、政治家と癒着していた建設会社社長の不正を暴き、結果、社長と夫人を自殺へ追い込んだ。そのことがきっかけで、犬井刑事は山猫を恨むようになった。犬井は社長夫婦の息子を引き取り、自分の息子として育てることにしたのだった。
警察が取り囲む中、ウロボロスの構成員たちは狼狽する。その機に乗じて杏里は逃げ出そうとするが、その中で撃たれてしまう。勝村は背後から殴られ、拳銃を持たされていた。傍らには、次期侠武会の組長・大友の射殺体があった。勝村は、容疑者として逮捕されてしまう。
高杉真央(広瀬すず)は、山猫に勝村を救出するように願い出るが、警察にマークされることを考え、山猫は拒否する。だが、宝生里佳子(大塚寧々)は、「勝村がウロボロスの正体を知っていたら?」と言い、山猫は勝村を救うことにする。
山猫は、藤堂都知事に会いに行く。杏里に「藤堂は、関本とともに山猫を利用していた」という事実を教えられ、その真偽を問いただす。さらに、山猫はウロボロスの正体を知る勝村を連れてくる代わりに、「ユウキテンメイに会わせろ」と要求する。藤堂都知事は、その要求を飲む。
宝生が看護師に扮して食事を運んでくる。犬井刑事は、食事中に席を外す。だが、それも犬井刑事の山猫をおびき寄せる罠だった。宝生は、花瓶を替え、その中に手錠の鍵を入れていた。テレビを使った暗号で「屋上へ迎え」と伝える。ウロボロスが現れた混乱に乗じ、勝村は病室を抜け出す。
勝村は、屋上からワイヤーロープを伝って向かいのビルに移動する。そこに山猫がおり、ホッとして泣き出してしまう。
犬井刑事は、山猫を捕らえようとするが、目眩ましによって形勢を逆転されてしまう。山猫は、「俺を恨んでるのは、政治家と癒着していた建設会社の不正を暴いたか?警察はその政治家と昵懇の中にあった。俺しか暴けなかったんだ。調べれば分かる」と言う。犬井刑事はその後、やってきた息子・孝明に「山猫、逮捕してね」と言われ、「ああ、分かった。必ず逮捕する」と誓う。
勝村は、逃亡成功にホッと胸を撫で下ろすが、ウロボロスの正体は知らなかった。関本刑事は、藤堂都知事とウロボロスの蜜月関係を疑うが、藤堂都知事のもとへは、ウロボロスからの襲撃予定カードが届いていた。
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