「ヒガンバナ 警視庁捜査七課 第7話」あらすじ・ネタバレ

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菊池謙人(DAIGO)は、右下腹部を刺されて意識朦朧とした中で運転し、対向車との事故を起こして、病院に搬送される。血圧が低下し、菊池は危険な状態だった。菊池に「あんたなんか、いなくなってしまえばいい」と言い放った来宮渚(堀北真希)は、自分を責め、休暇を申し出る。

対向車には、中学校の体育教師・浜岡征一(篠田光亮)が乗車しており、死亡していた。事故の責任は菊池にあるとされ、体調が快復し次第、逮捕される見込みであるという。

だが、峰岸雪乃(檀れい)は渚に、浜岡の司法解剖の結果、彼が事故の3時間前に死亡していたことから、菊池の事故が直接的な死因ではないと考え、「彼への疑いを晴らすのは、あんたの仕事じゃないの?」と言われ、渚は捜査を開始する。

浜岡は、後頭部に致命傷を負って死亡していた。そして、容疑者として浜岡の同僚である美術教師・掛居沙保里(江口のりこ)が浮上していた。彼女は、浜岡から婚約破棄されており、浜岡の実家に押しかけ、トラブルを起こしていた。そんな沙保里は、事件の1週間前から学校を休んでおり、事件当日のアリバイはなかった。

一方、一課は浜岡のクルマが倉庫街の空き地に停められていたことを発見する。近辺で作業を行う人々に聞きこみを行うと、そこでよく浜岡が女性と密会しているのを見かけたのだという。さらに、近辺の石材の角には血痕がついており、浜岡の血液型と一致。浜岡は、その空き地で死亡したものと考えられた。

一方、渚と雪乃は、「生徒のあるクラスメイトがいる。その子が卒業するまで、結婚を待ってくれないか」と浜岡が沙保里に言っていたことから、学校に聞きこみに行く。その生徒とは、転入生・橘ひなた(川島鈴遥)だった。彼女は両親の離婚をきっかけに心を閉ざすようになり、不登校となっていた。最近では学校に来るようになっていたが、やはりクラスで浮いた存在だった。

渚は、菊池が意識を取り戻したと知り、20年前の事件、そして父親が心中を図った火災事故について訊く。だが、謙人は話そうとはしなかった。

渚と雪乃は、沙保里が欠勤する前、浜岡に「妊娠した」とウソをついていたことを知る。沙保里は、「婚約破棄されたのは、女が原因かと思って、ウソをついた」と明かす。つわりでの体調不良と偽り、沙保里は欠勤していたのだった。

渚たち七課の捜査員たちは、責任感の強い浜岡が、交際相手に別れ話を切り出し、そのせいで殺害されたのではないか、と考えていた。だが、事故直前の防犯カメラで、クルマを運転していたのは中年男性であることなどから、女性が犯行を行い、事故を起こしたとは考えづらかった。

だが、渚は浜岡の交際相手はひなたであると考え、彼女に話を聞きに行く。ひなたは交際相を認めるが、別れ話を切り出されてはいない、と否定する。

渚は、捜査当初、事故現場や浜岡の死亡現場を訪れたが、「シンクロ」しなかった。だが、もう一度現場を訪れてみる。そこで、シンクロした渚は、「子供の未来のためなんだ…」とつぶやく。

「子供」というキーワードから、渚はひなたの実父・立石宗治が関与しているのではないか、と任意同行をかける。一方、一課はひなたをマークしており、そんな彼女が泣いているのを目撃する。

ひなたは、浜岡の死について関与を認める。浜岡は、沙保里の「妊娠した」というウソを信じ、ひなたと別れることを決意したのだった。ひなたに別れ話を切り出し、「子供の未来のためなんだ…」とひなたに言い聞かせようとする。だが、ひなたは納得できず、浜岡を突き飛ばす。結果、浜岡は石材に頭をぶつけ、即死した。

ひなたは動転し、父親を呼んだ。父親はひなたのため、浜岡の遺体を別の場所に移動させ、遺棄しようとした。そこで、立石は「子供の未来のためなんだ…」とつぶやき、浜岡の遺体に語りかけていた。

立石は浜岡を助手席に乗せ、クルマを走らせた。だが、そんな中で菊池との事故が起き、クルマを置いて逃亡したのだった。

立石は、ひなたを庇って、全て自分の犯行であると主張する。「どうか、子供の将来を考えてやってください。お願いします」と必死に頭を下げる立石の姿を見て、渚は20年前の父親が殺害された事件の真相に辿り着く。

渚は、菊池に会いに行き、そこで「あんたがお茶に青酸カリを入れたんでしょ?」と指摘する。菊池は、20年前、荒れた生活を送る父親とともに暮らしていた。父親は、子供の将来を考え、刑事に息子を預け、養子縁組してもらおうと考えていた。

そのことを謙人に告げると、謙人は反発する。「お母さんのところに行かせてよ」と言うが、母親は入院中であり、それもできなかった。「言うことを聞け。俺の言うことを聞いていればいいんだ」と繰り返す父親に殺意を抱いた謙人は、お茶に青酸カリを入れたのだった。

ところが、そのお茶を渚の父が飲んでしまう。謙人が混入させたと考えた父親は、息子をかばって渚の父をナイフで刺し、自分の犯行とした。それが20年前の事件の真相だった。その後、20年経って謙人は事実を確認しに父のもとを訪れた。

話そうとしない父親と揉みあいになっていたところ、荒木夏子(酒井美紀)に謙人は腹部を刺されてしまう。父親は夏子を庇い、「頼む、このことは黙っていてくれ」と頼んだ。そんな父親のもとを離れたところ、父親は夏子とともに心中を図ってしまったのだった。

渚は、ようやく20年前の隠された事件の真相を知る。謙人は、今まで黙っていたことを泣いて詫びるのだった。

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