「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう 第10話 最終回」あらすじ・ネタバレ

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日向木穂子(高畑充希)は、杉原音(有村架純)が救急搬送されたことを知り、病院に向かう。井吹朝陽(西島隆弘)もまた、連絡を受けて駆けつける。音は、揉み合うひったくり犯に押され、歩道橋から転げ落ちてしまったのだった。

木穂子から連絡を受け、曽田練(高良健吾)もまた病院へとやってきた。音は命に別状はなかったが、頭を強く打って意識を失っていた。そこに音が声を掛けたひったくり被害にあった女性がやってきて、「捕まってしまった子は、ひったくりじゃないんです。だから、証言をして欲しくて…」と音のことを探すが、その様子を見て朝陽は「音は今、意識がないんだ!」と声を荒げてしまう。

落ち込んで自分を責める女性に対し、練は優しく声を掛け、「杉原さんは放っておかないよ」と慰める。一方、朝陽は、音が練と自分との間で揺れている様子だったと木穂子に言う。木穂子は、「心配しなくても、音ちゃんはあなたを選んでいた」と言い、そのことを聞いてしまった練は動揺する。

朝陽、練、木穂子が待つ中、朝になって音は目を覚ます。練は音に会う前、1人だけ帰る。音は、「あの男の子、大丈夫かな?」としきりにひったくり犯のことを心配する。音は証言しに行こうとするが、そんな彼女を朝陽は止める。一方、練は被害に遭った女性とともに、警察に向かう。

仕事中の練を、ひったくり犯と被害に遭った女性とでお礼にやってくる。「入院していた女性、もう退院してたから」と言う2人に、練は音の連絡先を教える。

音は退院して自宅に戻ると、そこで朝陽から別れ話を切り出される。音の亡くなった母へ宛てた手紙を読んだ朝陽は、音の本当の気持ちを理解し、自由にすることが本当に音を大切にすることだと思ったのだった。「僕はもう、君のことを好きじゃない」と朝陽は言う。

朝陽は、「いつかまた、ご飯食べに行こう。4人で」と音に告げて立ち去る。朝陽は清々しい笑顔で、音のアパートを去る。朝陽との別れで泣いていた音のもとへ、電話がかかってくる。

市村小夏(森川葵)は、中條晴太(坂口健太郎)に「私には嘘をつかなくてもいいよ。自分を隠そうとする晴太のこと、私は受け入れるから」と告げる。そんな小夏の言葉に晴太は泣き、「初めて会った時から、小夏っちゃんのこと、大好きです」と言う。

練は、音を訪ねて特別養護老人ホーム・春寿の杜を訪れる。だが、同僚に聞くと、音は退職したという。養父が亡くなり、介護が必要な養母のため、戻るより他はなかった、と聞かされる。さらに練は、音と朝陽が別れたのだと知る。

音は、引っ越しの準備中、亡くなった母に宛てた手紙を破る。その手紙には、今、東京で暮らしていることや、介護の仕事をしており、充実した毎日を送っていると記されていた。

さらに、練へ恋しており、「お母さん、この想いは閉まっておいてください。…大好きなお母さん、また手紙を書くね」と、朝陽との結婚を控え、練への想いを断ち切るかのような内容が綴られていた。

練は、音の住んでいたアパートを訪れるが、そこに音の姿はなかった。練は、音に電話をかけるが、彼女はすでに北海道に戻っていた。「また振り出しに戻っただけや」と音は言って電話を切ろうとするが、練は「まだ返事もらってません。明日休みをもらって、あのファミレスで待ってます」と言う。

翌日、練が待つファミレスに、音がやってくる。練は、東京での話をするが、音は「東京で良いこと、一つもありませんでした。もう思い出したくないんです」と言う。冷たい態度の音に、練は食事をしましょう、と提案する。

前に食べたハンバーグを注文し、ようやく音は以前のような様子を取り戻す。さらに、「またここへ来ます。杉原さんが迷惑でも…」と言う練に、音は「嬉しいよ。嬉しいに決まってる。でも、叔母さんは1人で暮らせない。…井吹さんも、優しい人やったから。東京には帰られへん。ここで暮らす」と言う。

「引越し屋さん、好きやで。それはホンマに…」と音は想いを伝える。練もまた、「振り出しなんかじゃありません。前の杉原さんと、今の杉原さん、全然違います。頑張ってきたことは目に見えないけど、必ず心に残ります。杉原さんの胸にも、僕の胸にも…北海道、遠くないです。何回だって来ます…僕も、杉原さんのことが好きです」と自分の想いを伝えるのだった。

雪が降る中、2人は手を繋いでトラックへと向かう。出会った時のように、練と音はトラックに乗り込み、そこでキスをする。照れる2人ははにかんで、音の家へと向かう。音の道案内を聞いた練は、「近道?」と訊くが、音は「ううん、遠回り」と言って笑う。

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前話:「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう 第9話」あらすじ・ネタバレ

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