「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう 第3話」あらすじ・ネタバレ

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不倫をしながらも練と交際する木穂子(高畑充希)は、練のためにお金を渡し、調理器具や食器、部屋のカーテンなども買い揃えていた。木穂子は、勤務している広告代理店で「自分の企画が通った」と報告し、練も自分のことのように喜ぶ。

音は、勤めている介護施設・春寿の杜で、春寿の杜を運営する会社の御曹司・朝陽(西島隆弘)と顔を合わせる。朝陽は、本社から派遣され、春寿の杜で働くことになったのだという。

音(有村架純)は、捨て犬を拾ったことをきっかけに、1年探し続けていた練(高良健吾)と待望の再会を果たす。音は、ようやく練の名前や、携帯電話の番号を教えてもらっていた。

夜勤を終え、音は静恵(八千草薫)の家に立ち寄ろうとする。だが、木穂子と一緒にいる練に出会い、戸惑う。練は、「付き合っている人です」と、木穂子を音に紹介する。音は練たちと分かれ、練の後ろ姿を寂しげに見ていた。

練は、木穂子に「もう、そういうの(不倫)やめない?俺だけを見てくれないかな。付きあおう」と言う。だが、木穂子は「真面目だなぁ、練は。気持ちは嬉しいよ、ありがとう」と言う。

音は、練に彼女がいたことでショックを受けたと仙道静恵(八千草薫)に話していた。静恵は、「片思いも50年経てば宝物になる」などと言って励まそうとする。

小夏(森川葵)は、晴太(坂口健太郎)に連れられ、ヘアサロンやセレクトショップを訪れる。セレクトショップでオシャレな服を着た小夏は、買いたくなってしまう。そこで、晴太に”儲かるバイト”を紹介してもらう。社長とカラオケをするだけで1万円ということに怪しさを感じつつも、小夏はバイトをすることになる。

練は、木穂子にメールをして食事に誘う。金券ショップでプラネタリウムのチケットを買い、練は木穂子を待つが、23時を回っても現れなかった。諦めてバスに乗った練は、仕事帰りの音と一緒になる。音は、練の横顔を見るだけで自然と笑みを浮かべてしまう。練は音に、「杉原さん、俺、ずっと応援してます。だから頑張りましょう」と言う。

練は、木穂子の連絡を待っていたが、なかなか着信はなかった。
春寿の杜に勤め始めた朝陽(西島隆弘)は、音に「俺は愛人の子供」と驚きの告白をする。また、費用が払えない入居者を切り捨てるように退去させる施設や幼稚園児のイベントを勝手に講演会に変更することなどに、朝陽は憤りを感じる。

運送会社の先輩・佐引穣次(高橋一生)は、練が木穂子と付き合っていることを知って笑い出す。木穂子は不倫を行っており、叶わぬ恋に自殺未遂を行い、それを救ったのをきっかけに練は木穂子と関係を持つようになったのだった。

練は仕事の帰り、音を見かけてトラックに乗せる。音は、イベントが中止となったため、園児を楽しませようと幼稚園に向かう。その帰り、音は木穂子が不倫相手と帰るのを見かける。練の視線をそらすため、音は観覧車を指さす。それをきっかけに、練と音は観覧車を乗りに行くが、時間が過ぎて乗れなかった。

音と練は、ピアノリサイタルを会場外で楽しむ。練は、「東京にきて一番楽しい…」と思わず漏らす。音は、「仕事、辛いの?」などと言い、そこから東京での暮らしについて2人で話し合う。

練は、「東京に出てきて、なんだか分からない感情になって…」と、未だにどこかで馴染めていない自分がいると正直な気持ちを吐露する。音は、自宅近くに咲いた花の写メを見せる。その花は、練も写メを撮っていた。「いつか音さんに見せようかと思って…」と、偶然に驚く。

音は、練が落としたプラネタリウムのチケットを返す。「彼女と行くんでしょ?」と音は練に言うが、練は「彼女って言うのかな…」「彼女には別に好きな人がいて…」と、言葉を濁す。そんな練に、音は苛立ちを感じて一度は立ち去るが、戻って練に近づき、キスをする。「引っ越し屋さんのことが、好きだからに決まっているやん」と言う。

練が自宅へ戻ると、酔った小夏がやってきた。小夏が、劇団で活躍する夢を捨てつつあり、怪しげなバイトをしていることを知り、練は「それで良いのか?」と問う。そんな練に、病院から電話がかかってくる。

木穂子は、交際していた男性に別れを告げ、突き飛ばされてしまった。頭を打って、病院に運ばれたのだった。木穂子は、練に自分のついていたウソについてメールを送っていた。木穂子は、広告代理店に勤めているも、事務の仕事を行っており、CMを作るといった派手な仕事はしていなかった。仕事場では「日陰さん」と呼ばれ、地味な彼女は、練と会う時だけ別人を演じていた。

そんな彼女は、別れる時の辛さから逃れるように、深い付き合いをしないようにしていた。だが、練に「付き合って欲しい」と言われ、真剣に交際したいと思うようになった。そのため、交際していた不倫相手と別れることを決意したのだった。その別れ話のもつれから、木穂子は突き飛ばされてしまったのだった。

ストレッチャーに乗せられた木穂子に、練は駆け寄り、派手なメイクをしていない彼女に、「木穂ちゃん…」と呼びかける。

音は、静恵の古新聞・雑誌の処分を手伝っていた。その雑誌の中に、朝陽が書いた記事の掲載されたものがあり、音はこっそりと手元に残しておいた。

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