簡単なあらすじ
1) 皆川研究所の笑井(えみい)航路室長のバックアップデータが入ったSDカードが紛失するという事件が発生し、疑われた隠館厄介(岡田将生)は、探偵・掟上今日子(新垣結衣)に疑いを晴らしてもらう。
2) 厄介は、今日子といるときに作創社の社員に拉致されてしまう。有名漫画家・里井の100万円を奪った事件の犯人と疑われてしまったのだった。今日子は、厄介の依頼を受け、再び事件解決に乗り出す。
3) 今日子は、漫画家が、その100万円の札の通し番号をクラウドのログインパスワードにしていたことを推理し、チーフアシスタントである紗流の身柄は確保される。
4) 皆川研究所の事件で犯人だった岐阜部ながめ研究員が、ライバル企業にデータを流出させることを防ぎ、今日子は事件を本当の意味で解決するのだった。
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感想(2件) |
原作：
西尾維新「掟上今日子の備忘録 第1話」あらすじ・ネタバレ
西尾維新「掟上今日子の備忘録 第2話」あらすじ・ネタバレ
起：SDカード紛失事件
皆川研究所の笑井(えみい)航路室長のバックアップデータが入ったSDカードが紛失するという事件が発生する。ライバル企業にデータが流出すれば大変なことになり、笑井室長は慌てて犯人探しをする。
百合根結子副室長、誉田英知研究員、岐阜部ながめ研究員、そして隠館厄介(岡田将生)だった。厄介は新入社員であり、真っ先に疑われてしまう。そこで、厄介は絆井法郎(及川光博)に連絡し、探偵・掟上今日子(新垣結衣)に疑いを晴らしてもらうよう依頼する。
今日子は1人ずつ事情聴取を行い、身体検査や荷物検査でも、誰もデータの入ったSDカードを持っていなかった。だが、厳重なセキュリティ管理がなされており、SDカードを持ちだした可能性もなく、まだ研究所内にあるはずだった。
承：今日子の推理
今日子は、厄介の事情聴取中、眠ってしまう。どうやら、紅茶に笑井室長の睡眠薬が混入されていたようだ。今日子の「犯人の目星がついた」という言葉に反応した犯人が、睡眠薬を仕込んだと今日子は考える。
眠ったため、今日子はそれまでの事件の経過を忘れてしまう。今日子は、たった1日しか記憶が保持されず、さらには寝てしまうとそれまでの記憶を忘れてしまう”忘却探偵”だったのだ。
今日子は、厄介に再び事件の経過を聞き、さらには会社内で使われるボールペンがこすると文字が消える「消えるボールペン」であることから、犯人が誰だか分かる方法がある、と厄介に言うのだった。
全員を集め、「私は無罪です」と自分のボールペンで書いて欲しいと今日子は言う。笑井室長の睡眠薬は、粉末状であり、マドラーもなかったため、犯人はボールペンで混ぜた可能性が高いと推理した。紅茶にボールペンを浸けていれば、そのボールペンは二度と書くことができないはずだった。
犯人は、岐阜部ながめ研究員だと判明する。百合根結子副室長と誉田英知研究員は恋仲であり、誉田ばかりが評価され、自分の給与が上がらないことに不満を抱いていたのだった。
転：消えた100万円
事件が解決し、厄介と今日子が話をしていたところ、厄介は攫われてしまう。「作創社」と書かれたバンで拉致された厄介を今日子は追い、厄介の依頼を受ける。
厄介は、漫画家・里井のアシスタントを行っていたことがあり、その漫画家の100万円が奪われ、「お前の100万円は預かった。返してほしくば、1千万円を用意しろ」と奇妙な要求をされていたのだった。
今日子は、里井がその100万円の札の通し番号をクラウドのログインパスワードにしていることを推理する。そして、犯人はチーフアシスタントの紗流であると指摘した。
里井は、締め切りも迫り、プライベートでも上手く行かなかったとき、つい紗流に対してぞんざいなことを口走ってしまった。結果、2人の間に亀裂が入ってしまい、紗流は里井を恨むようになったのだった。紗流は、今日子の推理通り、ネットカフェにいるところを身柄確保されるのだった。
結：岐阜部の狙い
厄介の無実が証明された後、今日子はさらに岐阜部ながめを監視していたことを明かす。岐阜部は、SDカードに入った機密データを別のSDカードに入れ、あとで復元するつもりで削除した。そのSDカードを「みんなとの写真が入っており、記念として欲しい」と笑井に頼む。
笑井は、自主退職となった岐阜部のため、そのSDカードの持ち出しを許可してしまう。岐阜部は、SDカードを持ち出し、その足でライバル企業に向かう。厄介と今日子は、岐阜部を止め、SDカードを取り戻す。
事件が本当に全て解決し、厄介は今日子に「また依頼して良いですか？」と言うのだった。だが、そんな彼女の記憶は、翌朝には全て消えてしまうのだった。
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