「マレフィセント」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 妖精の国・ムーア国で、マレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)は誕生した。成長していく中で、彼女は人間の子供・ステファン(シャールト・コプリー)と出会い、2人は恋に落ちる。だが、ステファンは王に「マレフィセントを倒した者に国をやる」と言われ、マレフィセントを裏切って、彼女の翼を切り落とす。

2) マレフィセントは裏切られ、失意の中で復讐を誓う。そして、ステファン王の娘・オーロラの洗礼式で、「オーロラが16歳を迎えた日、糸車の針で指を刺し、眠りにつく。目を覚ますのは、真実の愛のキスだけだ」と言い、オーロラに呪いをかける。

3) ステファン王は怯え、部屋にこもるようになる。次第に精神が蝕まれる中、国中の糸車を破棄させるのだった。一方、オーロラは妖精であるノットグラス、シスルウィット、フリットルらに託し、人知れぬ山奥で育ててもらう。オーロラはマレフィセントを慕っていたが、自分に呪いをかけたことを知り、怒りを抱く。オーロラは、父のいる城へと向かうのだった。

4) その城で、オーロラは糸車の針で指を刺して眠ってしまう。マレフィセントは呪いをかけたことを心から悔い、オーロラのことを愛おしく思う。彼女はオーロラにキスをして、オーロラは目を覚ますのだった。

5) 城から出る際、マレフィセントはステファン王の率いる兵に取り囲まれてしまう。襲い掛かるステファン王を振り落とし、マレフィセントは生き残る。そして、オーロラ姫とともにムーア国に戻る。そこでオーロラは、人間の国・妖精の国2つを治める王女となるのであった。

起:ステファンとの出会い

妖精の国・ムーア国で、マレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)は誕生した。成長していく中で、彼女は人間の子供・ステファン(シャールト・コプリー)と出会う。ステファンは、妖精の国に宝石を盗みにやってきたのだった。

ステファンと仲良くなり、マレフィセントは一緒に遊ぶようになる。16歳になった頃には、互いに恋心を抱くようになり、ステファンは「真実の愛のキス」を捧げる。だが、ステファンは貧しい家庭に育ち、野心を抱いており、マレフィセントは手痛い仕打ちを受けることになってしまう。

承:ステファンの裏切り

ヘンリー王(ケネス・クラナム)が治める人間の国は、ムーア国へと侵略しようとする。マレフィセントは、立派な翼を羽ばたかせ、ヘンリー王に襲い掛かる。ヘンリー王は恨みに思い、家臣に「あの化け物を倒した者を、娘と結婚させて王にさせてやる」と宣言する。

ステファンは、再びムーア国を訪れる。敵意がないと見せかけ、ステファンはマレフィセントを安心させる。彼女に飲み物を勧めるが、そこには眠り薬が入っていた。マレフィセントは眠らされ、その間に翼を斬りとられてしまう。

ステファンは、ヘンリー王に翼を見せ、マレフィセントを打ち倒したのだと告げる。ステファンはかくして、王となるのだった。一方、マレフィセントはステファンに裏切られ、翼を奪われたことに激怒する。飛べなくなったマレフィセントは、杖を使い、翼の代わりに命を救ったカラス・ディアヴァル(サム・ライリー)
を従える。

ディアバルは、ステファンのことを偵察し、彼が王女と結婚して娘・オーロラ(エル・ファニング)が誕生したことを教える。マレフィセントは、洗礼式が行われる中、オーロラ誕生を祝う人々の中に現れる。そして、ステファン王に対し、「オーロラが16歳を迎えた日、糸車の針で指を刺し、眠りにつく。目を覚ますのは、真実の愛のキスだけだ」と言い、オーロラに呪いをかける。

転:オーロラ姫の成長

ステファン王は怯え、部屋にこもるようになる。次第に精神が蝕まれる中、国中の糸車を破棄させるのだった。一方、オーロラは妖精であるノットグラス、シスルウィット、フリットルらに託し、人知れぬ山奥で育ててもらうことにしたのだった。

オーロラの居場所をマレフィセントは知っており、子育てに不向きな妖精たちに代わり、ディアバルに命じてオーロラの面倒をみさせる。オーロラは美しく育ち、マレフィセントは顔を合わせる。オーロラは、彼女のことを「フェアリーゴッドマザー」と呼び、慕うようになる。

マレフィセントもまた、オーロラのことを愛おしく思うようになり、彼女の呪いを解こうとする。だが、マレフィセントの呪いは、自らでも解くことはできなかったのだった。

オーロラが16歳を向かえようとしたとき、彼女は隣国のフィリップ王子(ブレンストン・スウェイツ)に出会う。マレフィセントらは、「彼ならば、真実の愛のキスで、オーロラを目覚めさせられるのでは」と淡い期待を抱く。

そんな中、オーロラは自分がなぜ今のような境遇におかれているのか知ってしまい、呪いをかけたのがマレフィセントであると気づき、彼女に対して怒りを覚える。そして、父・ステファン王に会うため、城へと向かう。

結:オーロラ王女の誕生

本来ならば、誕生日を迎えた翌日に城へと戻す予定であったが、誕生日の1日前に戻ってきてしまったことで、ステファン王は動揺する。彼は、オーロラを王女の部屋に閉じ込める。だがそこで、オーロラはささやき声に導かれ、糸車の置かれた地下へと向かってしまう。そこで、針で指を刺し、眠りについてしまう。

一方、マレフィセントはフィリップ王子(ブレンストン・スウェイツ)を連れて、城へと忍び込む。マレフィセントは、彼にオーロラとキスさせるが、オーロラは目を覚まさなかった。マレフィセントは、呪いをかけてしまったことを心から詫びて後悔する。そして、彼女はオーロラに泣きながらキスをするのだった。

オーロラは、マレフィセントのキスで目を覚まし、「ムーア国で暮らす」ことを望む。ともに城を出ようとするが、そこでステファン王らに取り囲まれてしまう。マレフィセントは、鉄に触れると火傷してしまう。鉄の縦に取り囲まれ、マレフィセントは捕らえられてしまう。

マレフィセントは、残された力を振り絞り、ディヴァルをドラゴンに変える。火を噴いてドラゴンは暴れるが、兵に取り囲まれてなすすべがなかった。そんな中、オーロラは部屋にあった翼を発見する。オーロラは、その翼をマレフィセントのもとへと持っていく。

翼を再び手に入れたマレフィセントは、息を吹き返したかのように形勢を逆転する。ステファン王に鎖を巻きつけられながらも、塔の上へと向かう。「もう終わりだ」と言い、マレフィセントは立ち去ろうとするが、なおもステファン王は彼女に襲い掛かる。

マレフィセントは、ステファン王を振りほどき、落下した彼は絶命する。その亡骸をマレフィセントは悲しい表情で見つめていた。

マレフィセントは、ムーア国にオーロラ姫とともに戻る。いばらに覆われた暗い国は、再び花の咲き乱れる美しい国に変わった。オーロラはマレフィセントに戴冠を受け、人間の国、妖精の国を治める王女になったのだった。

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