簡単なあらすじ
1) 一ノ瀬歩(中島裕翔)、桐明真司(瀬戸康史)、香月あかね(山本美月)、人見将吾(桐山照史)の4人は、晴れて与一物産に採用される。だが、歩以外の彼らは、インターン時代とは異なる、上司との関係などに戸惑っていた。
2) 歩は、契約社員ながら営業3課に配属される。そんな中、資源2課長の寺崎京介(矢柴俊博)が「石油会社の追加契約書が渡されていない」と営業3課に怒鳴り込んでくる。だが、安芸公介(山内圭哉)は渡したはずであると主張する。織田もそれに同調して反論するが、寺崎は「契約社員にミスを押し付けて追い込んだように、こちらにミスを押し付けるつもりか?」と、過去のことを持ちだして織田を罵倒する。
3) 怒りを覚えた安芸は、寺崎を突き飛ばしてしまう。その暴力行為により、安芸は懲罰委員会にかけられることになってしまう。歩は、あかねから「契約書は、資源2課のキャビネットにあった」と聞き、書類を見つけ出し、事なきを得る。
4) あかねは、書類のことやキャビネットの暗証番号を歩に教えたと疑われてしまい、上司たちから裏切り者を見るかのような目で見られてしまう。
詳細なあらすじ
一ノ瀬歩(中島裕翔)、桐明真司(瀬戸康史)、香月あかね(山本美月)、人見将吾(桐山照史)の4人は、晴れて与一物産に採用される。
桐明は鉄鋼2課、あかねは資源2課、人見は繊維1課だった。歩だけは「1年契約での採用だ」と、契約社員でありながらも、織田勇仁(遠藤憲一)課長のいる営業3課に配属される。それぞれの場所で、新たな戦いが始まろうとしていた。
2週間後、歩はインターン時代と変わらなかったが、桐明らには環境の変化が訪れていた。桐明は上司の結城雅治(丸山智己)とかみ合わず、毎回書類を赤ペンでチェックされてしまう。人見は、部下の仕事の成果を自分のものとするような、自分よりも要領が良い主任・鳴海亮太(マギー)に戸惑う。あかねも、ただの雑用係のような扱いに耐えていた。
資源2課長の寺崎京介(矢柴俊博)は、石油会社の契約書がなくなっていたことを「営業3課が紛失した」と文句を言いにくる。灯油の追加購入分の契約書がまだ届いていない、というのだった。だが、安芸公介(山内圭哉)は、「まとめて渡した」と断言する
寺崎は、それを聞き入れないばかりか、織田が営業1課時代に「ミスを契約社員に押し付け、そのことがきっかけで自殺してしまった」と、過去の話を持ち出す。「織田課長は関係ないじゃないですか!」と、それに激昂した安芸は、寺崎を突き飛ばしてしまう。寺崎は「殴られた」と言い、上に報告してやると息巻く。
安芸は、書類を本当に渡したかどうか、歩とともに再確認する。その場で、歩は安芸に「織田課長に何があったんですか?」と尋ねる。そこで、鷹野義郎(風間杜夫)専務が契約社員に責任を押し付けたことが明らかになる。それ以来、鷹野と織田の確執が続いていた。
資源2課の檜山は、灯油の追加購入分の契約書を受け取っていたにも関わらず、寺崎に「営業3課から受け取っていない」と、自分のミスを3課に押し付けていたのだった。
歩は、同期飲みを行う。そこで歩は、「資源2課に渡した」という書類が営業3課には残っていないことが明らかになる。
営業部長の宇野道隆(松澤一之)は、「始末書を書け」と命令するが、織田は突っぱねる。宇野は、穏便に済ませようとするが、問題の責任は資源2課にある、と織田は主張する。
あかねは、檜山が営業3課から渡されていた、灯油の追加購入分の契約書をキャビネットから偶然発見する。
桐明は、事務作業ばかりさせられていることで、上司・結城に「いつになったら事務作業以外をやらせてもらえるんですか?」と言う。だが、結城は「勘違いするな。お前は事務作業すらできてません」と言う。
安芸は、懲罰委員会にかけられることになった、と宇野部長に言われてしまう。安芸のことを思い、宇野に「なんとか懲罰委員会にかけられないよう、お願いできないでしょうか」と部下を思って織田は言うが、宇野は「俺では抑えられない」と言う。
歩は、安芸が懲罰委員会にかけられることにショックを受ける。だが、安芸は平静を装って、歩に心配をかけまいとする。
歩は、あかねを呼び出して話をする。そこで、安芸が懲罰委員会にかけられることを相談する。歩は、「そもそも、契約書がないことが問題だ。それがうやむやにされて、安芸さんが懲罰委員会にかけられるなんておかしい」と言う。
歩が首を突っ込もうとしていることで、あかねに桐明は「新人が突っ込むべき問題ではない。この問題に、香月さんを巻き込もうとしている」と言う。
あかねは、食品2課長・白石涼子(中村ゆり)に相談し、「自分が正しいと思っていることは、やり通した方が良い」と言われ、どうすべきかを考える。そんな彼女は、歩に「キャビネットに書類があった」と明かす。キャビネットの暗証番号を、あかねは歩に教える。
織田は、鷹野専務が15年前、課の責任を全て押し付けて契約社員を辞めさせたことを思い出していた。織田は、鷹野専務に「部下のやった行為の責任は、上司である私に責任があります。私が始末書を書きます。安芸を懲罰委員会にかけないでください」と頭を下げる。鷹野専務は、「お前がそこまで頼むなら、私がなんとかしておこう」と言う。その様子を安芸は見ていた。
安芸は、織田に「課長のように、いつか部下を守れる上司になります。ありがとうございました!」と頭を下げる。
歩は、2課に忍び込んでキャビネットを開ける。だが、そこに寺崎たちが近づいてきて、見つけてしまう。だが、契約書が3課にあったことで、寺崎も非を認めざるをえない。織田は、「お前が見つけたことにして、始末書を書け」と寺崎に命じ、事なきを得る。
あかねは、キャビネットの番号を歩に渡した犯人であると疑われてしまう。
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