簡単なあらすじ
1) 一ノ瀬歩(中島裕翔)は、与一物産のインターンとして働いていた。最終試験であるプレゼンに臨むため、個性的なスーツを着こなす人見将吾(桐山照史)とパートナーを組むことにした。
2) 人見は、「テーマは決めてある。『文化と貿易』だ。資料作りは、君に任せる。プレゼンは僕だ」と言い、一方的に資料作りを押し付けてくる。一ノ瀬は、資料作成を1人で行うこととなってしまう。
3) インターンの最終試験前日、一ノ瀬は人見に呼び出される。「そのスーツ、ダサイよ。そんなスーツじゃ埋もれてしまう。このスーツを着なよ」と言い、スーツを手渡そうとする。だが、そのスーツは、母親が用意してくれたものであり、一ノ瀬は受け取りを拒否する。さらにそこで、資料作りなどを押し付けられ、心の中ではバカにされていると思っていた一ノ瀬は、不満を爆発させてしまう。
4) 最終試験で、人見は緊張で頭が真っ白になってしまう。代わりに一ノ瀬が棒読みのプレゼンを行い、それで人見は落ち着きを取り戻す。人見は息を吹き返すかのように流暢なプレゼンを行う。また、一ノ瀬は専務の質問に見事なスピーチを行い、晴れて与一物産の新入社員となるのだった。
詳細なあらすじ
一ノ瀬歩(中島裕翔)は、与一物産のインターンとして働いていた。そんな中、最終試験であるプレゼンに臨むため、個性的なスーツを着こなす人見将吾(桐山照史)とパートナーを組むことにした。
人見は、「テーマは決めてある。『文化と貿易』だ。資料作りは、君に任せる。プレゼンは僕だ」と言い、一方的に資料作りを押し付けてくる。
営業3課長の織田勇仁(遠藤憲一)は、大手スーパーチェーンの社長・宮脇和久(温水洋一)が、中学の時の同級生であると知って驚く。そのスーパーは自社ブランドのインスタントラーメンを作るにあたってタイに工場を建設するため、共同出資してくれる商社を探していた。
織田は、宮脇と親しげに電話で話し、他社との共同出資に関する資料を見せに行く。その場に、一ノ瀬も同席させてもらえることとなった。
だが、宮脇は「前の打ち合わせが長引いている。待っててくれ」と言い、すぐに退席してしまう。さらに、ようやく1時間後に現れたと思ったら、別の用事ですぐ出て行ってしまった。
織田は、敵対会社が宮脇の会社にいたことを知り、単なるあて馬とされ、利益配分の比率などの参考・比較対象とされていたことを察していた。だが、「埋め合わせに食事を一緒にどうだ?」と言われ、織田は宮脇の意図を知りながら会食をしに行く。
宮脇は中学時代、いじめられていたが、織田に助けてもらって以降、まるで織田のパシリのように過ごしていたのだという。それが今や立場が逆転していた。宮脇に、酒のオーダーをさせに行き、宮脇はあざ笑いながら「まるでパシリじゃねぇか、情けない」と言うのだった。
織田が同級生に頭を下げ、必死に商談をまとめようとしている姿を見て、一ノ瀬は複雑な表情を浮かべるのだった。そして、会社のため、家族のため、必死になって心を殺し、仕事を行う姿を目に焼き付けていた。
インターンの最終試験前日、一ノ瀬は人見に呼び出される。「そのスーツ、ダサイよ。そんなスーツじゃ埋もれてしまう。このスーツを着なよ」と言い、スーツを手渡そうとする。だが、そのスーツは、母親が用意してくれたものであり、一ノ瀬は受け取りを拒否する。さらにそこで、資料作りなどを押し付けられ、心の中ではバカにされていると思っていた一ノ瀬は、不満を爆発させてしまう。
生じた亀裂をそのまま、本番に臨むことになってしまった。最後に出番が回ってきた一ノ瀬たちだったが、人見は傍目から見ても緊張して頭が真っ白になっているようだった。言葉に詰まる人見に代わり、一ノ瀬はプレゼンを行う。
棒読みのようなプレゼンを行う一ノ瀬だったが、その様子を見て、人見は落ち着きを取り戻す。人見は息を吹き返すかのように流暢なプレゼンを行い、取り返すことができたのだった。
一ノ瀬は資料作成者として、鷹野義郎(風間杜夫)専務に「君は、パートナーに何かを売るとしたら、何を売る?」と質問される。その質問に対し、しばらくの沈黙の後、一ノ瀬は「スーツを売ります」と言う。
そして、スーツは会社員の戦闘服であると話した上で、織田の下で学んだことでの1ヶ月間の思いの丈を語る。その脳裏には、厳しいながらも優しく、下げたくもない頭を必死になって下げる織田の姿が浮かんでいた。
心を打つそのスピーチで、最終試験は終わるのだった。一ノ瀬は1週間後、与一物産から合格を知らせる電話を受け取る。そして4月を迎え、晴れて一ノ瀬は与一物産の新入社員として、営業3課に配属されるのだった。
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