「好きな人がいること 第3話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 高月楓(菜々緒)は、千秋(三浦翔平)のことが忘れられず、よりを戻したいと考えていた。だが、千秋にはそのつもりはなく、楓にボストンに戻って夢を追い続けるべきだ、と言う。

2) 櫻井美咲(桐谷美玲)が、千秋へ想いを寄せていることに感づいた楓は、美咲に「私、千秋のことが好きなの」と言う。さらに、「友達になってくれない?友達として、私と千秋のことを応援してくれるかな」と言い、お揃いのブレスレットをプレゼントする。

3) 美咲は、千秋と新江ノ島水族館に行く。だが、そこで楓からブレスレットを見て、思い立って楓のもとへと向かう。楓に、「私、千秋さんのことが好きです。千秋さんへの想いは、楓さんに負けていません」と言い、ブレスレットを返す。

4) 美咲は、夏向(山﨑賢人)に「私、自分にウソつくのやめる。今日、千秋さんの隣にいて、凄く幸せだった。それだけで凄く幸せなの。それを思い出せたのは、あんたのお陰」と感謝の言葉を口にするのだった。

詳細なあらすじ

櫻井美咲(桐谷美玲)は、レストラン『Sea Sons』で忙しく働いていた。一方、サーフショップ『LEG END』の日村信之(浜野謙太)は、店に来た西島愛海(大原櫻子)に頼まれ、柴崎三兄弟について話をしていた。愛海は、「タクミという名前に心当たりはありますか?」と言うが、日村は「知らない」と言う。

高月楓(菜々緒)が店にやってきて、美咲は思わず姿を隠してしまう。美咲は、楓と千秋(三浦翔平)のキス現場を目撃したことを思い出してやきもきする。さらに、楓は千秋を飲みに誘う。千秋は、美咲のことも誘うが、美咲は「どうぞ、2人でごゆっくり…」と言う。

千秋は、楓に「いつボストンに戻るの?」と訊ねるが、楓は「夏の間、もう少しこっちにいる…このままずっと、千秋のそばにいようかな…」とつぶやく。

美咲は、冬真(野村周平)が彼女とキスをしている現場を見て驚く。「キスするってことは、好きってことだよね?」と言うが、冬真は、「海外なら挨拶だから。愛のないキスもあるでしょ」と言う。

夏向(山﨑賢人)は、千秋が「オムバーグは儲けが出ない」と言っていたのだと日村から知らされて、ショックを受ける。お客のことを思うと、値上げができないが、儲けがないこともあり、千秋は頭を悩ませていた。

一方、千秋は美咲を「美咲の行きたいところに行こう」と誘う。デートの誘いに、美咲は声を殺して大喜びする。

楓は、「やり直さない?」と千秋に言っていた。だが、2年前に楓が急にいなくなったこともあり、やり直すつもりはない、と千秋は言う。

美咲は、楓から電話を受ける。「話があるんだけど」と呼び出される。そこで、楓は「私、千秋のことが好きなの」と明かされる。「美咲ちゃんは、好きな人いる?」と言われ、美咲は「いません…」とウソをつかざるを得なかった。楓は、美咲に友達の証として、お揃いのブレスレットをプレゼントする。

一方、夏向は千秋に「こんなに赤字になってるなんて知らなかった。どうやって補填してるんだ?」と問いただす。だが、千秋は「食材を変えるつもりはないよ。親父から受け継いだ大事な味だ。経営をなんとかするのは、俺の仕事」と言う。

夏向と千秋は、一緒に厨房に立って溜息をつく。美咲は、「友達的な人と同じ人を好きになったらどうする?しかも、相手が見た目完璧だったら…諦めるしかないよね」と言う。だが、夏向は「誰かのために自分の思いを曲げる必要なんかない。それで諦めるなら、その程度ってことなんだ」と言う。

夏向は、兄・千秋が店の経営のために骨を折ってくれ、昔も今も、自分が好きにやってこれたのは千秋のお陰なのだと言う。

冬真は、新江ノ島水族館に千秋と行ってきてはどうか、と提案する。千秋は、美咲と夏向の3人で出かけるつもりであり、美咲は「3人ならデートじゃない」とほっとする。

夏向は、父親のレシピを見直していた。「守り抜いて欲しい」との一文に、夏向の心は揺れ動く。そんな中、夏向は業務用デミグラスソースを使用してみる。美咲は試食し、「2点…なんか、らしくない」と感想をつぶやく。

美咲は、江ノ島に千秋、夏向とともに遊びに行く。初めての江ノ島に、美咲は大はしゃぎする。そこで夏向は、「兄貴…兄貴の言うとおり、俺は好きなようにするわ。オムバーグのソース、缶詰にするわ」と言う。だが、美咲は「バカじゃねぇの?誰かのために自分の気持ちにウソつくとか。そんな理由で諦められるなら、その程度なんだよ」と、夏向の言葉を引用して、味を変えるべきではない、と説得する。

一方、夏向は「お前はどうなんだよ?1人の女として」と美咲を千秋と2人きりにする。美咲は、千秋と2人で新江ノ島水族館に行く。一緒に撮った写真を、美咲は嬉しそうに見つめる。だが、美咲は楓からもらったブレスレットを見て、「すみません」と言い残して立ち去る。

その足で美咲は、楓のもとへ向かう。「私、楓さんにウソついてました。私、本当は好きなんです、千秋さんが好きです。好きなんです」と本心を明かす。「楓さんに敵わないと思ってましたけど、一つだけ負けないことがあります。千秋さんへの気持ちは、楓さんにも負けません」と言う。そして、お揃いのブレスレットを返す。

「これからは、友達じゃなくて、ライバルでお願いします」と言って立ち去るのだった。すぐに美咲は水族館へと向かう。そこに千秋は待ち続けていた。既に営業時間は終わっていたが、千秋は美咲を連れて関係者入り口から入り、水族館を見て回る。

楽しい時間を過ごす中、美咲は「さっき、なんで待っててくれたんですか?」と訊く。千秋は、「戻ってくるような気がしたからかな」と言って笑う。ちょうどそこに警備員が現れ、2人は逃げ回る。千秋は、美咲の手を握って走りだすのだった。

2人で夜空を見上げ、ロマンチックな雰囲気の中、美咲のお腹の音が鳴る。千秋は、「ねぇ、知ってる?脳が楽しいとドーパミンが出て、お腹が減らなくなるんだって。…楽しいのは俺だけか。残念」と言う。

美咲は、店に戻り、「私、自分にウソつくのやめる。今日、千秋さんの隣にいて、凄く幸せだった。それだけで凄く幸せなの。それを思い出せたのは、あんたのお陰」と、夏向に言う。

夏向は、オムバーグを味を変えずに作り続けると言う。そんな夏向に、美咲は、千秋が「世界一好きな料理は、弟の作るオムバーグ」と語っているインタビュー記事を見せ、夏向は間違っていないのだと言う。

夏向は、眠ってしまった美咲の寝顔を微笑みながら見ていた。だが、美咲は「千秋さん…」と寝言を言う。

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