「好きな人がいること 第5話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 櫻井美咲(桐谷美玲)は、柴崎夏向(山﨑賢人)に、「千秋(三浦翔平)さんと花火大会に行くことになった」報告する。だが、美咲に想いを寄せる夏向は、心中穏やかではいられなかった。

2) 美咲は、花火大会の前日、浴衣を購入する。その帰り道、高月楓(菜々緒)が男性に現金を渡している姿を目撃する。楓は、美咲に「あれは友人。借金を返しただけなの。…私は、明日、この街を出るわ」と言う。

3) 花火大会当日、美咲は楓と一緒にいた男性と偶然出会う。彼は、楓の兄だった。楓は、兄が借金の無心を千秋にしようとしていたため、千秋に迷惑をかけまいと、自ら身を引いたのだった。そして、留学しているとウソをつき、兄の借金を返すためにクラブでホステスをしていたのだった。

4) 美咲に楓のことを聞いた千秋は、美咲に促されるようにして、楓のもとへと走る。一方、1人寂しく泣きながら花火を見る美咲のもとへ、夏向がやってきた。夏向は、美咲に「俺がいるだろ。俺がそばにいてやる」と言う。

起:花火大会

櫻井美咲(桐谷美玲)は、柴崎夏向(山﨑賢人)に、「千秋(三浦翔平)さんと花火大会に行くことになった」報告する。夏向は、美咲へ密かに恋心を抱いていたのだが、美咲は「どうせ、失敗すると思ってるんでしょ?」と言い、夏向の想いに気づいていない様子だった。

美咲は、後輩の石川若葉(阿部純子)に「千秋さんと、お付き合いしたいと思うようになった」と本心を明かす。「先輩の彼氏、紹介してくださいね」などと若葉は気の早いことを言って応援する。

千秋は、高月楓(菜々緒)に「俺の前に二度と現れないでくれ」と言ってしまったことを思い出していた。

花火大会前日、テレビ番組の浴衣特集を見ていると、冬真(野村周平)に「千秋と、花火大会に行くの?」と声をかけられる。冬真は、美咲に浴衣を着て行くよう勧める。

ランチタイム中の『Sea Sons』に、西島愛海(大原櫻子)が現れる。愛海は、千秋と話をしたがったが、千秋は聞く耳持たず、愛海を追い返してしまう。だが、千秋は明らかに動揺していた。

承:夏向の想い

千秋に銀行へのおつかいを頼まれた美咲は、その途中、美咲は浴衣を見ているところ、日村信之(浜野謙太)に見つかってしまう。美咲はためらっていたが、日村に押し切られる形で、「あくまで清楚に。主張しきれないこと」というアドバイスをもとに、美咲は浴衣を購入する。

美咲は、楓が男にカネを渡している姿を目撃する。楓は「友達に、お金を返していただけ。留学ってお金かかるのよね」と言い訳する。だが、留学がウソだと知っていた美咲は、「ウソですよね?」と指摘する。楓は、「千秋って退屈な男なんだよね。でも、そう言って振ることはできないから、留学ってウソついたの」と言う。

そして、楓は「明日の夜、この街を出ていくわ」と、花火大会の当日の夜に出ていくのだと言う。千秋には、そのことを告げずに去るのだと、美咲に言う。

美咲は、楓のことを千秋に言うべきか悩む。そのことを、夏向の部屋で相談すると、「別にいいんじゃね?美咲も見てたろ?」と言う。千秋が、「二度と姿を現すな」と言う姿を、夏向も目撃していたのだった。

美咲は、夏向の前で「好きな人がいるって、こんなに楽しいんだね」と言う。いたたまれない夏向は、「そんな話聞きたくねぇんだから。お前の浴衣姿なんか見たくないんだよ」などと憎まれ口を叩いて追い出す。

転:期待

美咲は、美容院で髪をセットしてもらう。そこで、美咲は「告白するなら、花火の前がオススメですよ。恋人と見る花火は、また格別ですよ」とアドバイスを受ける。

浴衣を着て待つ美咲に、千秋は「浴衣、可愛いね」と褒める。その言葉に、美咲は満面の笑みを浮かべる。2人が楽しいお祭りデートを満喫する中、花火の打ち上げが間もなくというアナウンスが流れる。

そこで美咲は、「花火の前に、言っておきたいことがあります」と言う。「千秋さんのことが…」と言おうとするが、子供に邪魔されて言うことができなかった。千秋が飲み物を買いに行った時、美咲は楓と会っていた男と偶然出会う。

男は、楓の居場所を美咲に訊く。「友達なのに、行き先を聞かされてないんですか?」と不審に思う美咲に、男は「友達?…俺たちはもっと深い仲なんだよ」と言う。

結:千秋の行方

美咲は、千秋に「楓さん、今夜、この街を出るんです」と言う。楓が現金を渡していた男は、楓の兄だった。兄の借金を返すために、仕方なくクラブで楓は働いていたのだという。兄は、楓にカネの無心をしようとしたため、迷惑をかけまいと、楓は千秋のもとを去ったのだった。

借金を返し終わり、千秋とやり直そうと思い、楓は千秋の前に現れたのだった。全てを美咲は千秋に告白する。そして、美咲は千秋を楓のもとへと向かわせる。美咲は、1人で寂しく打ち上がる花火を見ていた。

千秋は、楓のもとへと走る。電車を待つ楓の前に、千秋は息を切らせて現れる。千秋は、「ごめん、気づいてやれなくて。お兄さんのこと、全部聞いた」と言う。楓は、千秋を美咲のもとへと向かうように言うが、千秋は楓に「ごめん…辛い思いをさせて」と謝りつづける。

泣いていた美咲のもとに、夏向が現れる。夏向は、「俺も楓さんの兄貴に会った。全部聞いた。…どんだけバカ正直なんだよ」と言う。美咲は、「本当は1%くらい期待してたんだ。千秋さん、楓さんのこと知っても、私といてくれるって。でも、一回も振り返らずに走ってっちゃった」と、本音を口にする。

「みっともないよね。キャラじゃない浴衣と着て」と泣く美咲に、夏向は「悪くねぇじゃん、思ったより」と、夏向なりに慰めようとする。

「好きな人がいるって、こんなに苦しいんだね」と言って泣く美咲を、夏向は横で頭を抱き寄せ、「俺がいるだろ。俺がそばにいてやる」と言う。

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