簡単なあらすじ
1) 屋代大(仲村トオル)は、カリスマ料理研究家・沢木峰乃(かとうかず子)に南青山のマンションへの住み替えを提案する。沢木は、話を聞く代わりに、「私が主催する婚活クッキングスクールに女性を連れて、参加して欲しいの」と頼む。
2) 屋代は、三軒家万智(北川景子)を伴って参加する。三軒家は、真剣に婚活を行っていたが、婚活パーティーでもやはり浮いてしまう。屋代は、そんな三軒家をフォローし、一緒に飲みに行く。その帰り、屋代は三軒家にキスをしてしまう。
3) 屋代は、キスについて気にしてしまうが、三軒家は全く意に介さない。そんな中、白洲美加(イモトアヤコ)と仲良くなったホームレス風の男性・富田(渡辺哲)が、テーコー不動産にやってくる。白洲は彼を追い返してしまうが、三軒家は彼が家電量販店チェーン・金太郎電気の創業者・会長であると見抜いて、家を売ろうとする。
4) 沢木は、実は仕事がなくなり、破産寸前だった。自宅を売却しようとしている沢木の家を、三軒家は富田に売ろうとする。「最期は、お袋のかまどで炊いた白飯を食いたい」と言う富田の言葉から、かまどのある沢木の家を売ろうと考えたのだった。富田は即決で3億円の家を購入するのだった。
起:超高級マンション
三軒家万智(北川景子)は、中堅不動産会社・テーコー不動産の中で個人売り上げがトップとなり、表彰される。授賞式に、三軒家はいつも現れなかったが、屋代大(仲村トオル)が付き添って出席したのだった。新宿営業所は、三軒家の成績により全体の営業所の中で2位に急上昇していた。
屋代は、社長直々に南青山にある7億円のマンション最上階の部屋を売れ、と指示される。だが、三軒家は「そのマンション、私が売ります」といつものように言う。
屋代は、カリスマ料理研究家・沢木峰乃(かとうかず子)に南青山のマンションへの住み替えを提案する。沢木は、「私にも、一つお願いがあるんだけど…私が主催する婚活クッキングスクールに女性を連れて、参加して欲しいの」と頼む。さらに、「若い女の子、綺麗で上品な子を連れてきて」と、注文される。
承:婚活パーティー
屋代は、同伴する女性を部下の中から探そうとするが、「無理強いは、コンプライアンスに触れると思いますよ」などと言われ、断られてしまう。そんな屋代に、三軒家が「私が行きます」と立候補する。
三軒家は、「愛するパートナーと巡りあって、結婚したいと思っています」と、婚活パーティーにも何度か参加したことがあることを告白する。だが、上手くいかなかったこともあり、「私はどこがいけないんでしょうか?」と疑問を口にし、屋代は答えに窮する。
婚活に参加した男性陣は、万智の美貌に色めき立つ。自己紹介から始まり、三軒家は「趣味は、家を売ることです」と口にしてしまい、屋代は開いた口がふさがらない。料理が始まっても、三軒家は協力することなく、1人で進めてしまう。思わず、屋代は「みんなと協力しないと」と、口を挟む。
沢木は、料理を進める参加者に、「食事は、命をいただくということです」など、料理の大切さについて語る。そんな中、「…それが、私の最後の願いです」と沢木はつぶやき、その言葉に屋代は驚く。
1人で料理を作ってしまい、人を寄せ付けない雰囲気の三軒家に、男性参加者は近づこうとしない。屋代は、1人で寂しそうな三軒家を見つめていた。だが、沢木は意外にも「誰にも媚びてない。料理もできて、1人で毅然として存在できている。彼女、いいわね。光り輝いてるわ」と褒める。
転:屋代と三軒家
屋代は、三軒家をフォローしつつ、「一杯、飲みに行こうか」と誘う。三軒家は飲みに行くことに同意し、ハイペースな三軒家の飲みっぷりに、屋代は潰されてしまう。だが、三軒家は全く酔っていない様子だった。
営業所の面々は、いつものBARで飲んでいた。帰り道、白洲美加(イモトアヤコ)は想いを寄せる足立聡(千葉雄大)に絡む。足立は、「タクシーを呼んでくる」と言い、白洲を置き去りにする。白洲は公園のベンチで寝てしまい、ホームレス男性・富田(渡辺哲)に声をかけられ、意気投合する。その中で、白洲は富田に名刺を渡す。
庭野聖司(工藤阿須加)は、BARのママ・珠城こころ(臼田あさ美)に三軒家のことを話す。こころに「三軒家さんのこと、好きになってる」と指摘され、庭野は意識してしまう。「三軒家さんの家に、行きたくなる。今から会いに行きたくなる」とおまじないをかけられる。気が付くと、三軒家の家の前にいた。
屋代は三軒家と一緒のタクシーに乗っていた。屋代は、「君は凄いな。孤立することを恐れない。俺は、上の顔も下の顔も気にして、突き抜けられない」と言う。そんな屋代に、三軒家は「過去に物件を売ることで負けたのは、課長だけです」と明かす。
タクシーから降りようとする三軒家を呼び止め、屋代は思わずキスしてしまう。その様子を、庭野が見ていた。翌日、屋代は三軒家に会うが、目をそらして彼女のことを見ることができなかった。
結:富田の正体
富田は、「家を買いたい」と白洲に言いにやってくる。だが、白洲は富田のことを単なるホームレスだと思って追い返す。そのことに三軒家は、「お金を持っているかどうかは、外見では分からない!今から、あの人がいる公園に連れて行きなさい」と言う。
一方、沢木は「私、実は破産寸前なの。今はお手軽クッキングがもてはやされ、仕事がなくなってしまったの」と、屋代に苦しい台所事情について明かす。屋代はそこで、自宅売却の手伝いをすることを請け負う。
三軒家は、富田に自己紹介し、「家をお求めですよね。そのお話をしにやって参りました」と、酒盛りしつつ住宅購入についての話をする。そこで三軒家は、「ホームレスでした」と自分の過去について明かす。
富田は、三軒家のことを気に入り、「俺に合う家を持ってこい」と言う。実は、富田は家電量販店チェーン・金太郎電気の創業者・会長であった。
三軒家は、沢木の物件資料を見て、「課長、この家を私に売らせてください」と申し出る。早速、その家を三軒家は富田に案内する。三軒家は、キッチンのかまどを富田に見せる。富田は、「最期に食べたいのは亡くなったお袋が炊いた白飯だ」と言っていたこともあり、そのかまどを見て大喜びする。
富田は即決し、3億円で購入する。沢木は、負債が返済できる、と喜んで屋代に感謝する。そして、屋代と三軒家について、「あなたたち、お似合いよ」と言うのだった。
屋代は、恩人である沢木に恩返しできたことについて、三軒家にお礼する。だが、三軒家はいつものように、「私の仕事は、家を売ることです」と言って立ち去ってしまう。
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