「ダウト・ゲーム」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 検察官 ミッチ・ブロックデン(ドミニク・クーパー)は、裁判でも負け知らずであり、美人な妻との間に娘も生まれた。だが、飲酒運転をしてひき逃げをしたことから、その順風満帆な人生は一変する。

2) ひき逃げされたはずの男セシル・アッカーマンは、クリントン・デイヴィス(サミュエル・L・ジャクソン)という男がクルマに乗せて運んでいた。実は、アッカーマンはデイヴィスが暴行を加え、殺害しようとしていた。ところが、その途中でアッカーマンは逃げ出し、ミッチの前に飛び出して轢かれてしまったのだった。

3) デイヴィスは、重症のアッカーマンを運んでいたところ、警察官に逮捕されて裁判にかけられる。ミッチは、アッカーマン殺害事件裁判を検事として担当する。デイヴィスはひき逃げを目撃していたことを黙っていた。一事不再理の原則を逆手にとり、デイヴィス殺害の罪から逃れるためだった。デイヴィスは、「ひき逃げされたアッカーマンを病院へと搬送していただけだ」と主張し、さらにミッチが義理の兄ジミーに偽証を依頼したことから、無罪となる。

4) ミッチは、デイヴィスの関与したとされる連続殺人の捜査を開始する。デイヴィスは、妻子を殺害されていた。そこから、仮釈放中で再犯の可能性の高い犯罪者を殺害するようになっていたのだった。ミッチは、デイヴィスが犯人である証拠を集めようとするが、デイヴィスはミッチの家族に危害を加えようとする。デイヴィスがミッチの妻・レイチェルにナイフを突きつけているところ、ブレイク・キャノン(グロリア・ルーベン)刑事はレイチェルを射殺するのだった。

詳細なあらすじ

検察官 ミッチ・ブロックデン(ドミニク・クーパー)は、裁判でも負け知らずであり、美人な妻との間に娘も生まれ、順風満帆な人生を送っていた。

そんなある日、ミッチは同僚のスチュアート・ウィルソン(ディラン・テイラー)と痛飲し、その帰りにタクシーで帰ろうとするが、路上に停めた自分のクルマに不審な男2人が近づいているのを見かける。2人を追い払ったミッチは、仕方なくクルマを運転する。

後ろからパトカーが走っており、サイレンを鳴らされる。ミッチは、飲酒運転を咎められると思いつつ、細い路地に入ってクルマを停める。だが、パトカーは止まらずに走り去って行った。

ホッとしてミッチはクルマを走らせるが、その直後、飛び出してきた男を轢いてしまう。男は、頭から血を流しており、酷い怪我を負っていた。「助けてくれ・・・」と懇願する男に、ミッチはコートをかける。そして、近くにあった公衆電話から911にハンカチで声を分かりにくくした上で通報する。

救急車が到着するまでの間、ミッチは周囲を見回し、監視カメラがないことを確認する。するとミッチは、コートを奪い返し、逃げ出そうとする。その際、コートに入っていた自分の名刺をばら撒いてしまい、拾い集めてその場から走り去る。

ミッチは眠れぬ夜を過ごし、ニュース番組で昨晩自分が轢いた男がセシル・アッカーマンという男であると知る。だが、アッカーマンは路上で死んでいたのではなく、クリントン・デイヴィス(サミュエル・L・ジャクソン)がクルマに乗せていたのだという。クルマから血液が流れていたため、パトカーによって停車させられ、デイヴィスは逮捕された。だが、「倒れていた男を運んでいただけ」であるとデイヴィスは主張していた。

ミッチは、警察署に出向き、ブレイク・キャノン(グロリア・ルーベン)刑事に事件についての詳細を聞く。
デイヴィスは、妻子を数年に拷問された上で殺害されていた。自らも拘束され、首を切られた上で、妻子が殺害されるのを見ているしかなかったのだという。その翌日、犯人は再び民家に押し入り、隣人によって射殺されている。

デイヴィスの工具からは、アッカーマンの血液が検出され、デイヴィスの犯行である可能性が高かった。また、同様の手口で殺害された被害者がおり、デイヴィスには連続殺人の疑いもかけられていたのだった。相棒のスチュアート・ウィルソン(ディラン・テイラー)とともにデイヴィスに話を聞いたあと、ミッチはディヴィスの事件を担当することになる。

裁判が開始しされ、デイヴィスは「被害者はひき逃げされた」と主張する。実際、被害者の体には轢かれたとする傷が見られていた。さらに、911にかけられた通話内容も法廷で流される。法言語学者の分析では、「30代の白人男性、南部のなまり」を隠そうとしている声であるという。

ミッチは、両親が籍を入れなかったため、法的には兄弟ではないが兄弟のような関係のジミー・ローガン(ライアン・ロビンズ)に会いに行く。ジミーは、刑務所に入っていたが、出所してきてミッチに連絡をしたのだった。ジミーは、今までのことを反省し、ミッチとも兄弟の関係でいたいと考えていた。だが、ミッチは「もう過去の自分は捨てた。今は別の人生を歩んでいる」と言うのだった。

ミッチは、ジミーに裁判所で偽証をしてもらうよう依頼する。ジミーは、「30代の白人男性、南部のなまりのある声」に合致しており、自らが911に通話した、と証言する。そして、「赤いSUVがひき逃げをした」と話すのだった。結果、デイヴィスは無罪判決を受け、釈放される。

ミッチは、ペドロ・ゴンザレスという男の遺体がシカゴ川から発見されたと知る。ペドロは、アッカーマンのように拷問を受けた後、殺害されているのだという。ミッチは、再び事件現場を訪れる。そこで、アッカーマンは何者かに暴行を受けている最中に逃げ出し、飛び出したところでミッチに轢かれたのではないか、と考える。

現場には、デイヴィスの吸っていたタバコの吸殻が落ちていた。ミッチは、デイヴィスが連続殺人の犯人であると考える。ミッチは、キャノン刑事にその推理を話すのだが、証拠がなかった。さらには、ジミーの偽証のせいで、アッカーマンがひき逃げされたことが確定してしまい、辻褄が合わなかった。

ミッチは、自ら証拠を集め、ミッチを逮捕しようと考える。キャノンがデスクにいないときを見計らい、ミッチは彼女のパソコンを操作し、デイヴィスが関与していると考えられる事件のリストデータを盗み出す。ミッチは、デイヴィスの関与が疑われる事件の被害者は、全員が仮釈放中の犯罪者たちであった。その共通点や、デイヴィスが犯罪者たちが再犯しないための集会にボランティアで参加していることから、その集会で「再犯する可能性の高い人物を殺害している」と考えるのだった。

ミッチはデイヴィスを尾行する。だが、尾行していることがデイヴィスにばれてしまい、デイヴィスはミッチの家のガレージに侵入し、ミッチがデイヴィスの近くにばら撒いてしまい、回収されずにあった血にまみれた名刺を置いておき、警告する。また、ガレージからは工具がいくつか無くなっていた。

ミッチは、デイヴィスに名刺の意味を問う。デイヴィスは、名刺を裁判でいざというときに使おうと思っていた切り札だ、と明かす。だが、結局のところ使わなかった。デイヴィスは、ミッチのひき逃げを目撃していた。だが、一事不再理の原理を逆手にとり、アッカーマン殺害の罪に問われないようしようとしていたのだった。そして、デイヴィスは「俺のことは放っておけ」と言う。

だが、ミッチは家族に手を出される可能性を考え、デイヴィスを捕らえようとする。ジミーにデイヴィスを尾行してもらい、ミッチはデイヴィスの自宅に侵入し、証拠を探そうとする。デイヴィスの自宅の床下には、被害者たちのIDカードが隠されていた。

デイヴィスを尾行していたジミーは、捕らえられてしまう。ジミーは酷い暴行を受け、デイヴィスは逃亡しつつジミーの携帯電話で通報する。駆けつけたミッチは、警察官に逮捕されてしまう。ミッチは、キャノン刑事に尋問を受ける。そこで、自らが殺人犯として疑われていると気づく。

さらに、ミッチは相棒のスチュアート・ウィルソンを名乗って電話をかけてきた、デイヴィスの電話に出る。デイヴィスは、「俺が逮捕されるか、もしくは君が逮捕されるか。いずれでもない、第三の解決方法を提示しよう。君が拘留中に、同じ手口の事件が起きれば、君の疑いは晴れる」と言う。

ミッチの自宅のガレージは壊れており、異音がしていた。その音が電話でもれ聞こえてきたため、ミッチはデイヴィスが妻子に危害を加えようとしていると気づく。ミッチは、警察官を頭突きで気絶させ、自宅へと向かう。

デイヴィスは、刑事を名乗ってミッチの妻・レイチェルのいる家に入り込む。レイチェルは、デイヴィスに水を所望されて、台所でコップに水を注ぐ。そこで、偶然にミッチが置いていたデイヴィスに関する事件ファイルを読み、デイヴィスが刑事でないことに気づき、逃げ出す。

デイヴィスは、レイチェルを捕まえてナイフを突きつける。そこに、ミッチが現れる。ミッチは拳銃を向けるが、レイチェルを人質にとられているため、拳銃を渡す。デイヴィスは、ミッチを撃ち、「家族は守らければならない。お前にできるか」と言い、拳銃を渡す。デイヴィスがナイフに力を込めようとしたところ、キャノン刑事はデイヴィスを撃つのだった。

ジミーは、重症を負いながらも命を取り留めた。彼は、退院した後にミッチたちのもとを訪れる。ジミーは、ミッチたちの子供を抱き、微笑むのだった。

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