アニメ映画「心が叫びたがってるんだ。」あらすじ・ネタバレ/ミュージカル「青春の向う脛」の原曲一覧

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簡単なあらすじ

1) 成瀬順(水瀬いのり)は小学生だった頃、悪気なく父親と浮気相手がラブホテルから出てきたことを母親に話してしまう。離婚した父親から「全部、お前のせいだ」と言われた順は、ショックを受けて「話すとお腹が痛くなる」という呪いをかけられたと思い込むようになる。

2) 高校2年になった順は、手書きのメモかメールでしかコミュニケーションをとることができなくない。そんな順は、担任である音楽教師・城嶋一基(藤原啓治)から、「地域ふれあい交流会」実行委員に任命される。城嶋教諭は、順や坂上拓実(内山昂輝)、仁藤菜月(雨宮天)たちにミュージカルを行うことを提案する。

3) ミュージカル『青春の向う脛』の準備が進む中、拓実は、順に対して優しく、彼女は好意を持つようになって次第に惹かれていった。ところが、拓実と菜月が付き合っていることを知ってしまい、ショックを受ける。本番当日、順は姿を現さず、拓実は順から「ごめんなさい、ヒロインできません」などというメールを受ける。

4) 拓実は、自分たちの代役を急遽立て、順を捜しに行く。拓実は、順が廃墟となったラブホテルで見つける。「喋ったりするから、不幸になった。言葉は人を傷つける」などとつぶやく順に、拓実は「それでもお前の本当の言葉を聞きたい」と言うのだった。順は説得され、舞台に立つ。ミュージカルは万雷の拍手で幕を閉じ、成功を収める。その後片付けの最中、順は大樹から告白され、顔を赤く染めるのだった。

詳細なあらすじ

成瀬順(水瀬いのり)は小学生だった頃、「山の上のお城」から、父親と浮気相手が出てくるところを目撃してしまう。順は、その様子を「お城から出てくる王子様・お姫様」思い、悪気なく母親・泉(吉田羊)に話してしまい、夫の浮気を知ったことで母親は離婚を決意する。

家を出て行く父親(野島裕史)から、「全部、お前のせいだ」と言われ、順はショックを受ける。順の前に「玉子の妖精」が現われ、順は「話すこと」を封印されてしまう。結果、順は「話すと腹痛が起きる」ということで、話せなくなってしまっていた。そのため、手書きのメモかメールでしかコミュニケーションをとることができなくなってしまったのだった。

クラスメイトからは浮いてしまい、さらには母親も世間体から恥ずかしいと思っていた。そんな中、順のクラスである2年2組の担任である音楽教師・城嶋一基(藤原啓治)は、順を「地域ふれあい交流会」実行委員に任命する。順は、坂上拓実(内山昂輝)、仁藤菜月(雨宮天)、田崎大樹(細谷佳正)らとともに、実行委員を担当せざるを得なくなってしまう。

城嶋教諭は、交流会の出し物で、「ミュージカル」を提案しする。順は興味を持つが、拓実、菜月は乗り気ではなかった。交流会の話し合いの中で、順は拓実に「玉子の妖精に呪いをかけられて、話すと腹痛になってしまう」と明かす。そこで拓実は、「歌なら呪いは関係ないんじゃないか」と指摘し、実際、歌っても腹痛は起きないことに順は気づく。

ミュージカルを行うことに決まろうとしている中、委員会をボイコットしていた大樹が反対する。拓実と大輝は言い争いをするが、そこで順は歌い出し、「歌ならお腹が痛くはならない」と明かすのだった。

順は、拓実にメールで自らの生い立ちをミュージカルのストーリーにしてほしい、と願い出る。ミュージカルを行うことが決まり、形になっていく中、順はミュージカル『青春の向う脛』のヒロインである少女役をやることになる。

拓実は、順に対して優しく、彼女は好意を持つようになって次第に惹かれていった。ところが、拓実と菜月が付き合っていることを知ってしまい、ショックを受ける。

ミュージカル本番の前日、順は学校から走り出す。拓実は、順から「ごめんなさい、ヒロインできません」などというメールを受ける。拓実は、自分と順の代役を急きょ立てて、順を捜しに向かう。

拓実は、順が廃墟となったラブホテルで見つける。「喋ったりするから、不幸になった。言葉は人を傷つける」などとつぶやく順に、拓実は「それでもお前の本当の言葉を聞きたい」と言うのだった。

「お前と会えて嬉しい」などという拓実の言葉に後押しされ、順はついに舞台に立つことにする。物語中盤の第五幕から、順はステージに立つ。そこで順は、「玉子の妖精なんかいない。玉子は私」などと思う。

ミュージカルは万雷の拍手で幕を閉じ、成功を収める。その後片付けの最中、順は大樹から告白され、顔を赤く染めるのだった。

ミュージカル『青春の向う脛』楽曲の原曲

第1幕:『あこがれの舞踏会』(原曲:ジョージ・ガーシュウィン「スワニー」)
第2幕:『光のない部屋』(原曲:ジョージ・ガーシュウィン「サマータイム」)
第3幕:『燃えあがれ』(原曲:ボリス・フォミーン「ダローガイ・ドリーンナィユ」)
第4幕:『word word word』(原曲:ヨハン・ブルグミュラー「アラベスク」)
第5幕:『わたしの声』(原曲:「グリーンスリーブス」)
第6幕:『玉子の中にはなにがある』(原曲:ヴィクター・ヤング「Around the World」)
第7幕:『心は叫ばない』『心は叫んでる』(原曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン「ピアノソナタ第8番 悲愴 第2楽章」)
最終幕:『心が叫びだす』『あなたの名前呼ぶよ』(原曲:ハロルド・アーレン「Over the Rainbow」)

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