「龍三と七人の子分たち」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) ヤクザの元組長・高橋龍三(藤竜也)は、サラリーマンの息子・龍平(勝村政信)の家で、息子夫婦、孫とともに暮らしていた。家族に迷惑をかけ、背中に彫られた龍の刺青や、指つめして欠損した指を隠そうともしないため、龍平からは厄介者扱いされていた。

2) 龍三は、オレオレ詐欺に引っかかり、カネの回収にやってきた半グレ集団・京浜連合のメンバーに「指つめで詫びる」と言い出し、結果的に追い返す。さらにそこから、仲間たちとともに様々な京浜連合の詐欺を邪魔立てするのだった。

3) 龍三たちに怒った京浜連合のボス・西(安田顕)は、龍三の仲間・モキチ(中尾彬)の孫娘を誘拐しようとする。それを知ったモキチは、1人で京浜連合のビルに乗り込み、返り討ちにあってしまう。

4) 死んだモキチのため、龍三たちは西たちのいるビルに乗り込み、弔い合戦を行う。西は、死を恐れない龍三たちに恐れおののいて逃げ出すが、龍三たちはバスをカージャックして追跡する。騒ぎを聞きつけた村上刑事(ビートたけし)は、龍三たちを逮捕するのだった。西もまた、数々の詐欺罪で逮捕される。

起:オレオレ詐欺

ヤクザの元組長・高橋龍三(藤竜也)は、サラリーマンの息子・龍平(勝村政信)の家で、息子夫婦、孫とともに暮らしていた。家族に迷惑をかけ、背中に彫られた龍の刺青や、指つめして欠損した指を隠そうともしないため、龍平からは厄介者扱いされていた。

龍三は、龍平が家族を連れて妻の実家へと帰省することになる。留守番を頼まれた龍三は、息子を名乗る電話に出る。「会社のカネ、500万円を落としてしまった」と泣きつく内容だったが、それは当然、龍平からの電話ではなく、オレオレ詐欺だった。

家にあった金目のものとして、龍三は組員時代にもらったプラチナのバッジなどを持っていく。さらに、龍三は龍平の代わりに詫びるため、指つめを行おうとする。「龍平の部下」を名乗り、カネの回収にやってきたオレオレ詐欺グループの一員は、恐れをなして逃げ出す。

承:京浜連合

龍三が、兄弟分のマサ(近藤正臣)と飲みに行くと、若者に絡まれるモキチ(中尾彬)を見かける。モキチは、寸借詐欺を働こうとしており、そこに現れたガラの悪い連中に囲まれてしまっていた。

龍三は、若者に刺青を見せて退散させようとするが、若者たちは「ヤクザなんざ怖くない」と、引こうとしない。そこに村上刑事(ビートたけし)が現れたことで、ようやく若者たちは退散した。村上刑事は、「アイツらは、半グレ集団・京浜連合だ」と言う。龍三は、そこで京浜連合という存在を知るのだった。

龍三は、マサ、モキチとともに、かつてのヤクザ仲間たちを集結して同窓会のようなことを始める。早撃ちのマック(品川徹)、ステッキのイチゾウ(樋浦勉)、五寸釘のヒデ(伊藤幸純)、カミソリのタカ(吉澤健)、神風のヤス(小野寺昭)らを集め、マサの家でつるむようになる。

龍三たちは、年寄りをカモにする羽毛布団業者から布団を奪ったり、障害者を装って借金の取立てを行う男に絡む。彼らは、京浜連合のメンバーであり、京浜連合のボス・西(安田顕)は、元ヤクザの老人たちに仕事を邪魔され、苛立ちを隠せなかった。

転:一龍会

龍三たちは、京浜連合に対抗すべく、老人たちで組を結成することになる。過去の殺人・傷害などの前科、懲役年数などをポイント化すると、龍三がトップとなり、彼が組長となる。さらに、マサが次点であったため、若頭となった。龍三たちは、京浜連合の息のかかった店などを訪れては、ショバ代などをせしめていく。

龍平が勤務する食品会社で、食品偽装問題が取り沙汰され、会社前でデモが行われる。その場に、京浜連合の徳永(下條アトム)が現れ、「私なら、お金をいただければ問題解決できます」と提案する。だが、そこに龍三が現れ、またしても邪魔する。

再三に渡って邪魔立てされ、京浜連合のボス・西はついに怒りを爆発させる。モキチの孫で、キャバ嬢をしている娘・百合子(清水富美加)を誘拐するよう指示する。だが、命じられた石垣(石塚康介)は、百合子と交際しており、どうすべきか迷う。石垣と百合子はモキチに相談し、激怒したモキチは西を殺害しようと、1人で京浜連合のビルに乗り込む。

トイレで西を待ち伏せしようとするが、身を隠す場所はなく、さらにそこは女子トイレであった。騒ぎになってしまい、モキチは捕らえられてしまう。西が金属バットでモキチを殴打し、モキチは死亡してしまう。

結:弔い合戦

モキチの弔い合戦として、龍三たちは立ち上がる。モキチの遺体をつれ、彼らは西たちのもとへと乗り込む。モキチの遺体を盾にしながら、彼らは戦う。ついに西は恐れおののき、「こいつら、狂ってる」と言い残して逃げ出す。

龍三たちは、バスをカージャックして、クルマで逃亡した西たちを追う。狭い路地などをお構いなしに、龍三たちは追う。ついにはバスに西たちのクルマが衝突し、降りてきた西たちを龍三は襲撃する。

だが、騒ぎを聞きつけてやってきた村上刑事に、龍三たちは逮捕されてしまう。さらに、西も詐欺罪などで逮捕された。

連行されようとする龍三に、マサは「今度、シャバに出てきたら、俺が組長だな」と言う。今回の一件で逮捕され、龍三よりも罪を重ねた自分の方が、ポイントが上になると考えてのことだった。だが、龍三は「シャバに出てくる前に、みんな死んじまってるよ」と言うのだった。

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