実写版「僕だけがいない街」あらすじ・ネタバレ、原作・アニメの結末

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簡単なあらすじ

1) 29歳の売れない漫画家・藤沼悟(藤原竜也)は、「悪い出来事が解決されるまで、何度もタイムリープしてしまう」と言う能力(リバイバル)があった。そんな彼は、小学生を守るために事故に巻き込まれ、心配した母親・佐知子(石田ゆり子)がアパートにしばらく住むようになる。

2) 母親は、悟の小学生時代に近所で起こっていた、「児童連続誘拐殺人事件」を調べなおし、真犯人に目星をつけていた。そんな母親がアパートで殺害され、悟は警察官に容疑者として逮捕されてしまう。そこで「リバイバル」が起きて、小学生時代にタイムリープする。

3) 悟は誘拐されて殺害された、雛月加代(鈴木梨央)を救うことでリバイバルが終わると思う。結果、加代は救われるのだった。そして、「児童連続誘拐殺人事件」の犯人は、担任教師・八代学(及川光博)であると判明するのだった。

4) 悟は、八代に殺害されそうになって、再び現代へと戻る。そこには、命を救われ、結婚・妊娠していた加代の姿があった。そして、八代と再び対峙した悟は、自殺を試みた八代を止めようとして、重傷を負って死亡してしまう。悟が好意を抱いていた片桐愛梨(有村架純)は、悟の遺作『戦え!ワンダーガイ』を心の糧にカメラマンになる夢を追い続けるのだった。

詳細なあらすじ

29歳の売れない漫画家・藤沼悟(藤原竜也)は、担当編集者に「キャラの心情にもっと踏み込まないとダメだ」とダメ出しされるが、悟がそうできないには過去の事件が関係していた。

悟には、「悪い出来事が解決されるまで、何度もタイムリープしてしまう」と言う能力があり、彼自身それを「リバイバル」と呼んでいた。そんな悟は、ピザ屋のバイト中に再びリバイバルを経験し、トラックに轢かれるはずの小学生を救う。

悟は、その代償として事故に遭って入院する。そんな彼を、バイト先の同僚である片桐愛梨(有村架純)が見舞ってきた。退院後、彼の入院を心配した母・佐知子(石田ゆり子)がやってきて、しばらく住むことになった。

そんなある日、悟は母親といるときに「リバイバル」を経験する。不審な男から少女を守ることで、再び時間は流れ始めた。その後、母親の言葉で、悟は地元で起こっていた小学生連続誘拐・殺人事件のことを思い出す。

すでに犯人は逮捕され、解決していた。だが、その犯人として警察が逮捕したのは、近所に住む弁当屋の息子・白鳥潤(林遣都)であり、交流のあった悟は、どうしても信じられなかった。

事件について再び触れ始めた悟だったが、そんな中、アパートの自室で母親が刺殺されてしまう。救急車を呼んだのだが、彼は警察に犯人として逮捕されようとしていた。そんな最中、悟は再びリバイバルを経験するのだった。

リバイバル直後、悟は小学生時代の1988年にいた。彼は、北海道で母・佐知子と暮らしていた。そんなある日、同級生の雛月加代(鈴木梨央)が死亡した。彼女を救うことができれば、リバイバルは終わるのではないか、と考える。

加代は、母親に激しい虐待を受けていた。そのため、加代は寒空の中でもなかなか家には帰らず、結果、誘拐犯に目をつけられたと考える。そこで、悟は同級生とともに、加代を仲間に入れて遊ぶようになる。悟は、担任教師の八代学(及川光博)にも加代への虐待の件で相談し、矢代は「児童相談所に相談しているが、なかなか動いてくれない」と明かす。

悟は、自分の誕生日会に加代を誘う。誕生日である3月2日、ちょうどその日に加代は殺害される予定だった。そのため、ギリギリまで悟は加代を家に引き留める。これで加代のことを救えたと思えたのだが、悟のリバイバルは終わらなかった。

翌日、加代が行方不明となっていた。悟は、加代を救うことができなかった、と気づくのだった。そんな彼は、再び母親が殺害された2006年に戻る。悟は、警察から追われる中、愛梨に匿われる。

だが、バイト先の高橋店長(高橋努)によって、悟が匿われていることが明らかにされてしまい、結果、悟は河川敷へと逃げ込む。愛梨は、連絡用に自らの携帯電話を渡す。そこに、悟を騙った「悟です。その場を動かないで」というメールが届く。犯人が愛梨に危害を加えようとしていると考え、悟は愛梨の家へ駆けつける。

愛梨の家は、放火されていた。彼女は一命を取り留めるが、悟は彼女を巻き込んでしまったことを悔いる。そんな中、悟は母親の元同僚でテレビ局員である澤田真(杉本哲太)に、母・佐知子が「18年前の連続誘拐・殺人事件の真犯人が分かったかもしれない」と電話をしていたことを告げられる。

悟は、愛梨に「私たちの住所やシフトを知っている人物がいる。ピザ屋によく来ている、”西園先生”という人」と告げられる。だが、その後、愛梨をマークしていた警察に悟は逮捕されてしまうのだった。

悟は再び1988年にリバイバルし、加代が殺害される前に戻る。今度、悟は加代を家には帰さず、通っている学校の隣の小学校にある廃バスへと連れて行く。念のため、その翌日からも、悟は加代を匿い続けるのだった。

そんなある日の深夜、廃バスに人がやってくる。加代は息を殺して隠れていて見つからなかった。その人物は、ロープや覆面などを入れたバッグを入れており、誘拐犯であると考えられた。悟は、加代を自宅に連れていく。

翌日、悟は佐知子とともに、加代を母親のもとへと連れて行く。加代の母親が抗議する中、児童相談所の職員がやってきて、加代は施設へと保護されることとなったのだった。

悟は、これでリバイバルが終わると思いきや、まだ1988年にとどまっていた。誘拐犯による、新たな犠牲者が出ていたのだった。

そんな中、悟は八代が「児童相談所に相談している」と言っていたが、職員の訪問直前まで相談していなかったことに疑問を抱く。さらには、八代に廃バスに犯人と思しき人物がやってきたと告げた後、すぐさま犯人のバッグがなくなっていたのだった。

悟は、クラスから少し孤立していた美里が次に狙われるのではないか、と考える。ホッケーの観戦中、美里が席を外したところ、悟も後を追う。彼女の姿を見失ったあと、白鳥食品の車が出ていったため、悟は美里が連れ去られたのではないかと思う。そこで、悟は八代とともに車で追跡するのだった。

だが、それは八代の罠であり、単に白鳥食品には弁当配達を依頼しただけであった。悟に疑われていると考えた八代は、罠をしかけていたのだった。車中、八代は犯行を認める。八代は、悟を冷たい川へと投げ込むのだった。

悟は、目を覚ますと病室にいた。彼は、小学生を救って事故に遭った後にタイムリープしていた。加代も生きており、病室へと見舞いにやってきていた。彼女は、妊娠していた。

悟は、河川敷で愛梨と出会う。そして、愛梨へと抱いていた好意を彼女に伝えるのだった。その後、悟は漫画家としてヒット作を生み出す。一方で、悟は誘拐事件の犯人・八代のことを調べるよう、同級生で弁護士となった小林賢也(福士誠治)に依頼する。八代は、婿養子となって「西園」と名字を変え、さらには市議会議員となっていた。さらに、彼の周囲では事件が多く起きていた。

悟は、八代を見かけて話をする。八代は罪を認め、ナイフで自殺を図る。だが、悟はそれを止めようとして、首を負傷するのだった。八代は逮捕されるのだが、悟はその傷がもとで死亡してしまう。

悟の死後、愛梨は悟の遺作『戦え!ワンダーガイ』を心の糧にカメラマンになる夢を追い続けるのだった。

原作版の結末

1988年、悟は八代に殺害されそうになる。その後、悟は15年間、意識不明の状態となってしまう。

悟が意識を取り戻し、リハビリを行なっていると、同じ病院に白血病の少女・久美が入院していた。悟は久美と話をするようになり、次第に仲良くなる。

そんな中に、悟の監視を行う八代が現れる。記憶を失っていた悟に、わざと過去を思い出させるかのようなことを行うのだが、悟は八代の悪行についても記憶が戻りはしなかった。

そんな中、市議である八代は、久美たちを誘ってキャンプを開催する。そこで八代は、久美を殺害して悟に罪を着せようとする。

だが、悟はすでに記憶を取り戻しており、久美を守りつつ、八代が本性を現し、行動を起こすのを虎視眈々と待っていたのだった。

八代は逮捕され、悟は愛梨と再び河川敷で出会うのだった。

アニメ版の結末

(意識不明となり、15年後に目を覚ますのは原作と同様)八代は、記憶が戻らない悟を病院の屋上へと連れて行く。

その途中、八代は悟に自らの犯行について聞かせる。そして、久美の点滴には筋弛緩剤が入れられており、殺害される予定であるという。その罪を悟に着せて、悟も亡き者にしようとしていると明かす。

久美を助けたければ、どうして自分が犯人であると気づいたのか、その答えを教えろと悟に迫るのだった。

だが、悟は賢也や澤田たちに八代の正体に伝えており、久美は無事だった。そして、悟は自ら屋上から飛び降りるが、下にはマットが敷かれており、悟もまた殺害されることはなかった。八代は、久美殺害未遂の容疑で逮捕される。

悟は、漫画家として多忙な日々を送っていた。そんな中、偶然散歩している最中に、「雪宿り」をしていたところ、片桐愛梨と偶然出会う。悟は「この瞬間を待っていた」と思うのだった。

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