「嘘の戦争 第2話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 一ノ瀬浩一(草彅剛)は、ナイフを持って襲いかかる五十嵐久司(甲本雅弘)から、ニシナグループ会長・仁科興三(市村正親)を、身を挺して庇う。浩一は一命を取り留める。そんな彼に、ニシナグループの顧問弁護士を務める六反田健次が訪れ、多額の見舞金を渡して「穏便に済ませてくれませんか」と願い出る。

2) 六反田は30年前、一家心中を裏付けるため、偽証を行っていた。そんな六反田を破滅させるため、浩一は近づく。浩一はまず、六反田に電話をして偽証したことを指摘し、動揺させる。その上で、二科隆(藤木直人)を装って「あなたのことに、仁科家は一切、関与しない」などというメールを送る。

3) 激怒した六反田は、興三会長が「自分の指示で一家殺害が起きた」と話しているテープが存在しているのだ、と明かす。隆は、六反田に「そのテープを聞かせてもらいたい」と言われ、持参していくのだが、そのテープを途中で浩一はすり替えて奪う。

4) テープには、やはり興三が「私が指示し、一家殺害事件が起きた」と告白している内容であった。大学生たちがOLを連れ込もうとして、彼女が抵抗した後に頭を打って死亡してしまった。その女性の解剖を担当したのが、浩一の父であり、その口封じのために父は殺され、居合わせてしまった家族もろとも殺害されたのだった。

5) 浩一は、六反田が詐欺集団と共謀している証拠を掴み、警察にその証拠を渡した。結果、六反田は弁護士資格を剥奪され、逮捕されることとなった。

詳細なあらすじ

一ノ瀬浩一(草彅剛)は、ナイフを持って襲いかかる五十嵐久司(甲本雅弘)から、ニシナグループ会長・仁科興三(市村正親)を、身を挺して庇う。

刺された浩一は、病院に搬送される。一命を取り留めた浩一を、楓(山本美月)は叱りつける。入院している浩一を、ニシナグループの顧問弁護士を務める六反田健次が訪ねてくる。

六反田は、「大事にしたくないので、事故ということで、穏便に済ませてはいただけませんでしょうか」と言い、多額のお見舞金を置いていく。

六反田は30年前、新聞配達をしていた苦学生だった。事件当時、「『ごめん』という男の声を聞いた」と証言しており、その証言が決定的なものとなり、父親による一家心中と結論付けられたのだった。六反田は偽証した見返りにカネを手にし、顧問弁護士にまで上り詰めたのだった。

二科隆(藤木直人)は、父・興三に浩一のことを「何かよからぬことを企んでいる」と言う。会社や、楓に近づいてきているため、隆は浩一のことを対処する、と興三に約束する。
六反田法律事務所に、十倉ハルカ(水原希子)がダイヤモンド鉱山開発事業の詐欺被害者を装って現れる。

隆は、浩一に「短期間に偶然が重なっている。仁科家に、急に縁が重なり過ぎてないか?」と詰問する。楓は、浩一のことを庇って、隆を帰らせる。

楓は隆に「人を疑うしかできないの?」と呆れる。だが、隆は「ニシナコーポレーションは厳しい状況にある。ここで失敗したら、晃(安田顕)兄さんは会社にいられなくなる」と言うのだった。楓は、晃に「浩一さん、信用していいのかな?胸の傷、タイで怪我したものって言ってたけど、もっと古いものだった」と言う。

ハルカは、新人弁護士から六反田の評判を聞き出していた。六反田は、ケチで有名なのだという。さらに、六反田と詐欺集団がグルとなり、訴訟準備をズルズルと引き伸ばし、逃げ切れるようにしているのでは、と可能性を指摘する。

浩一は、「五十嵐にカネを貸してる。…30年前の事件に、アンタが加担してるって聞いたよ。偽証をしたって。こっちは、2千万円と利子を返してもらえれば良い」と揺さぶりをかける。

六反田は興三に相談し、興三は五十嵐にカネを貸して人物たちについて調べるよう指示する。浩一は、隆の名義で「30年前の証言について、仁科家は一切関知しない」というメールを送り付け、六反田は激昂する。

六反田は、「そちらが私を斬り捨てるなら、こちらにも考えがある。会長との会話を録音したものがある。30年前の罪を会長が語ったものだ」と返信してきた。浩一は、「仲間割れをさせて、会話を引き出す」と考える。

ハルカは、新人弁護士からパスカードを奪う。そのカードを利用し、浩一は深夜、弁護士事務所に忍び込む。オフィスに、六反田が忘れ物をして戻ってきてしまう。エレベータの音に気づき、浩一は姿を隠す。

荒れたオフィスを見て、六反田は愕然とする。一方、浩一は火災報知器を作動させ、六反田を立ち去らせる。六反田は、隆に電話をして「事務所を家探しさせたのは、君か?会長との会話の録音テープを探すために」と電話で話す。

「その会話の録音テープを聞かせて欲しい」と言う隆に、六反田はヒルトンホテルのラウンジで会う約束をする。

六反田は、テープを銀行の金庫にあずけていた。それを取り出すと、事務所の封筒に入れ、ホテルのラウンジへと向かった。

ハルカは、詐欺被害者を装って事務所の封筒を握ってシワをつけさせる。さらに、多くの人が乗ったエレベーターですり替えたのだった。隆と会った六反田は、テープを隆に聞かせる。だが当然、そのテープに会話は録音されていなかった。

一方、六反田の事務所では、警察が詐欺集団との共謀の疑いで捜査を行っていた。六反田は救いを求めるが、隆は「あなたは弁護士資格を失うでしょう。もう、あなたは終わりだ」と告げて立ち去る。

浩一は、六反田と興三との会話テープを再生する。「12年前、バカな大学生たちがある事件を起こした。若いOLを連れ込もうとして、抵抗した女性が頭を打って死亡した。その大学生の両親たちに頼まれ、私はもみ消した。その解剖を担当したのが千葉で、彼は遺体に抵抗の痕を発見した。千葉を説得しようと試みたが、彼は拒否したんだ。だから、彼を消そうとして、さらには家族を殺害して一家心中に見せかけた」と、興三は語っていた。

さらに、事件の捜査を行った三輪郁夫(六平直政)という刑事も、事件の隠蔽に関与しており、全ては興三の指示であったことが明らかになった。浩一は激怒し、壁を殴り続けていた。そんな彼をハルカは心配する。

浩一は、ハルカにもテープを再生して聞かせる。そして、「興三に何としてでも近づく。全員に30年分の借りを返す…罪を認めさせ、土下座させて謝罪させ、全てを奪う」と言う。

浩一は、楓に「この傷さ、本当は家族旅行中に事故で。ここに金属片が入ってる。2週間後、目を覚ましたら俺だけ…思い出したくなくてさ」と言う。楓は浩一に同情し、浩一のことを信じる、と言う。浩一は、楓を抱き寄せ、キスをする。

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