「だれかに似た人」(世にも奇妙な物語 第27話)あらすじ・ネタバレ

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OLの西川(斉藤慶子)は、病院を受診して「胃潰瘍」と診断される。重病でないかと疑う西川だったが、まずはほっと胸を撫で下ろし、近くの喫茶店「サンプトム」を訪れる。

そこで、胃のことを気遣ってコーヒーではなくホットミルクを注文する西川の前に、同僚に似た男性が現れる。だがそれは他人の空似であり、別人であった。西川が翌日出社すると、その同僚が急死していたことが明らかとなる。

その後も、西川が喫茶店「サンプトム」を訪れると、そこで見かけた似た人物が立て続けに亡くなってしまうのだった。

次第に、西川も単なる偶然とは思えなくなり、サンプトムで「次は、どんな人が亡くなるのか」注意深く見るようになる。そこで喫茶店のマスターは、サンプトムという店名の由来について、「サンプトムっていうのはフランス語で、前兆や予兆という意味だ」と教えられる。

会計を済ませようとした西川は、そこで店に来るときに見ていた鏡がないことに気づく。そこで、「次は自分が亡くなる番だ」と思うのだった。慌てて店を出る西川は道に飛び出してしまい、車で撥ねられて地面に倒れる。

だがそこで、「カット!」の声がかかる。実は彼女は女優であり、今までのことはドラマでの演技であったのだった。

撮影は終わり、洗面所でメイクを落として髪を直す。すると、マスター役の俳優が「洗面所の鏡、ひびが入ってるから、取り外されてたはずだよ」と言う。慌てて洗面所の中に入ると、やはり鏡がなくて驚く。

洗面所から出ると、俳優は不気味な笑顔を浮かべていた。動揺して外に飛び出ると、ドラマに使っていた鏡がトラックの荷台に積まれようとしていた。だが、作業員がその途中で鏡を落としてしまい、彼女は下敷きとなってしまうのだった。

1990年8月23日放送 脚本:塩田千種

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