「坂道の女」(世にも奇妙な物語 第26話)あらすじ・ネタバレ

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女性誌の編集者である河野(京本政樹)は、大学の先輩で作家の遠藤(岡本富士太)に連載小説の原稿を取りに向かう。遠藤は、最近離婚して辺鄙な場所にあるマンションで暮らしていた。

河野は、道に迷いつつ雨の中を歩いていると、途中、「お母さん」という少女の声を聞く。そして、黄色い傘を見たような気がするのだった。そんな中、河野はそこで、「ユキコ!ユキコ!」と叫びながら走る女性を見かけるのだった。

河野は、その女性に見覚えがあると思いつつ、遠藤のマンションへと向かう。遠藤の原稿を受け取った河野は、遠藤に酒を勧められる。そこで、遠藤に先ほどの少女と女性の話をするのだった。

遠藤はそこで、河野がいた場所付近で、少女が交通事故によってなくなったことを明かす。少女は夜中に目を覚まし、母親がいないことに気づいた。そのため、母親を探しに外へと出てしまい、車に轢かれてしまったのだった。

母親は、男と逢っていたのであり、自責の念に耐え切れなかった彼女は、同じ場所で首を吊ったのだった。そして、遠藤は「母親が逢っていた男というのは、俺だ」と明かす。

河野は、ホテルへと遠藤の原稿をとりに行った際、遠藤に逢いにやってきていた女性と会っていた。そのため、河野は彼女のことを見覚えがあると感じていたのだった。

重苦しい空気が流れる中、部屋の電話が鳴る。遠藤は電話に出るが、無言電話ですぐに切られてしまう。そのようなことが3回続いた後、雷鳴が響いた後、停電となる。

そこで再び、「お母さん」という少女の声が聞こえる。遠藤が持っていたグラスの中には、女の髪の毛が入っていて、堪らず遠藤は悲鳴を上げる。

その後、部屋の隅には黄色い傘を差した少女、そして母親の姿が浮かび上がる。2人の姿が消えると、そこは水浸しとなっているのだった。

1990年8月23日放送 脚本:大原豊

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