ドラマ「貴族探偵 第10話・11話 最終回」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 具同家に「お前が緒方修を殺したことを知っている」という脅迫状が送られてきて、高徳愛香(武井咲)は調査依頼を受ける。緒方修とは、1年前にジェットスキーの事故で亡くなっていた人物だった。

2) その晩、当主の具同弘基(桐山漣)、緒方の元恋人・有岡葉子(南沢奈央)が頭部をおオブジェで殴打されて死亡する。貴族探偵(相葉雅紀)や使用人である山本(松重豊)たちも捜査に乗り出す。そんな中、山本たちは貴族探偵が犯人であると結論づけるのだった。

3) だが、高徳愛香(武井咲)は異議を唱える。犯人は弘基のいとこ・真希(矢作穂香)であり、彼女は兄・佳久(辰巳雄大)を当主にすべく、葉子に弘基を殺害させようと差し向けたのだった。緒方は単独事故ではなく「弘基の起こした事故に巻き込まれて死亡した」と真相を教え、弘基に脅迫状を送ることで揺さぶりをかけた。

4) 葉子は弘基を殺したが、真相を知っていて黙っていた真希を責め始めた。そこで、真希は葉子を殺害し、その罪をいとこの国見奈和(佐藤めぐみ)に着せようとしていたのだった。だが、それを愛香は見破り、真希は逮捕される。

5) 自らの力で真相にたどり着いた愛香は、山本たちに喜多見切子の死の真相について知らされる。実は、切子は死んではいなかた。切子は、依頼されて香港で「政宗是政」なる人物の悪事を暴こうとしていた。だが、そのことで命を狙われることとなった。そこで、愛香に危害が及ぶのを恐れた切子は、自らを「事故死」したかのように偽装を依頼したのだった。

6) 貴族探偵は鈴木(仲間由紀恵)に命じて、政宗是政との取引材料を入手させ、結果、切子は命を狙われる危険性はなくなった。切子は、愛香に探偵事務所を任せて、自らは貴族である婚約者のいるイタリアへと旅立つ。愛香は、貴族探偵とキスをして、「アバンチュール」を楽しむのだった。

詳細なあらすじ

高徳愛香(武井咲)は、依頼主からの手紙を受け取る。武器商で財を成した具同家からの依頼であったため、同じく武器商人である「政宗是政」の手がかりを探るべく、星見荘へと出向く。

具同家の当主は具同弘基(桐山漣)であり、そのいとこである真希(矢作穂香)の誕生日を祝う会が開かれようとしていた。真希には兄・佳久(辰巳雄大)がおり、2人は早くに両親を亡くしていた。その後、本家に育ててもらっており、佳久は弘基に頭が上がらなかった。さらに、佳久は大学の先輩・有岡葉子(南沢奈央)を誘ってパーティーに参加していた。

ディナーが開かれ、別荘で起こった1年前の「事故」のことが話題となる。別荘には脅迫状が届けられており、「お前が緒方修を殺したことを知っている」と書かれていた。葉子は、緒方修の元恋人であり、彼の「事故死」に疑問を抱いていた。

緒方は、ジェットスキーに乗っていたところ、単独事故を起こして死亡したのだという。だが、葉子は緒方がそのような事故を起こすとは考えられない、と思っていたのだった。

不穏なディナーの後、愛香はその晩、弘基と葉子がそれぞれの部屋で死亡しているのを発見した。愛香は鼻形雷雨(生瀬勝久)に電話をかけ、通報を行うのだった。ところが、その途中で愛香も背後から頭部を殴られ、気絶してしまう。

目を覚ますと、貴族探偵(相葉雅紀)がいた。彼もまた、具同家に依頼されて来ていたのだという。貴族探偵の使用人である山本(松重豊)たちは、さっそく調査を開始する。一方で、愛香は怪我していたこともあったため、「休むように」と言われ、調査できなくなってしまう。

使用人たちの調査結果から、
・弘基の部屋には、小切手が置かれていた。
・葉子は、弘基の後に殺害されている。
・葉子は、肩を脱臼しており、何者かが腕を拘束した後、犯人が頭部を殴打した可能性が高かった。
・葉子の部屋には、ティーカップが置かれており、紅茶をこぼしたさらには葉巻の残り香が漂っていたあった。

以上から、山本たちは「貴族探偵が犯人」と結論を下す。「自分たちが思った通りに推理を述べよ」と言われている山本たちは、ついに関係者を集めて貴族探偵を犯人として名指しする。そして、自分たちの推理を語るのだった。

葉子は、緒方の死に疑問を抱いており、脅迫状を送った。案の定、動揺した弘基は、ジェットスキー事故で亡くなった際に一緒にいたいとこ・国見奈和(佐藤めぐみ)に「誰かに喋ってないか?」と問いただした。その会話をICレコーダーで葉子は録音していたのだった。

その音声で葉子は、弘基に真相を語れと詰め寄る。だが、弘基は「君の望む金額を言いたまえ」と、小切手を用意し、謝罪もしない。その態度に激昂した葉子は、弘基をオブジェで殴り殺したのだった。

その後、葉子は奈和にも詰め寄る。自室に奈和を呼び、再び話をしたところ、居直られてしまい、葉子は再び奈和もオブジェで殴り殺そうとする。ところが、葉子の部屋には、テラスに隠れていた貴族探偵がいた。彼は、奈和が来る前、一緒に紅茶を飲んでおり、奈和がきたためにテラスに身を隠したのだった。

葉子を止めるべく、貴族探偵は彼女を羽交い締めにした。その直後、奈和は葉子を殴り殺してしまったのだった。奈和は、葉子の部屋を出ていこうとするが、そこに愛香が来てしまう。通報する彼女を止めるべく、奈和は後ろから殴った。

…というのが山本たちの推理だった。だが、愛香は異議を唱える。犯人は「具同真希」であると名指しするのだった。

真希は、当主である弘基を亡き者にして、兄・佳久を当主にしたいと考えていた。「亜流」などと言われ続けたことに、真希は嫌気が差していたのだった。そこで、緒方の死に疑問をもつ葉子に「脅迫状を書こう」と持ち掛けた。さらには、弘基が起こした事故で亡くなったという事実を隠蔽したことを気づかせたのだった。

真希は、葉子に弘基殺害を行わせたことで目的は達成したのだが、ICレコーダーで録音された続きの会話で、「真希も事故のことを知っていた」ことが明かされてしまっていたのだった。

そこで葉子は、真希に詰め寄られた。真希は、自室で言い争いとなり、乙女座のオブジェで殴られそうになってしまう。そこで、佳久は葉子を羽交い締めにした。そこで真希は葉子の頭部を乙女座のオブジェで殴打して殺害したのだった。

タイミングが悪いことに、貴族探偵がやってきた。真希の自室には、葉子の遺体がある。そこで、真希は貴族探偵を葉子の部屋に通し、そこが自室であるかのように思わせたのだった。ところが、そこには水瓶座のオブジェがあり、そのままでは部屋を入れ替えたことが発覚してしまう。

そこで、真希は乙女座のオブジェと水瓶座のオブジェを入れ替えることにしたのだった。その作業を行おうとしたところ、運が悪いことに愛香がやってきてしまった。指紋をふき取る作業などがまだ終わっていないため、真希は愛香を後ろから殴りつけたのだった。真希は、自らの犯行を認める。

愛香は、自らの推理によって真相にたどり着いたことから、貴族探偵に「喜多見切子の死の真相を教えて」と言う。だが、貴族探偵はそのような雑事はしないと捨て台詞を吐いて立ち去る。

だが、その後に事務所へと現れた山本たちによって真相が明かされる。喜多見切子は、殺害されてなどいなかったのだった。切子は、依頼されて香港で「政宗是政」なる人物の悪事を暴こうとしていた。だが、そのことで命を狙われることとなった。

そこで、愛香に危害が及ぶのを恐れた切子は、「私を殺して欲しいの…もちろん
本当に殺すのはいやよ」などと貴族探偵に依頼したのだった。事故死したと偽装され、切子は姿を消した。だが、いつも愛香の隣の部屋で見守っていたのだった。

さらに、貴族探偵は鈴木(仲間由紀恵)に命じて、政宗是政との取引材料を入手させ、結果、切子は命を狙われる危険性はなくなった。切子は、愛香に探偵事務所を任せて、自らは貴族である婚約者のいるイタリアへと旅立とうとしていた。

こっそりと出立しようとしていた切子だったが、そのことを聞いた愛香は切子に別れの挨拶をする。その後、2人きりになった貴族探偵に「アバンチュールのお誘いですか?」と訊ねられた愛香は「はい」と答え、2人はキスするのだった。

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