簡単なあらすじ
1) ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)は、仲間であるジョシャミー・ギブス(ケヴィン・マクナリー)を救出しようとして捕らえられ、逃げ出すも再び黒ひげ(イアン・マクシェーン)につかまって、永遠の生命をもたらすという言い伝えの「生命の泉」を探さざるを得なくなる。
2) 昔の恋人であるアンジェリカ(ペネロペ・クルス)、そしてその父親・黒ひげ(イアン・マクシェーン)とともに「生命の泉」を探すことになる。黒ひげは、「2週間後、義足の男に殺される」と予言されており、「生命の泉」を必要としていた。
3) 必要な聖杯、人魚の涙、生命の泉を発見するも、黒ひげに復讐を誓うバルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)が現れる。黒ひげは、バルボッサに刺され、剣に塗られた毒で、アンジェリカは瀕死となる。
4) 「生命の泉」の言い伝えとは、2つの聖杯に泉の水を入れ、人魚の涙を入れた方の聖杯を飲む者が、涙を入れていない聖杯の水を飲んだ者の命を奪うことができる、というものであり、ジャックは、黒ひげとアンジェリカの聖杯をすり替え、黒ひげは死亡する。アンジェリカは生き延びることができたが、ジャックは彼女を無人島に置き去りにして、再び航海に出る。
ここがポイント
黒ひげは過去に、バルボッサの右脚を切り落とし、さらにはブラックパール号を奪っていた。バルボッサは、黒ひげに復讐を誓っており、見事、その無念を晴らす。
ジャックは、黒ひげに「生命の泉」を探すために捕らえられ、利用されるもバルボッサの襲撃を利用し、黒ひげを倒すのだった。
詳細なあらすじ
ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)は、仲間であるジョシャミー・ギブス(ケヴィン・マクナリー)を救出しようと、ロンドンに現れる。だが、失敗してしまい、英国王ジョージ2世のもとへと連行される。
ジョージ2世は、永遠の生命をもたらすという伝説の「生命の泉」を求めていた。英国王に仕える公賊となったヘクター・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)は、ジャックへとともに「生命の泉」を探すよう命じる。
だが、ジャックは拒否して逃げる。そんな彼は、父親のキャプテン・ティーグ(キース・リチャーズ)に出会う。ティーグは、「生命の泉」について、警告を行う。ジャックは、昔の恋人であるアンジェリカ(ペネロペ・クルス)と再会する。彼女は、残酷な海賊・黒ひげ(イアン・マクシェーン)の娘だった。黒ひげは、ブードゥー教の秘儀を習得しており、呪いの人形を作っている。そして、戦って勝利した相手の船を小さくし、瓶に入れて集めていた。
アンジェリカは、ジャック・スパロウを騙って「アン女王の復讐号」の乗組員を集めていた。さらに、「生命の泉」の在りかを知るジャック本人も捕えるのだった。ジャックは、黒ひげの船「アン女王の復讐号(Queen Anne’s Revenge)」に乗せられる。一方、バルボッサは、ギブスを船に乗せて生命の泉へと向かう。
黒ひげは、「2週間後に義足の男に殺害される」と予言され、生命の泉を探していたのだった。「生命の泉」の言い伝えでは、「2つの銀の聖杯を用意し、生命の泉の水と人魚の涙をそれぞれ入れ、涙入りの聖杯の水を飲んだ人間が、涙が入っていない水を飲んだ人間の寿命を手に入れることができる」のだという。結果、涙が入っていない水を飲んだ者は死亡する。
黒ひげたちは、生きた人魚を騙して、涙を手に入れる。その後、ジャックは打ち上げられた難破船の中にあるという聖杯をとってくるように命じられる。自らの欲しい物がある位置を指し示すというコンパスで聖杯を探すが、既にその聖杯はなく、スペイン軍に回収されてしまっていた。
バルボッサは、黒ひげにブラックパール号、そして右足を奪われており、黒ひげに復讐することを望んでいた。バルボッサとジャックは、スペイン軍から聖杯を盗み出す。
黒ひげは、「生命の泉」のありかへと向かい、そこでバルボッサと鉢合わせてしまう。さらには、島にスペイン海軍が現れる。大混戦となり、黒ひげはバルボッサに剣で刺されてしまう。そして、アンジェリカは、黒ひげに刺さった剣を抜こうとし、自分の手を傷つけてしまう。剣には毒が塗られており、アンジェリカも瀕死のとなる。
ジャックは、黒ひげ、アンジェリカに聖杯を差し出す。アンジェリカは、父・黒ひげのために自分の身を犠牲にしようとする。だが、ジャックは人魚の涙入りの聖杯をすり替え、黒ひげに人魚の涙が入っていない方の水を飲ませる。黒ひげは消失し、アンジェリカは助かる。
ジャックとギブスは、ブラック・パール号を取り戻し、バルボッサは「アン女王の復讐号」を手に入れ、新たな航海に出る。
アンジェリカは、ジャックに自決用に拳銃を渡され、無人島に置き去りにされる。その銃でジャックを狙うが、失敗する。その後、彼女は無人島に流れ着いたジャックのブードゥー人形を拾い、にやりと笑う。