映画「ラプラスの魔女」あらすじ・ネタバレ・結末

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登場人物・キャスト

青江修介(櫻井翔):泰鵬大学教授、地球化学を研究している。

羽原円華(広瀬すず):10歳の時に北海道で竜巻に遭い、母・美奈を亡くしている女性。

甘粕謙人(福士蒼汰):姉が起こした硫化水素自殺の巻き添えで植物状態となるも、円華の父で医師の羽原全太朗(リリー・フランキー)による脳神経再生手術を受けて意識を取り戻した。父親は映画監督の甘粕才生(豊川悦司)。

奥西哲子(志田未来):青江修介の助手。

中岡祐二(玉木宏):麻布北警察署の刑事

甘粕才生(豊川悦司):映画監督で、謙人の父親。

あらすじ(ネタバレなし)

映像プロデューサー水城義郎が、温泉地の屋外で硫化水素のガス中毒により死亡する。中岡祐二刑事は、義郎の妻・千佐都(佐藤江梨子)が夫の死に関与しているのではと考え、捜査していた。

中岡刑事は、泰鵬大の青江修介(櫻井翔)教授に捜査協力を求める。その中で、同じく事件について調べている羽原円華(広瀬すず)という少女に出会う。円華は、将来のことを予期できる不思議な能力を持っているようだった。そんな彼女は、事故について調べている理由を、「友達を助けたい」と明かし、その友達の写真を見せる。

そんな中、新たに硫化水素ガスによる中毒事件が発生する。2人の被害者は映画関係者であり、彼らの共通点から映画監督・甘粕才生(豊川悦司)が浮かび上がり、才生の妻と娘は硫化水素ガス中毒で死亡し、さらに息子・謙人(福士蒼汰)は一時、植物状態となり、手術を受けて意識を取り戻すも、それまでの記憶を失っていたのだという。そして、円華が助けたいという友人は、謙人であると判明する。

円華そして謙人は、常人とはかけ離れたスーパーコンピューター以上の計算能力により、周囲の情報から近い内に起こりうる事象を予測することができるという特殊能力の持ち主だった。円華は、「ラプラスの悪魔」にかけて、その能力を持つ自分を「ラプラスの魔女」と呼んでいた。

謙人は、円華の父・全太朗に手術を受け、特殊能力に目覚めた。円華は竜巻事故で
母親に死なれ、謙人と同じ能力を持ちたいと思い、全太朗に被験者となることを強く願い出て手術を受けたのだった。

特殊能力を持つ円華と謙人。謙人を救いたいという円華の理由。そして、謙人が記憶喪失のふりをしている理由。硫化水素ガス中毒により2人が死亡した理由。

残されたいくつもの謎を、青江教授と中岡刑事は追うのだった…

あらすじ(ネタバレあり・結末まで)

才生は、娘が援助交際しているなど、自分の思い描く理想と大きくかけ離れている家族に嫌気が差し、娘が硫化水素ガスを発生して自殺を図り、その巻き添えで自分を除く、ほかの家族全員が死亡したように見せかけた。

さらには、水城義郎を替え玉として用意し、アリバイ工作を行っていたのだった。ところが、謙人のみは生き残り、植物状態から回復した際に、父親の犯行を知っていたため、身を守るために記憶を失ったふりをしていたのだった。

才生は、自分を「娘の自殺によって、家族を失ってしまった悲劇の主人公」として仕立て上げ、書籍の出版、さらにそれを原作にした映画を制作しようとしていることを知る。謙人は、事件に関わった才生ら水城義郎らに復讐することを決意するのだった。

まず謙人は、義郎の妻・千佐都をそそのかし、硫化水素ガスが高濃度になる場所を計算して義郎を誘導させ、死亡させたのだった。同様の手口で、彼は2人目の被害者を死亡させる。こうした謙人の行動を止めようと、円華は動いていたのだった。

謙人は、才生をかつて映画撮影で使用した廃墟へとおびき出す。そこはダウンバーストが起こり、廃墟が崩れ落ちることを謙人は予測していた。謙人は、才生もろとも死のうとしていたのだった。

だが、円華はダウンバーストの中で謙人が助かるように計算し、廃墟の一部に穴を開けて助けるのだった。映画製作という最後の野望を失った才生は生きる意味を失い、間もなく死亡するのだった。

その後、謙人は行方不明となり、謙人の居場所を青江教授に訊かれた円華は答えず、曖昧にしたまま微笑むのだった。

映画情報

2018年5月4日公開
監督:三池崇史
脚本:八津弘幸
原作:東野圭吾「ラプラスの魔女」

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