登場人物・キャスト
マイク・スティーブンス(アーミー・ハマー):アメリカ海兵隊のスナイパー。北アフリカでの暗殺任務に失敗し、その逃亡中に地雷を踏んでしまう。
トミー・マディソン(トム・カレン) :海兵隊のスポッター(補助者)、暗殺任務でマイクに同行する。
ジェニー(アナベル・ウォーリス):マイクのフィアンセ。
ベルベル人(クリント・ディアー)
バートン司令官(デヴィッド・カーク・トレイラー)
ラジオオペレータ(エドアルド・プルガトリ)
あらすじ(ネタバレなし)
アメリカ海兵隊のスナイパーであるマイク・スティーブンス(アーミー・ハマー)は、スポッター(補助者)のトミー・マディソン(トム・カレン)とともに、北アフリカでテロリストの暗殺任務に就いていた。
マイクは、ターゲットの周囲に息子がいたため、撃つのを躊躇らってしまい、暗殺に失敗してしまう。狙撃銃に反射した光により、2人の位置はテロリストに知られてしまい、攻撃を受ける。
マイクとトミーは砂嵐に遭遇したことで敵が引き返し、救われるのだった。その後、2人は避難できそうな村を発見し、そこに向かおうとする。だが、その周囲には地雷が多く埋まっていた。
トミーはその地雷により足を吹き飛ばされてしまう。マイクもまた、その地雷の上に脚を置いていることに気づくのだった。トミーは苦しみ、現在の状態で妻と子供のもとへと戻りたくないと考え、自らの頭を撃って自殺する。
マイクは、ラジオオペレータ(エドアルド・プルガトリ)を介して上司のバートン司令官(デヴィッド・カーク・トレイラー)に連絡をとる。だが、返答としては「救助まで52時間かかる」とのことだった。過酷な砂漠で、彼はその救助までの間、耐え抜かねばならなかった…
あらすじ(ネタバレあり・結末まで)
マイクのもとに、地雷で片足を吹き飛ばされ、一人娘の命も奪われたベルベル人(クリント・ディアー)がやってくる。そのベルベル人は、マイクがそこにいることを敵兵に情報を売る。
ベルベルは、「地雷から足をどかし、命だけでも助かるように逃げたらどうだ」と勧める。だが、マイクは野犬に囲まれても助かった幸運を持っている、と地雷の上に足を置き続けるのだった。
そんな中、敵兵がやってきて攻撃されるが、マイクは抗戦してやり過ごすことができた。だが、ついに限界を迎えたマイクは、地雷から足をどかす…が、爆発しなかった。
マイクが地雷であると思ったものは、オモチャの兵士とブリキ缶であったのだった。その後、マイクは救助される。マイクは恋人のジェニーに再会し、プロポーズするのだった。
映画情報・トリビア
・監督:ファビオ・レジナーロ、ファビオ・グアリョーネ
・脚本:ファビオ・レジナーロ、ファビオ・グアリョーネ
・製作:ピーター・サフラン
・原題は『Mine』(地雷)である。
・ファビオ・レジナーロ、ファビオ・グアリョーネ両監督の長編デビュー作。
・カナリア諸島のフエルテベントゥラ島で撮影されている。
・主演のアーミー・ハマーは当初、「ただずっとひざをついていればいい。すごく楽な役でいいなと思った」のだが、実際は「60~70時間も日陰のない炎天下にいると、カリカリのベーコンのようになる」と過酷な撮影であったという。
・アーミー・ハマーは、本作で初めてバリカンにより丸刈りになり、その様子がメイキング映像として公開されている。