あらすじ:ネタバレなし部分まで
アメリカで自動車泥棒を行っていたケイシー・ステイン(ニコラス・ホルト)は、ドイツへと渡ってマフィアのボスであるゲラン(ベン・キングズレー)の下で、相も変わらず危険な仕事を続けていた。
そんな中、ケイシーはジュリエット・マルヌ(フェリシティ・ジョーンズ)という女性と出会い、恋に落ちる。真っ当に生きることを決意するケイシーは、スクラップ工場で働きだす。
だが、ジュリエットは思い腎疾患を患っており、透析が必要な体であった。腎移植を行うにも、莫大な治療費が必要だった。そこでケイシーはゲランに相談すると、ゲランは、麻薬王ハーゲン・カール( アンソニー・ホプキンス)の密輸した大量のコカインを積んだトラックを、強奪することを提案する。かつてゲランは、カールの成り上がりを手助けしていたのだが、対等なパートナーになることを求め、拒否されていた。
ケイシーはその提案に乗る。ジュリエットに危険だからと止められるも、置手紙を残してケイシーは深夜、家を出る。
相棒のマティアス(マーワン・ケンザリ)とともに、交通事故を装ってトラックを止め、強奪に成功する。その後、ケイシーとマティアスは別の車両に分かれる。
トラックには監視カメラがついており、カメラに顔が映らないようにしていたのだが、ついに監視者はトラックが強奪されたことに気づく。カールの手下により、別のトラックに横転させられ、ケイシーは意識を失い、捕らえられてしまう。
あらすじ:ネタバレあり・結末まで
カールは、ケイシーの彼女であるジュリエットも危害を加えようとしており、ケイシーは拷問される直前にその場から逃げ出す。ケイシーは車を盗むのだが、その車にはドラッグの売上金が後部座席のところに隠されており、その多額の現金を手入れるのだった。
カールの手下との激しいカーチェイスとなり、その中でケイシーはマティアスとゲランにジュリエットの保護を携帯電話で依頼する。ケイシーはまた、ジュリエットに電話をするのだが、彼女は置手紙をして去ったケイシーに怒りを覚え、電話を切ってしまう。
ガソリンスタンドで激しい銃撃戦の後、ケイシーはカールにドラッグの乗ったトラックとダミーとをすり替えていたことを明かす。本物のトラックのありかを教える代わりに、ジュリエットには手を出すな、と取引を持ち掛けるのだった。
ゲランは、「ジュリエットを保護した」と言うのだが、落ち合う場所に指定された馬小屋に行くと、それは誤って連れてこられてしまった別人だった。
カールの手下から逃げていると、カールは「バーに来い」と要求する。そこでジュリエットと再会し、カールと交渉しようとしたところ、今度はケイシーが通報していたため、警察が店を取り囲んでおり、発煙筒が投げ込まれた後、再び激しい銃撃戦となる。
ジュリエットを連れ出し、地下鉄で逃がすと、自らはその直後に逮捕される。そして、ドラッグを積んだトラックの場所をネタに司法取引を持ち掛けるのだった。結果、カールは逮捕され、ケイシーは釈放された。
ケイシーは、ドラッグの売上金を手に入れており、その現金でジュリエットは手術を受けることができたのだった。