簡単なあらすじ
1) カーラ・ダイソン(ハル・ベリー)は夫と離婚したシングルマザーであり、息子のフランキー(セージ・コレア)を愛していた。そんなある日、弁護士からの電話に出ていたところ、フランキーが女に誘拐されてしまう。
2) カーラはその様子を見かけ、誘拐犯のマーゴを追跡する。マーゴ、そしてその夫テレンスは夫婦で誘拐を行っていた。カーラは、マーゴを車から落下させた後、テレンスを追跡したのだが、途中で見失ってしまう。
3) 再びテレンスを見かけ、カーラは追跡するのだが、テレンスはフランキーと一緒にいなかった。テレンスは車で木に激突して死亡し、免許証から住所を調べてカーラはテレンスの自宅に向かう。
4) カーラは通報した後、テレンスの自宅でフランキーを発見する。そこには、フランキーだけでなくほかの2人の少女がいた。カーラは帰ってきたマーゴを、近くの湖に引きずりこんで殺害する。そして、「隣人」を装っていたもう一人の誘拐犯デルを倒した後、カーラとフランキー、そして2人の少女は警察に救助されるのだった。テレンス、マーゴ、デルは4ヶ国で誘拐を行っていた、国際的な誘拐犯であると判明する。
詳細なあらすじ
カーラ・ダイソン(ハル・ベリー)は、息子のフランキー(セージ・コレア)と暮らしており、2人は仲のいい親子だった。シングルマザーのカーラは、レストランのウェイトレスとして働きながら、フランキーを育てていた。
カーラはフランキーを公園に連れて行くと、弁護士から電話を受ける。元夫は、フランキーの親権を求めていたのだった。カーラは、フランキーに「そこにいて」と言い、別の場所で電話をしようとする。少し目を離したすきに、フランキーは女性に車で連れ去られてしまうのだった。
カーラは車に乗り、誘拐犯の女・マーゴを追跡する。だがその際、カーラは携帯電話を落としてしまい、通報できなくなってしまうのだった。カーラは、誘拐犯の車に近づこうとするのだが、誘拐犯の女は、フランキーの首筋にナイフを当てて近寄らせないようにする。
バイクに乗った警官に、カーラは誘拐のことを伝えようとするのだが、誘拐犯は警官のバイクをクラッシュさせるのだった。
停車し、誘拐犯の男テレンス・ヴィッキーが出てくる。テレンスはナイフをもってカーラに襲い掛かる。カーラは、「お金を払うから、息子を返して」とキャッシュカードを差し出すのだが、テレンスは「1万ドルを用意しろ」と要求する。
テレンスが運転する車を、マーゴがカーラの車を運転して追う。そんな中、マーゴはカーラに襲い掛かる。カーラは戦い、マーゴを車から落とす。カーラは、まだマーゴが運転しているかのようにテレンスに対して見せかけるため、マーゴのジャケットを着るのだった。
だが、テレンスはマーゴがいなくなったことに気づき、「息子を落とすぞ」と脅して、カーラに追跡しないよう言うのだった。カーラは、テレンスの車を見失ってしまう。カーラは、近くの警察署に駆け込み、話をしようとするのだが、「待つように」と言われてしまう。数多くの行方不明の子供たちの写真を見て、カーラはフランキーを自ら探し出そうとする。
カーラは、駐車場で猛スピードで走る車を見かけ、テレンスであると分かる。カーラはテレンスを追跡し、テレンスは木に激突し、死亡する。カーラは、フランキーがどこにいるのかと問い詰めるが、テレンスは事切れるのだった。
テレンスの免許証から住所が判明し、カーラはそこへ向かう。テレンスとマーゴは、夫婦だった。カーラが息を潜めていると、そこにマーゴが誰かと電話で話をしながらやってきた。マーゴは、フランキーを見つけに行くようだった。
カーラは通報し、警察官は7~15分で到着するのだと知らされる。その後、カーラは、納屋でフランキーを発見する。そこには、フランキーのほかに2人の誘拐された少女がいた。
カーラとフランキーは湖まで走る。そこで、マーゴが現れるのだった。フランキーを撃とうとしたマーゴを、カーラはマーゴを湖へと引き込み、刺して溺死させるのだった。
カーラは、残されていた2人の少女のため、納屋へと戻る。そこに、騒ぎを聞きつけた隣人・デルがやってくる。カーラは、「テレンスとマーゴが子供たちを誘拐していた」と話す。だが、デルは「10年以上前から、彼らのことは知ってる。そんな…」と驚く。
だが、カーラは「子供が誘拐された」と言ったのだが、「女の子」とは言っていなかった。にも関わらず、デルは誘拐されたのが少女たちであることを知っていた。そのため、カーラはデルも誘拐犯の一味であると考え、デルの顔にシャベルを振り下ろす。その後、警察官が到着し、カーラと子供たちを救助するのだった。
後に、テレンス・マーゴ・デルたちは国際的な誘拐組織のメンバーであり、4ヶ国で子供を誘拐しており、その誘拐犯たちからカーラが子供を救ったと報じられるのだった。