映画「女神の見えざる手」あらすじ・ネタバレ・結末

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簡単なあらすじ

1) ロビイストのエリザベス・スローン(ジェシカ・チャステイン)は、銃の購入者の前科などをチェックするヒートン・ハリス法案を可決させようとしていた。だが、銃産業の企業などはその法案に反対しており、彼女の前に立ちはだかっていた。

2) エリザベスは、学校での銃乱射騒ぎに巻き込まれそうになった被害者エスメ・マヌチャリアン(ググ・バサ=ロー)を担ぎ出し、有権者にアピールしようとする。だが、エスメを銃撃しようとする人物が現れ、合法的に銃を携帯していた人に救われてしまう。

3) この一件や、さらにはエリザベスの収賄容疑の記事が出て騒動となり、結果、ヒートン・ハリス法案の可決は不可能と考えられた。だが、彼女は自身が追及を受ける聴聞会の場で、銃規制をすべきであり、ヒートン・ハリス法案を可決すべきであると演説する。

4) さらには、自分を追い詰めようとするロン・スパーリング上院議員(ジョン・リスゴー )と銃産業のロビイストとの癒着を明らかにし、形勢を逆転させる。エリザベスは、自らの意思で服役し、彼女は自らのキャリアを犠牲にしながらもヒートン・ハリス法案を可決に導くのだった。

詳細なあらすじ

法律事務所コール・クライツ&ウォーターソンのエリザベス・スローン(ジェシカ・チャステイン)は、政治の世界で誰もが一目を置くロビイストだった。だが、その彼女は、ロン・スパーリング上院議員(ジョン・リスゴー )に贈収賄の罪を犯したかどうか、委員会で聴聞を受け、裁判にもかけられていた。

3ヶ月前、エリザベスは、銃産業のロビイストの代表であるボブ・サンフォード(チャック・シャーマータ)に接触され、銃の購入者の前科などをチェックするヒートン・ハリス法案に反対する「顔」になるよう要請される。だが、エリザベスは同業の法律事務所ピーターソン・ワイアットのロドルフォ・シュミット(マーク・ストロング)代表の求めもあり、法案に賛成するよう働きかける。

銃産業のロビイストは潤沢な資金があり、それに対抗するには、有権者にアピールする必要があった。エリザベスは、ピーターソン・ワイアットに移籍することとなった。エリザベスは討論番組に出演し、「自動車を運転するには、運転免許書が必要だが、それには厳しいチェックを要する。だが、それは人々が車を運転する自由を侵害していない」などと主張し、パット・コナーズ(マイケル・スタールバーグ)と激しい舌戦を繰り広げる。

さらに、エスメ・マヌチャリアン(ググ・バサ=ロー)について触れる。彼女は、銃を持った人物から逃れるため、学校のロッカーに隠れたという過去があった。そのことを本人は隠しておきたかったのだが、生放送の討論番組でそのことを暴露する。

その後、エスメは注目されるようになる。外を歩いていたところ、銃撃されそうになるが、犯人は銃を携帯していた別の民間人によって射殺される。その民間人は、「法案に反対している」と発言し、銃産業ロビー側の「顔」となる。銃産業のロビイストたちは、この一件を利用し、廃案に持ち込もうとする。

コール・クライツ&ウォーターソンでの元上司ジョージ・デュポン(サム・ウォーターストン)は、スパーリング上院議員に、エリザベスの贈収賄の件を調べ、記事にすることを提案する。その記事が出て、彼女は批判の矢面に立たされることとなった。さらには、追従する記事が次々に出されるのだった。投票までの29日の間、彼女は起訴される可能性があった。

ヒートン・ハリス法案は、もはや成立不可能と考えられた。だが、エリザベスはその状況を打開する方法をあきらめず探していた。

議会の聴聞会で、ロン・スパーリング上院議員に質問され、エリザベスは銃規制をすべきであり、ヒートン・ハリス法案を可決すべきであると演説する。エリザべスは、自らのキャリア、生活を犠牲にして法案を可決させようとしているのだった。

さらに、エリザベスは、スパーリング上院議員がジョージから賄賂を受け取り、脅迫されている証拠をつかむ。聴聞会は延期されるが、エリザベスは自らの意思で有罪となり、刑務所に送られることとなった。1年の懲役の後、彼女は釈放される予定であった。

6ヶ月後、エリザベスは収監された刑務所を訪れた弁護士に、ヒートン・ハリス法案が可決されたことを告げられるのだった。一方で、銃は闇市場で売買されており、彼女が法案のためにキャリアを終わらせてしまったことを指摘する。エリザベスは、「これが最後の戦いなの」と言う。

エリザベスが出所後、ジョージとスパーリング上院議員は陰謀を企て、贈収賄の罪で裁かれようとしていた。そして国民は、エリザベスこそがヒートン・ハリス法案を可決するために犠牲となったのだと知っていた。

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