「28週後…」あらすじ・ネタバレ

スポンサーリンク

簡単なあらすじ

1) 血液や唾液を介して感染し、感染者は理性を失って凶暴になる「レイジ・ウィルス」がイギリスを中心に蔓延していた。そんな中、ドナルド・ドン・ハリス(ロバート・カーライル)と、その妻アリス・ハリス(キャサリン・マコーマック)は隠れ住んでいたが、ドンはアリスを見捨てて1人逃げる。

2) ドンは、スペイン旅行中だった子供たちのタミー・ハリス(イモージェン・プーツ)とアンディ・ハリス(マッキントッシュ・マッグルトン)姉弟が帰ってくる。ドンは「お母さんは死んだ」と告げられ、タミーはアンディたちとともに、母の生前の写真を求め、安全区域外である自宅へと戻ってしまう。

3) 自宅には、亡くなったはずの母・アリスがいた。アリスは、ウィルスに感染しつつも、発症していなかった。厳重な監視の中で拘束されるアリスに、ドンは会いに行き、キスをしたことで感染・発症してしまう。安全区域内はパニックとなり、事態収拾ができなかった。軍は鎮静化させるため、生存者・感染者もろとも、殺害しようとする。

4) アンディやタミーたちに、アリス同様の遺伝特性があるのではないかと考えた医務官であるスカーレット・ロス少佐(ローズ・バーン)や、ドイル軍曹は軍の攻撃や感染者から守り、姉弟を脱出させようとする。アンディは父・ドンに襲われるも、感染するが発症しなかった。アンディは感染を隠し、姉弟は無事にヘリで国外へと脱出する。

起:ドンとアリス

血液や唾液を介して感染し、感染者は理性を失って凶暴になる「レイジ・ウィルス」がイギリスを中心に蔓延していた。パンデミックを引き起こしたその疾患から逃れるように、ドナルド・ドン・ハリス(ロバート・カーライル)と、その妻アリス・ハリス(キャサリン・マコーマック)は、老夫婦やわずかばかりの生存者たちと隠れ住んでいた。ドンたちの子供2人は、スペイン旅行に行っていて、難を逃れたのだった。

窓を全て塞ぎ、昼間にも関わらず陽の光が入らない部屋で食事を行っていると、そこに子供の生存者が必死に玄関の扉を叩いていた。ドンは無視しようと言うが、子供ということもあり、アリスは助けようと提案する。ドアを開けて子供に食事を与えると、その子供はレイジ・ウィルスに感染した両親から逃れてきたと語る。

まもなく、一緒に暮らしていた仲間が、わずかな隙間から外を見ていると、感染者たちが窓を破って押し寄せてきた。ドンやアリスは、必死になって逃げるが、アリスは子供を救おうとして、逃げるタイミングを失う。ドンはアリスの救助を諦め、外に逃げ出す。そこで、ドンは、絶望的な表情で感染者に取り囲まれて逃げ場を失ったアリスの姿を見ていた。ドンはその後、ボートでその地を離れる。

承:姉弟の帰国

初の感染者が発見されてから28週後、アメリカ軍が事態を鎮圧し、ようやく安全宣言が出されたロンドンへ、ドンの子供たちであるタミー・ハリス(イモージェン・プーツ)とアンディ・ハリス(マッキントッシュ・マッグルトン)姉弟が帰ってくる。

ドンは、アリスが亡くなったのだと告げ、姉弟は悲しむ。特に弟のアンディは悪夢にうなされ、「お母さんの顔を忘れたらどうしよう…」と姉・タミーに嘆く。タミーたちは翌朝、母の生前の写真を求め、軍の監視を逃れるように、立ち入り禁止区域である自宅へと戻る。

そこで、アンディは死んだと知らされていた母・アリスが、隠れ住んで生存していることを発見する。アリスは力強くアンディを抱きしめ、再会を喜ぶ。すぐさま軍に取り囲まれ、姉弟は保護される。アリスも洗浄・拘束されて厳重な監視の下、検査が行われる。

転:ドンの感染

医務官のスカーレット・ロス少佐(ローズ・バーン)は、アリスがウィルスに感染しているも、発症していないことを確認する。そこで、アリスを殺処分するのではなく、ワクチン研究のために生かしておくべきだと提案する。

一方、アリスが生存していると子供たちに知らされたドンは、インフラの管理人をしていることでフリーパスのIDを持っていることもあり、立ち入り禁止となっているアリスの拘束された部屋に忍び込む。

見捨てたことを謝罪し、ドンはアリスにキスをする。だが、それによって唾液によりドンはレイジ・ウィルスに感染し、アリスを殺害する。ドンは次々に軍人を殺害し、警報が鳴らされ、人々は避難し始める。

人々はパニックに陥り、人の波に飲まれてアンディはタミーやスカーレット少佐たちから離れてしまう。その中で、アンディは父・ドンが感染し、人々を襲う姿を間近に見る。通気口から外へ脱出すると、そこは逃げ惑う生存者と襲いかかる感染者が入り混じり、阿鼻叫喚の様相を呈していた。

事態収拾が困難と判断した軍は、スナイパーに命じて、一人残らず射殺しようとする。だが、命令を受けたドイル軍曹(ジェレミー・レナー)は、子供であるアンディを撃つことができず、彼らを助けようと地上へと降り立つ。

結:姉弟の保護

スカーレット少佐は、母・アリスと同様に、アンディもオッドアイであることから、ウィルスに感染しても発症しない遺伝特性を姉弟が持っているのではないかと考え、彼らを無事に救出させようとしている、とドイル軍曹に告げる。

ドイル軍曹は、スカーレット少佐、タミー、アンディたちを軍の焼夷弾や毒ガスや、感染者から守り、ヘリ操縦士のフリン(ハロルド・ペリノー・Jr)に救出させようとする。だが、彼はエンジンを掛けるためにクルマを押し、ついに発車したクルマに乗ることはできず、軍により焼かれてしまう。

スカーレット少佐は、ヘリにより攻撃される地上を避け、姉弟を連れて地下鉄へと潜る。だが、そこで感染者に襲われ、スカーレット少佐は死亡する。アンディは父・ドンに襲われ、感染してしまう。タミーは父を射殺し、アンディを救う。だが、アンディは感染したものの発症はせず、タミーとともにヘリが待つスタジアムへと向かう。

フリンはタミーとアンディを乗せ、親友・ドイル軍曹に言われたとおり、姉弟を連れて海を渡るのだった。28日後、フランスへも感染が拡大し、感染者が人々を襲っていた。

28週後…<特別編> [ ロバート・カーライル ]

感想(2件)

【関連記事】
前作:「28日後…」あらすじ・ネタバレ

タイトルとURLをコピーしました